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わくわく散歩

■わくわくするために散歩する

「この先に何があるのだろう?」
「行ってみよう!」

子供の頃は、こんな気持ちでわくわくしながら
まだ行ったことのない「この先」をのぞいてみるのが好きでした。。
わくわくし、冒険心が刺激されました。

大人になってもその感性を忘れずに、
いまだに、「この先に何があるのだろう?」と見てみたくなります。

そう思うことはないでしょうか?

あるという方は、冒険の楽しさに賛同してくださるでしょう。
ないという方は、ぜひ、この楽しみを趣味にしてください。

散歩がその楽しみを与えてくれます。

私のおすすめの趣味です。
どうぞ、一緒に散歩の楽しみについて考えてみませんか?

目次

1、わくわくする場所へ行ってみる!
1−1 散歩から始めてみる
1−2 気持ちが乗らないときもあっていい
1−3 バスや電車を使う散歩があってもいい
1−4 買い物へ散歩感覚で行ってみる
1−5 地図をみて歩く楽しみ
1−6 いくつかのお気に入りの場所を作ろう
1−7 ぼんやり歩くよりそのエリアの通になるつもりで
1−8 「ちょっと感」を大切にすると、散歩が好きになる
1−9 出来るだけ毎日歩こう
1−10 散歩はとても気持ちいい!だから当然体に良い!

2、歩いて病気になりやすい体質を改善する
2−1 運動器疾患にとって肥満は敵
2−2 「歩くこと」が体質改善の第一歩
2−3 余分な脂肪は歩いて取る!
2−4 歩いて二十分で脂肪が燃え始める
2−5 歩くとなぜ「ストレス解消」になるのか
2−6 三食を規則正しく取ることが体質改善になる
2−7 無理なダイエットに専門家は「だめぜったい!」
2−8 酒好きの人には酷だが、酒は脂肪に変わりやすい
2−9 うまいものをちょっと食べるのが素敵な生き方
2−10 歩く効果は、量より質にある

3、歩けばどんどん元気が湧いてくる
3−1 歩いているうちに、脳が活発に動き出す
3−2 歩くだけで脳が刺激される
3−3 歩くことは自然のリズムに合っている
3−4 有酸素運動の効果は脳がリフレッシュすること
3−5 元気が出る自分流コースを作り出す
3−6 「散歩」を生活に取り入れることで病を遠ざける
3−7 音楽を聴きながら有酸素運動をするのもいい
3−8 仲間と歩くと元気は二倍になる
3−9 焦らず、自然に健康に近づこう

4、散歩で世界が広がっていく
4−1 心の中の概念図を広げていく
4−2 散歩の先にやりたい趣味がいろいろある
4−3 歩いていると脳年齢は衰えない
4−5 寄り道の数だけ好奇心が膨らむ
4−6「歩く」を基本にいろいろな趣味と出会ってきた
4−7 散歩コースに図書館や本屋を入れる
4−8 歩いて養う観察眼がアンテナの感度を高める
4−9 散歩すれば新しい趣味に出会う、趣味が広がる
4−10 散歩から山登りを始めた人もいる
4−11 散歩そのものが趣味の仲間を見つけてくれる

5、がんばらずに歩き続けるヒント
5−1 続けるためにあえて毎日やらない
5−2 一日何歩歩くのが適当か
5−3 パートナーと共に歩いてみよう
5−4 散歩は人間ウォッチングの場でもある
5−5 自分なりの楽しさを見つける
5−6 散歩の記録を残しておくと、長続きする
5−7 雨の日も理由をつけて歩く
5−8 雨でも歩ける場所がある
5−9 犬と歩くと歩くのが楽しくなる
5−10 歩きながら次に歩きたいところを考える
5−11 歩くための道具に凝ってみる
5−12 歩くことは暇つぶしと考えて良い

6、最後に雑談
6−1 原始人に近づけることが実は健康
6−2 歩くだけで脳が刺激される
6−3 歩くことは自然のリズムに合っている
6−4 地図を読む楽しみ
6−5 無酸素運動、有酸素運動のそれぞれのメリット
6−6 カントリーウォークと自転車ライド

■付録 BMI
■自己紹介


1,わくわくする場所へ行ってみる!

