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お詫びと捕捉説明

先日の下記の記事について、いくつかの点で説明が不足しておりましたので、こちらで詳細を補足いたします。

*「リツアンは経験者だけを採用して、未経験者や微経験者の育成を放棄しているのか?」という質問に関して。

リツアンでは、経験者だけでなく未経験者や微経験者の採用も行っています。その一環として、リツアン・メンター制度を導入し、これらの人材の育成を推進しています。しかし、この制度には予想を超える数の方からエントリーをいただいたため、多くの方が現在スタンバイ状態にあります。

こちらの方々に向けて、リツアンは「Terakoya tech2.0」の開催や「社内教育プログラム」を無償で開放し、学習の機会を提供し成長をサポートします。この取り組みは、今後メンター制度へエントリーされた方だけでなく、本エントリーされた方で採用を見送った未経験者や微経験者の方々にも同様に開放します。

さらに特例措置として、「キャリアリターン採用」を導入いたします。これにより、エントリー日をプロ契約の起算日とし、エントリーいただいた皆さまの「成長結果」を最大限に評価する体制を整えます。なお、「さよならマージン」は10年間の在籍後、11年目から適用される点は変更ありません。

以上が、先日のブログの趣旨です。言葉足らずで誤解を招いてしまったことを、心よりお詫び申し上げます。今後とも、皆さまの成長を全力でサポートしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

Terakoya tech2.0とは?

Terakoya techとは「どんな人にもIT人材になるチャンスを平等に提供する」という理念のもと、2023年11月に開催された無料のエンジニア養成プログラムです。このプログラムは、外部機関の協力を得て、未経験者や微経験者向けにAWSとFlutterの2つのコースを提供しました。参加した約30名の受講生からは高評価を得ており、この取り組みの意義と効果を実感しました。

今後はこのプログラムを一部内製化し(引き続き外部機関とも連携し)教育の機会を提供します。具体的には、名称を「Terakoya tech 2.0」と変更し、未経験者や微経験者で採用が見送りになった方を対象に無料で学習の機会を提供します。

具体的には、リツアンのベテランエンジニア社員がメンターとして、技術面だけでなく、ソフトスキルや業界の現状、キャリアに関する相談など、包括的なメンタリングを行います。

実は、Terakoya tech2.0はすでに試験的に開始されており、現在はJavaコースが進行中で、近日中にAWSコースが開講予定です。今後の学習プログラムは、エンジニア社員と相談しながら、科目数やコースの種類(初級、中級、応用)を増やしていきます。

リツアン社内教育プログラムとは?

リツアン社内教育プログラムは外部の専門家を招いて開催します。リツアンの周りには優秀な研究者が多数います。その理由は、リツアンの東京オフィスが通称「KOMAD」と呼ばれ、東京大学の研究者や学生が自由に出入りし、そして京都オフィスは通称「BoCS」と呼ばれ、京都大学の研究者や学生が同様に出入りしています。彼ら(彼女ら)はリツアンオフィスの空きスペースを活用して学習や、教授を招いてゼミなどを開催しています。

特に、KOMADの歴史は古く開設して8年がたちます。当時「〇〇を勉強しています!」と語っていた彼らは、現在ではその分野の先端を歩む研究者に成長しています。リツアン社内教育プログラムは、その彼らの協力のもと実施します。

8月後半からスタートするのは東大松尾研究室出身のメンバーを招いた「リツアンAI研修」です。AIに関しては、IT、機械、電気、通信などの分野を問わず、多くのエンジニア社員が関心を持っているため、今回の社内教育プログラムに選びました。このAI研修は一過性のものとせず数年間継続的に実施していきます。他の分野における研修については、エンジニア社員からの意見を聞き、KOMADやBoCSのアカデミアの力を借り、それぞれの分野の専門家を招いて実施していく予定です。(もちろん研修は参加自由の任意研修です)

この社内教育プログラムに、採用を見送りになった未経験者や微経験者の方々もご招待します。研修は参加しやすいオンラインで開催し、「学びの機会」を社内だけに留めるのではなく、多くの方と共有することで、「出入り自由な開かれた会社」という当社のミッションを実現していきます。

キャリアリターン採用とは?

キャリアリターン採用は、経験不足を理由に見送りとなった未経験者や微経験者が、数年後に再応募する際に特例措置で採用する仕組みです。具体的には、プロ契約の起算日を最初のエントリー日とします(「さよならマージン」は変わらず10年の在籍後、11年目から適用されます)。

例えば、2024年1月に初めて応募し、不採用だった方が3年間の経験を積んで2027年1月に再度応募し、採用された場合、通常であればプロ契は入社後3年経過した4年目から適用されますが、この特例では入社直後からプロ契を適用します。初回エントリーから2年後に採用された場合は、入社から1年間は給与還元率68%で働き、2年目からプロ契に移行することになります。

リツアンの給与の魅力はプロ契にあります。入社後3年間の給与還元率は68%(交通費別)ですが、プロ契の還元率はさらに高く80.8%で、20代でも年収750万円以上を目指せます。詳細は、当社のホームページや給与シミュレーションをご参照ください。

リツアンの還元率は、給与のみを基にして計算されています。他のSES企業が還元率に社会保険料の会社負担分やその他の経費を含めることが一般的ですが、リツアンでは還元率が純粋に「給与還元率」として示されています。例えば、単価が100万円の場合、リツアンでは1年目から3年目までは月給として68万円+交通費が支給され、4年目からは月給が約80万円に増額されます。

他社の場合、還元率が70%とされていても、社会保険料やその他経費を差し引くと、実際の給与は60万円以下になりますので、この点には注意が必要です。

キャリアリターン採用を導入することで、これまで未経験者や微経験者の方に対して表面上は「採用を見送り」といいつつも、実際は「不採用で断る」というネガティブな行為が、名実ともに「再会を誓う」という前向きな行為に変わります。採用担当の内勤社員の精神的負担も軽減され、応募者に再挑戦を促すことで、お互いの建設的な関係がつづきます。

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