1−1 散歩から始めてみる


気分転換にふらっと近所を歩いてみる。

「新しいお店は出来たかな?」

「この路地は入ったことがないな」

なんて考えながら。

または、季節を感じながら歩いてみる。

四季折々の草花を楽しみながら。

草花だけじゃなく、鳥や虫にも関心を寄せて。

仕事や家事、勉強から開放された時間を持つことは大事です。

そんないっときを「散歩」にあててみる。

しばらく散歩していると無心になっている時がある。

気付いたら無心になっている時がある。何にも考えていない時間。

呼吸だけが聞こえる。

また、景色を見ながら、思い出だったり、なんとなしに考えていることにゆだねているときがある。

思うまま、考えるまま。

ほんわかした気持ちとほんわかした時間。

散歩は心地いい。

散歩でいい、散歩がいい。

散歩は難しくない。

「ぷらぷら」歩けば良いのだから。

天気の良い日に、ぷらぷらと歩いてみてはいかがでしょうか。

気持ちが良いですよ。



1−2 気持ちが乗らないときもあっていい

歩き始めて「疲労感」を感じてしまうときがあります。

今日は気持ちが乗らないな、と感じたら無理しないことです。

引き返せばいい。

また気持ちが乗ったときに散歩すればいい。

そんなときは無理をしないで。


1−3 バスや電車を使う散歩があってもいい

気の向くままに散歩していたら「結構遠くまで来てしまったな」という時もある。「ちょっと疲れたな」という時は、バスや電車で帰ってもいい。

そこは臨機応変に、何でもありで、型にはまらないのが散歩です。

自由でいい。

いつも家からスタートしていると、歩ける範囲が限られているからいつも同じコースになりがちですよね、景色も代わり映えがないので飽きてしまうかもしれません。

飽きないように、公共の乗り物で出かけていって、出かけた先で散歩する方法はいかがですか。いつもの生活圏から出ることで、脳が刺激され、ワクワク、ドキドキするんじゃないですか?

また、通勤にバスや電車を利用している場合、途中下車して歩くというのは結構多くの人がやっています。

これはすごくいいやり方で、散歩を習慣化しやすいのでおすすめです!


1−4 買い物へ散歩感覚で行ってみる

狩猟生活の時代、人は一日中フィールドを歩き回って狩りをしていた。食べ物を得るために歩いていました。

現代の日本は便利になり、歩いて1時間かかるようなところへ水をくみに行くこともないですし、畑を作っている人も少ないでしょうから、一昔前に比べたら体を動かすことが減っています。

狩りのように、全力で食べ物を得る必要がなくなった分、生きていく実感も得にくいのではないでしょうか。

苦労して食べ物を得た分、喜びもひとしおだと思います。

そこで、苦労して、時間をかけて、食べ物を得ると言うことも「楽しみ」として考えることが出来るのでないでしょうか?

畑で自分の食べる分は作るというのも「楽しみ」です。しかし、場所の制約などあって簡単には出来ない。そこで提案ですが、苦労して歩いて買い物に行くのはどうでしょう。「狩りに出かける」イメージです。


牛乳1本買いに歩きで行く。


これも立派な散歩になる。

ただしたくさんのものを買い込んでくるのはNGです。

たくさん買いたいときは他の手段がいいですね。自転車やバイク、または車など。

たくさん買い込んで重くなった手提げを片方にさげて帰ってくるのは体が痛くなるのでだめですからね。

もし歩きで行くのならリュックがいいですよ。

リュックならバランスがいいですし、ある程度の重さを背負ってこられます。

ちゃんと体への負担を考えて買うものを少量にするかリュックを背負のがいいですよ。


1−5 地図をみて歩く楽しみ

地図の楽しみは、地図を見ているだけで、そこの景色が想像でき、
まるで旅行しているようになることです。
それには技術を習得する必要があります。
もうそれができるというのであればいいのですが、もしできないのだとしたら、
ちょっと努力して読図を身につけると面白いと思いますよ。

ここではテクニックの説明はしませんが、読図ができるようになるには
まず、現地に行って必ず地図を見ながら歩くようにしてください。
曲がり角一つ一つを確認しながら、
できれば地図を手に持って歩くといいと思います。

そして、家に帰ってきたら、もう一度地図を見て、
今日歩いてきたところをおさらいします。

これを繰り返しているうちに、ファーストステップは
クリアーできます。

まだまだ先はあるのですが、ここまでできれば
地図がかなり楽しくなってくると思います。


1−6 いくつかのお気に入りの場所を作ろう

散歩をする気が起きないとき、まずは、外に出るだけでもいいので、
「小さな一歩」を大事にしましょう。
外に出て、気持ちが乗らなければ、そこで家に帰ってもいいです。
「天気がいいから少し歩いてみようかな」と思えるならまずは5分歩いてみる。

「小さな一歩」「ベビーステップ」で少しずつ、散歩ができるようになったら
お気に入りのコースを持つといいです。
とりあえず、そこに出かけていくことから始めてください。
そこにベンチがあるなら、ベンチに座りに行くだけでもいいですので、
まずはそこへ行ってゆっくりしてください。
そこへ通ううちに、そこが居心地のよい場所に変わってくると思います。

それの繰り返しです。

そこは公園で、お花が咲いているかもしれない、季節の変化に気付くかもしれない、
自分の心も安らぎを感じるかもしれない。

そうやってそこがお気に入りの場所に変わっていくことでしょう。



1−7 ぼんやり歩くよりそのエリアのマスターになるつもりで

私の住んでいる近くに沼のある公園がある。住宅地の中にある自然豊か他公園だ。沢が流れ込み、豊富な水量ときれいな水がいつも保たれている。その沢が流れ込んでいるところはクレソンが繁茂している。こんな町中でクレソンがとれるのか!とびっくりします。

水鳥が集まってきたり、水面から飛び出た枯れ木の上にはイシガメがひなたぼっこをしていたり、桑の木があり、夏には桑の実を食べることが出来ます。

沼の周りをぐるりと散歩コースが整備されており、あずまやもいくつかあって、家からコーヒーを入れてきて、そこでゆっくり飲むには最高の場所です。

それを人に話すと、近所の人でもその存在を知らない人がいました。

また、おすすめした人からは、「こんな近くに自然豊かな沼があるなんてびっくりした」とか「昔は自然に行くのが好きだったのですが、最近は都会的な暮らしになってしまってましたが、昔を思い出すことが出来ました」という声を頂けて、すごくうれしかったです。

そんな経験から、近所を歩いて、おすすめスポットがあると人に話すようにしています。

人の役に立てる喜びと、そのためにおすすめスポットを探そう、と「がぜん」散歩にやる気が出てきます。相乗効果です!

なので、皆さんにもそのエリアの通になるつもりで、穴場的スポットを探しながら散歩することをおすすめしたいです!


1−8 「ちょっと感」を大切にすると、散歩が好きになる

歩いていてちょっとした変化に気付くと楽しくなります。

庭先に咲く花などで季節の移ろいを感じることができる。春にはオオイヌノフグリが咲いたり、ツクシが出てきたり、夏は夏の植物が、秋にはキンモクセイの香りに気付くかもしれない。そうやって、五感で自然を感じることができます。

また、新しいお店ができたり、今まで何度も通っているはずなのに始めて気付いたものなど。その「ちょっと感」が楽しみを与えてくれます。

その「ちょっと感」を大切にすると散歩が好きになるこつです。


1−9 出来るだけ毎日歩こう

継続は力なりです。ハードなメニューをこなすことを目標にせず、とにかく続けてください。
5分でいいので。
日光浴だけでいいですから。
草花を長めに行くだけでいいです。
買い物に歩いて行くだけでいいです。
とにかく、ベビーステップです。

そして、少し歩く習慣が身についたら、続けてください。
せっかく歩き始めたのなら、散歩が趣味になるくらいまで歩き続けられるといいですね。

だからまず5分歩く、そして歩き続ける、とにかく外へ出ましょう。

1−10 散歩はとても気持ちいい!だから当然体に良い!

私は治療で「操体法」を行います。

操体法とは簡単に言ったら体のゆがみをとる方法です。

この理論に「体に気持ちいいことは治癒力を高める」というものがあります。

操体法のやり方はストレッチに似ているところもあるのですが、ストレッチだと堅い方を伸ばすので、つらい方、つらい方と伸ばすと思いますが、操体法は逆で、楽な方、楽な方と伸ばします。実際には楽な方に3秒力を入れて、次に、一気に力を抜く、というのを繰り返すのですが、楽な方に力を入れるというのがポイントです。

これは「体に気持ちいいことは治癒力を高める」というのがベースにあります。


この理論で、体の心地いいと思う声に従っていくことが大事になります。


散歩を心から「気持ちいい」と感じながら歩くことが大事です。


2、歩いて病気になりやすい体質を改善する


2−1 運動器疾患にとって肥満は敵

20年間整骨院に勤務してきて、たくさんの運動器疾患をみてきました。私のちょっと肥満気味の母親も膝を悪くしてアドバイスをしてきた経験から、運動器疾患に対しての治療は、筋トレ、ストレッチ、有酸素運動がベストだという考えにたどり着きました。これしかないし、これにつきます。

考えてみたら当然の話ですが、体重が重い方が関節にかける負担は増します。また、筋肉で重いよりも脂肪で重い方が、おもりをぶら下げて歩いているようなもので、負担がかかります。

なので、運動器疾患にとっては肥満は敵です。

筋肉をつけながら脂肪を落とすことが運動器疾患を改善する近道でしょう。


2−2 「歩くこと」が体質改善の第一歩

メタボリックシンドロームは脳血管疾患や心疾患、糖尿病の原因にもなりかねないので、体重は適正が良い。その適正体重を保つためにも、有酸素運動がおすすめです。

参考に巻末に適正体重の計算方法を乗せる。実際に計算してみてはいかがだろうか。

さて、「歩く」効果についてですが、

1,セロトニンなどのホルモン分泌を促し、脳が活性化される

2,セロトニンの効果で、うつ状態にも効果がある

3,余分な脂肪を燃やせる

4,適正体重にもっていける

5,老化は足腰から弱ってきますが、「歩き」は足腰を鍛えられるので、老化予防になる

など、たくさんありますので、このあとご紹介していきます。

2−3 余分な脂肪は歩いて取る!

内蔵についた余分な脂肪は運動で取るのがおすすめです。内臓脂肪とは腸の周りについてしまう脂肪のことです(腸間膜というところ)。おなかをつまめるのは皮下脂肪で、内臓脂肪とは異なります。まずいのは内臓脂肪の方です。

内臓脂肪は皮下脂肪に比べると溜まりやすく減らしやすいという特徴があrます。

ではどれくらい歩けば良いのか?

1日8000歩や1万歩と言われていますが、もし1万歩歩いたらどれくらいのカロリーを消費するかというと、だいたい300〜400kclaを消費します。

1日の消費カロリーはこれくらいが良いだろうと言われています。

しかし、これがなかなか難しい。

なので「気軽に続ける」という気持ちで歩くのが良いと思います。


2−4 歩いて二十分で脂肪が燃え始める

脂肪は体内に蓄積される前に、血中脂肪として体内を流れている。運動をするとまずこの血中脂肪が燃焼し、消費されます。

体に蓄積されている内蔵脂肪が燃焼を始めるのはこの後です。

さらに皮下脂肪が燃焼し始めるのが1時間を経過してからと言われています。

一時間以上歩けるようになるには、ベテランに域まで達しないと難しいですから、ダイエット目的のウォーキングなら、「食べた分を少し消費できればいいや」とか、「今日は少し歩いたからいつもよりも少しだけ食べられるぞ」と言うくらいに思っていた方がいいです。

散歩程度で消費できる脂肪は、血液の中の中性脂肪を少し消費して「内臓に脂肪がつくことを少しだけ防げる」位に考えておいた方がいいですよ。


2−5 歩くとなぜ「ストレス解消」になるのか

1,有酸素運動をすることでドーパミンやノルアドレナリンという神経伝達物質がでます。それらは体に必要な神経伝達物質です。認知症予防にも効果があると言われています。

2,「うつ病に運動が効果がある」という論文が出てきています。

まず、運動をしている人は「うつ病になりにくい」というのがあります。次に、「うつ病に運動が効果がある」ともの。さらに、運動は「うつ病の再発防止になる」というものです。

つまり、予防・治療・再発防止の効果が期待できます。

こんなすごい効果があるなら、もっとみんなに散歩が広まるといいです。

しかし、うつ病の治療として運動療法が位置づけられるようになったのはごく最近だそうです。まだまだ知られていないのは当然。これからどんどん広がっていくという、まだスタート段階です。


早速、私たちは生活に取り入れていこうではありませんか。

うつ病の予防・治療・再発防止の効果が期待できる「運動」を。


2−6 三食を規則正しく取ることが体質改善になる

基礎代謝とは、生命を維持するのに必要なエネルギーです。呼吸や臓器や脳を使うのにエネルギーが必要です。ただ寝ているだけでもエネルギーは必要です。それが基礎代謝と思っていただいていいです。

実は内臓を動かすエネルギー量ってかなり多くて、1時間歩いてもせいぜい300kcal位しか消費しないですけど、消化吸収に使うエネルギー量はそれを遙かに超えますでの、「こまめに食べる」と言うことが実はダイエットに一番いいのではないかと思えるほどです。

次に、三食きちんと食べることで、急な血糖値の上昇も防げます。例えば朝食を抜いてしまえば、空腹が長時間続くことになり、お昼頃にはおなかがすいていて、つい食べ過ぎてしまうと言うことが起きます。そこで急な血糖値の上昇を招き、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが大量に放出され、今度は急激な血糖値低下が起きます。このときに、空腹時よりも血糖値が一時的に下がってしまう「疑似空腹感」みたいなものが起きます。この「疑似空腹感」が「もうちょっと食べたい」という感覚を起こさせ、つい食べ過ぎてしまうと言うことが起こってしまいます。

空腹だったから早食いでガツガツ食べてしまうということも起こるかもしれませんし、この疑似空腹感で食べてしまうことも起こるかもしれません。

それを三食きちんと食べることで防ぐことができます。

また、一気に食べることによるインスリンの大量放出は、膵臓にも負担をかけるのでおすすめできませんね。ですので「膵臓に負担をかけない」ためにも時間、時間で食べることが大事になります。

三食きちんと食べることで内臓を働かせることになり、代謝量も必然的に上がりさらに急な血糖値の上昇も防ぎながら、規則正しい生活習慣と体質改善を期待できる。

三食をきちんと食べることで太りにくいやせやすい体質になりますので、実践してみたください。


2−7 無理なダイエットに専門家は「だめぜったい!」

これを食べればやせる、というような魔法の食べ物はありません。健康食品というのも私はないと思っています。バランスよくいろいろなものを食べるのがいいし、食材の生命力を、それから、命をいただいていると思って私は食べています。それが健康に良いです。

食事を抜いたり、制限したりすると一時的に体重は落ちるかもしれません。ただ、この中には筋肉の減少も含まれています。

食事を抜いたり制限したりすることは、体を動かすエネルギー源をたつことでもあります。

エネルギーになる脂肪も減りますが、同時に筋肉もそぎ落とされてしまいます。筋肉は体の中でも多くのエネルギーを消費するので、「省エネ」のためにそぎ落とされてしまいます。

しかも一度落ちた筋肉は、例え食事制限をやめても元に戻りません。

少ない栄養を脂肪として蓄えることが優先されるために、かえって脂肪が溜まり安い体質になってしまいます。太りやすい体質を作ってしまいます。これは大変なことです。

筋肉を落とさずに、脂肪を少しずつ落とす、無理せずゆっくりとしたダイエット計画でやっていきましょう。


2−8 酒好きの人には酷ですが、酒は脂肪に変わりやすい

お酒は脂肪に変わりやすいと言うことを覚えておいた方が良いです。

なので、体質改善を目的にするのなら、「お酒は控えめに」した方が良いでしょう。

しかし、「酒は百薬の長」とも言うので、飲むなら適量をおすすめします。

目標にしたい体重や腹囲、BMIがあれば、その目標に向かっての進捗度で、お酒を減らしたり増やしたりしてみてはいかがでしょうか?

目標へのペースが遅いようでしたら、お酒の量を減らすといった具合に、お酒は脂肪に変わりやすいのだから、まずはここから手をつけることも有効です。


2−9 うまいものをちょっと食べるのが素敵な生き方

歳と共に基礎代謝は低下する。基礎代謝とは体温を維持したり血液を循環させたりする、生きていくために必要な最小のエネルギー代謝のことです。

歳と共に体は省エネになり持久力は向上する。筋力は低下するが、持久力は向上します。

省エネになるから食べる量も若いときほど食べなくてもよくなります。

だから気をつけなければ食べ過ぎて脂肪として蓄えてしまいます。

若いときは質より量でしたが、だんだんと、食べられなくなるし、食べなくてもいい体に変化するので、うまいものをちょっと食べればいい、となります。

蓄えないようにするためにも、食べる量をコントロールしなければなりません。思いつきで「食べたいだけ食べる」ではどんどん太ってしまいます。

だから、一日に食べられる量をしっかり把握して、必要なものだけ、食べたいものだけを計算して食べるようにしたいですね。

うまいものをちょっとだけ食べるのが素敵な生き方ではないでしょうか。


2−10 歩く効果は、量より質にある

インターバルトレーニングとかスローピングのようにトレーニングメニューにもこだわるのはいかがでしょうか。

インターバルトレーニングは、1回のウォーキングの中で心拍数を上げたり下げたりすることで、心肺機能向上のトレーニング効果が高いトレーニングです。

例えば、いつもよりも速いペースで歩く「速歩」を3分、とゆっくり歩いて心拍数を落ち着けるペースを3分、それを5セット、という具合に速く歩いたりゆっくり歩いたりを交互に繰り返します。

これをインターバルトレーニングと言います。

これは自転車、水泳、マラソンといったすべての有酸素運動に適応できます。

また、変化をつける意味で、途中で負荷を上げたり下げたりすることもいいです。散歩コースに歩道橋を入れたり、スロープ(坂)を入れたりすることで、変化をつけられます。

平坦を一定に歩くより、筋肉に入る刺激に変化が出るので、それが有効です。

血中の脂肪燃焼が目的なら燃焼が始まる20分以上、皮下脂肪なら1時間以上歩くことが必要です。

持久力ならゆっくりと長時間といった具合に(これをLSDといいます)、目的別に変えていきます。

脂肪燃焼が目的、持久力向上が目的、早く歩けるようになることが目的など目的によってメニューはいろいろあるので、目的に合ったペース、ルートの選択が必要です。


 3,歩けばどんどん元気が湧いてくる

3−1 歩いているうちに、脳が活発に動き出す

私は「人生の楽園」というテレビ番組が好きでよく見ていた。畑をやったり、田舎暮らしをしたりと第二の人生を楽しんでいる方達が紹介される番組です。

忙しく働いているうちは、暇が出来たら畑をやろう日曜大工をやろうなどと考えるが、いざ休みが出来ても、だらだら過ごしてしまいがちです。定年を迎えた方も、定年前は、「定年したらあれをやろうこれをやろうと考えていたが、いざ仕事を辞めてみると、それらはどうでも良いことに思えてきた」とおっしゃっていた方もいます。

忙しいときは、あれがやりたい、これがやりたいと考えるし、忙しい時の方が時間を有効に使えるものだ。実際休みになるとだらだらと過ごしてしまうものです。

時間は有効に使いたいものだが、「さて、何をやった来意の可わからない」という方にはとにかく歩くことをおすすめする。歩いているうちにやりたいことも浮かぶし、やる気も出てくる。脳が活性化されるからだ。

脳が活性化されればひらめきも起こる。

また、歩くと元気が出てくる。脳内物質が出るからだ。それに全身に酸素が行き届くので、脳が活性化します。

プラス発想ができている時なら、前向きな将来が考えられる。そんな時は「人生の楽園」についてもいいアイディアが浮かぶかもしれません。


3−2 歩くだけで脳が刺激される

歩くだけで景色が目に入ってきたり、風を感じたり、土の臭いがしたり、鳥のさえずりが聞こえてきて、足の裏からは凹凸などが伝わってきます。

外部から刺激が入ってくれば体や脳は反応します。

そして体と脳は活性化します。

ちょっと公園によって土の上を歩こうとか水辺に行ってせせらぎを聞いたり、水面のきらきらとした光の反射だったり、鳥や魚などの生き物に出会ったり、そうしているうちにすがすがしい気分になります。

スポーツ競技のように人と競って負けることもないので、いつでも「今日も歩いた」という充足感に満ちています。

これは「快感」だが、人間は「快感」を覚えている。あしたもこの「快感」を求めて、また歩こうと思うようになります。

だから毎日歩きたくなるし、脳が「快感」を覚えていてどうすれば気持ちいいのかを見つけようとします。

これが好奇心です。好奇心は脳をすがすがしくする大きな要素になります。

「今日は日差しが強いから日差しを避けて木陰を求めて緑の中を歩いてみよう」と自然に快適なコース選択をします。

散歩のルールは自由です。その時の気分でコースを選択すると良いです。

足の向くまま気の向くまま、行き当たりばったりの散歩。

ふらふらと好奇心のおもむくままに歩くのも良いと思いますよ。


3−3 歩くことは自然のリズムに合っている

歩みが遅ければ遅いほど、いろいろなものが見えてきます。

同じ道でも車や自転車で「サーッと」通り過ぎてしまうのと、ゆっくり歩いて景色を楽しみながら行くのとでは、見えるものが違うし、花が咲いていれば立ち止まってみることやしゃがんで見ることができます。

子供の時はアリの行列を飽きずにずっと見てられた。それだけじゃない。いろいろなものに興味を持って、自然のリズムで生きていたと思います。

大人になるに従って自転車に乗るようになり、バイクになり、やがて自動車に乗るようになり、道ばたに咲く花に気付くことも少なくなってしまいました。

仕事が忙しくなり、自然のリズムから仕事のリズムになって、何となく生活が味気なくなってしまいました。

それを、歩くことでゆっくりのペースになって、自然のリズムに近づく気がする。もしかしたら自然の方が私に近づいてきてくれるのかもしれません。

自然のリズムで暮らしたり、生きるととても気持ちがいいです。

散歩はそんな幸せを私たちに与えてくれます。


3−4 有酸素運動の効果は脳がリフレッシュすること

一つ大事なコツがあります。それは楽しみながら歩くことです。楽しい気持ちでやらないと脳内物質が出ません。

有酸素運動をすることで、ノルアドレナリン、セロトニンなどの分泌が促進されます。セロトニンは幸せ物質でもありますので、脳がリフレッシュします。

また、エンドロフィンという脳内麻薬も出てきますので、「ランナーズハイ」ならぬ「ウォーカーズハイ」になれ、脳がリフレッシュします。


有酸素運動をした後は、睡眠と同じような効果で、集中力も回復します。

疲れたときなどは、軽く有酸素運動することで、逆に体の疲れがとれますよ。


3−5 元気が出る自分流コースを作り出す

時には何となく気が乗らないから、休んでしまおうかなどと思うときもある。本当はこんな時こそ、歩いたほうがいいです。

なんとなく気分が乗らないときのために、いくつかコースがあるといい。あまり長すぎず、15分くらいのコースがいいです。

15分くらい歩いてみると、だんだんエンジンがかかってきて、30分くらい歩けるかもしれません。

15分歩いてみて、「やっぱりだめだった」と感じたら、その日はやめればいいと思います。

やめるのも自由です。自由が散歩のいいところです。


3−6 「散歩」を生活に取り入れることで病を遠ざける

「健康は営みの中にある」

健康は上記のように定義することもできます。

どうやったら健康になれるかな?と考えながら日常生活を送ることそのものが「健康」と言えるかもしれませんよ。

散歩を生活に取り入れることが「健康」かもしれません。


3−7 音楽を聴きながら有酸素運動をするのもいい

多くのスポーツ選手はサプリメントをとります。それは競技パフォーマンスにプラスになるからです。また、試合前に音楽を聴いて集中力を高める選手も多いですよね。もしかしたら、音楽もまた、サプリメントなのかもしれないなと思ったりします。

気持ちを切り替えるには、音楽が最適かもしれません。

条件反射で「この音楽を聴くとこんな気持ちになる」という具合に。


ちなみに私は、登山で森の中を歩いているときに、大好きなクラシックのピアノ曲が流れていたりします。


3−8 仲間と歩くと元気は二倍になる

山登りは危険が伴うのでソロでの山行はおすすめしません。特にクライミング、沢登り、冬山のソロは、リスクが高いのでやめた方がいいでしょう。

しかし、山登り以外ならソロは気楽でいい。だからついつい一人で散歩へ出かけてしまいますが、たまには友達を誘ってみてはどうでしょう。

友達と車で出かけて自然の中を歩くのもよし、観光地を歩くのもよし、そしていっぱい歩いたあとは温泉に入ってくるのはどうでしょう。それだけで充実した一日が送れます。ちょっとした小旅行ですね。

また、ウォーキングのサークルなどに入るのもおすすめである。休みのたびに「次はどこへ行こうか」となる。休みの数日前まで予定が入っていなくとも、休みの直前には声がかかる。予定を入れずにゆっくりしようなんて考えていたのに、数日前に声がかかってまた予定を入れてしまった、なんてことはよく起こる。うれしい悲鳴ですね。

出不精の人でも仲間がいれば誘ってもらえるし、仲間から元気をもらえることがよくあるので、サークルに入ることはおすすめです。

きれいな景色も共有する人がいれば2倍の喜びです。ぜひ、散歩仲間を見つけて、感動を共有してみてはいかがでしょうか。


3−9 焦らず、自然に健康に近づこう

健康を目指そうとする生活の中に「健康」があります。

健康体というものがあるわけではなく、睡眠、運動、栄養に気をつける生活をしていることそのものが「健康」です。

調子の悪いときもありますが、それも「健康」です。

健康か病気かの二元論でなく、健康と病気の間にもいろいろな状態があります。それも含めて健康です。

日々、丁寧に暮らしていくことが健康です。


4、散歩で世界が広がっていく

4−1 心の中の概念図を広げていく

いつも生活している場所でも、意外と行ったことのないところがたくさんあります。それも風景との出会いです。「あ、こんなところもあったんだ」という出会いが、心に元気を与えてくれます。

心の中の概念図が広がります。

それにより、所有しなくても心が満たされるようになります。なぜなら、桜の咲く季節にはあそこに行けばいい、ツツジなら何月にあそこに行けばいい、といった具合に、自分が庭を所有していなくても、心が豊かになります。

私は家も庭も所有していませんが、心の中にお気に入りの場所があるので、「その季節にそこに行けばいい」と思えば、別に所有する必要がなくなります。

それはとても豊かなことと思っています。


4−2 散歩の先にやりたい趣味がいろいろある

楽しみは渾然一体となっています。歩くのが好きで歩いているうちに他の興味が湧くこともあります。

また、自転車も好きだしウォーキングも好きだし、ランニングも、登山も・・・と種目は違いますが、似たような有酸素運動が好きだったりもします。

他には、カレーが好きで、ウォーキングコースの目的地としてカレー屋を巡るのもいいと思います。

一つの楽しみもいいですが、いろいろやっていき、それらがつながることで、豊かさが生まれることもあります。


これから楽しみを見つけたいという方は、まずは「歩くこと」を第一に考えるといいと思います。

なぜなら、健康じゃなければ「楽しみ」もないからです。

健康じゃなければ「楽しい」気持ちに持って行くのが難しいです。

その健康の基礎を作ってくれるのが「歩く」ことなので、とにかく歩きながら楽しみを見つけていけばいいと思います。

つまり「散歩の先に趣味がいろいろある」ということです。


4−3 歩いていると脳年齢は衰えない

悲しいですが老化は必ずやってきます。

しかし、素直にそれを受け入れるには、かなり抵抗がありますよね。

私もそうです。

私は40歳になって専門学校へ通い、20代の子達と一緒に勉強し、テストを受けました。もちろん暗記の勉強もかなりしました。

自分の20代と比べても、字を読むスピードも落ちたし、反射的に問題を解くスピードも落ちましたが、20代の子と比べて成績が劣っていたかというとそうでもありませんでした。

一所懸命勉強したからというのもあります。

実感ですが、意味付けの難しい、単純な暗記力は落ちてきますが、ストーリー性のあるものなら人生経験が豊富なだけ、若い子よりも覚えがいいと思います。

自分の体験などに結びつけて覚えるやり方です。

医療ケイの学校に出たので、神経やホルモンについても勉強しました。

そこで脳についても学習したのですが、

刺激さえ与え続ければ脳は何歳になっても老化することがない。刺激を与え続ければ、何歳でも成長を続けらる、ということも学びました。

つまり脳年齢の若さや衰えは、年齢とは関係がありません。使わなければ衰えるというだけの話です。


4−4 些細なことでも遊び心が揺さぶられる

好奇心を持ち続けることって結構難しいが、逆に考えて、好奇心を失ってしまったら、抜け殻のような人になると思わないですか?

私はそうなりたくないので、出来れば、子供のような好奇心を持ち続けたいと思います。

子供の頃は分からないことばかりでした。だから飽きずに注意深く観察することが出来ました。大人になるともう何でも分かったような気になって、「観察する」という面白いことを忘れてしまう。もったいないことだ。

知識として知っていることと実際体験することは違う。

寒さ、暑さを実際に体験する。それはもう臨場感が違う。

ふと浮かんだ好奇心を大切に育ててみる。それが遊び心というものだろう。


4−5 寄り道の数だけ好奇心が膨らむ

「寄り道・道草 仙台 まち歩き」西大立目 祥子さん(河北新報出版センター)

これは知っている方の本なのですが、本を開くとそこには昭和の風景が広がっています。ここに紹介されている堀や道、古い町並みを訪ねてみたくなります。

このような本を片手に町を歩いてみるのもおすすめです。

4−6「歩く」を基本にいろいろな趣味と出会ってきた

「地図を読むのが趣味」というとなんか変だなと思うかもしれません。

まずひとつに、地図は見るものじゃないの?と思うかもしれません。

しかし、地図は読めるようになります。

どういうことかというと、私がよく見る地図は「地形図」です。10m間隔とか20m間隔で等高線が引いてあって、ようは、輪切りのスライスになっています。それを見ると高いとか低いがわかって立体に見えてきます。

例えば山登りで、凹凸がわかれば、頂上まではどれくらいの時間がかかって、何回上ったり下ったりを繰り返せばいいのかまで分かるようにになります。

まだ経験が浅いうちは地図で予測した時間と実際に歩いてみてかかった時間が違うと言うこともありますが、トライアンドエラーで何度も地図を読んでは実際に歩いて、ということを繰り返しているうちに、だんだん、予測した時間と実際に歩く時間が一致するようになるし、想像していた景色と実際の景色が一致するようになってきます。これは経験です。

これが地図を読むと言うことです。


家で地図を見ながら、「今度ここへ行ってみようか」「今度あそこへ行ってみようか」と想いを膨らませ、休みの日に実際にそこへ行ってみる。

これを繰り返すことが大事です。

やがて、地図を見ているだけで、その場所の景色をイメージできるようになり、紙の上での旅行、つまり、紙上旅行ができるようになればしめたものです。

地図を読む楽しみを手に入れたことになります!

4−7 散歩コースに図書館や本屋を入れる

私は読書が趣味です。学生の頃は電車で2時間も3時間も学校まで通っていたので、その間に本を読んでいたら、読書習慣が身につきました。

私はバックパッキングという旅のスタイルが好きでした。若い頃はテントを担いで「歩き旅」に出かけました。旅には必ず本を持って行きます。電車やバスの待ち時間に、雨で停滞を強いられたテントの中で、などなど、旅でよく本を読みます。

不思議と日常ではなかなか読まない詩集なども旅では集中して読めたりします。


日常的によく図書館も利用します。

そこで、図書館や本屋を目的に歩くのもおすすめです。

買うまでもないものは読んで済ますことができます。

何回も図書館や本屋に通っているうちに楽しみや興味の幅も広がるかもしれません。

図書館や本屋には様々な本が置いてありますが、中でも「これはなかなか自分ではかって読まないな」というものもあります。

私の場合は、「盆栽」「畑」「農業」などの本がそれですが、でも、読んでみると実は面白いものがたくさんありました。

「こんな世界があるんだ」というのが率直な感想でした。

それで盆栽を始めた、というわけではありませんが、お金をかけずに疑似体験はできました。

こんな出会いもありますので、ぜひ、皆さんも散歩コースに図書館、本屋を入れてみてください。


本から得られるものは計り知れないと思いますよ。



4−8 歩いて養う観察眼がアンテナの感度を高める

日常的に見慣れているものには興味が薄くなりがちです。それは慣れだったりするのですが、それはそれで生きていく上で必要なことなのでしょうが、周りに興味を失っていくことで、抜け殻のようにもなりかねません。年を重ねても子供の頃のような好奇心を持ち続けたいものです。

私の知り合いの小学生の理科の教師からこんなクイズを出されたことがあります。


「あり」の顔を描いてください。


ポイントは触覚の場所なのですが、ありに触覚があるのはご存じと思いますが、これが目の上にあるのか下にあるのかというのがポイントです。


答えは目の下に触覚が付いているのですが、ありはそこら中にいるのによく観察していないということが言いたいのだと思います。ちなみに私は正解を答えられませんでした。

子供達に「身近にあるものでも意外と見ているようで見ていないから、きちんと観察しましょう」というものだと思います。

子供の頃に戻って、見慣れているもの、身近なものでもよく観察したいですね。


4−9 散歩すれば新しい趣味に出会う、趣味が広がる

図書館の話に通じますが、散歩コースに図書館や本屋を入れることで、普段読まないようなジャンルの本に出会うことができます。

歩いてそこへ通っているうちに、新たな分野に興味を持つこともあると思います。

例えば、自転車に興味を持ったとしたら、自転車屋を散歩コースの目的にしてみるとか、新しい趣味も広がっていくと思います。


4−10 散歩から山登りを始めた人もいる

学生の頃、バスに乗って適当なところで降りて家まで歩いて帰るという遊びをしていた。当時私が住んでいたところは200円払えば結構なところまでいける定額料金制だった。1時間くらい乗ったところで降りて、家まで帰ると1日遊べました。それがお金のなかった学生の時にあみだした遊びです。

その後、地方に移り住み、そこは山が近くにあり山登りにはうってつけの場所でした。ジョギングだけでは物足りなくなって、山登りも始めて、地図読みを覚え、山の道具を買いそろえるなどして、山登りに傾倒していきました。

山登りをするにはそれなりに準備が必要だし、数日前から準備しなければならないなど、例えば「テニスをやる」と比べると山登りは気軽さに欠けます。

その点ではハードルが高いですが、挑戦しがいがある趣味です。

一生の趣味にするにも不足がありません。

それだけ山には魅力があります。

私が山登りを勧めて始めた人は少ないですが、人から話を聞いて「じゃあやろう」と行動する人は少ないのが普通です。例えば私だって、サーフィンの話を聞いてすぐにやるかと問われれば答えは「NO」です。

しかし、山には一生をかけるだけの魅力がありますよ、とだけは言っておきたいと思います。


4−11 散歩そのものが趣味の仲間を見つけてくれる

山登りを始めて、山の会に入って、山の仲間を得ました。

そして、山登りやクライミングのレベルが上がったら、「セッション」もすぐに出来るようになりました。こういう時に「セッション」という言葉を使うかどうか知りませんが、初めての人といきなり山へ行ってもそれなりに山行をこなせるようになりました。これは自分のレベルが上がり、自分と同程度のグレードの人となら、大体こうなるだろうと想像がつくようになったことで、初めての人ともすぐに山行に行けるようになったからです。

得意なものがひとつあると、それを共通項に、すぐにお友達になれます。


5、がんばらずに歩き続けるヒント

5−1 続けるためにあえて毎日やらない

ほぼ日刊イトイ新聞というのがある。なんと、1998年6月6日以来毎日やすまず発行しているそうです。

私はこのネーミングが優れていると思います。

ほぼ日刊、というのが続けるコツだと思います。

絶対に毎日発行すると決めてしまうと義務感になってしまい、これがストレスになってしまい、一日でも休んでしまったら、もういいか、となってしまいかねません。しかし、「ほぼ」というのが気持ちに余裕を与えてくれます。

散歩もこの考え方で「ほぼ毎日」という気持ちで続けてもらいたいと思います。


5−2 一日何歩歩くのが適当か

これは「歩く目的が何か」「現在の体力レベルはどれくらいなのか」によります。

全く運動したことない方が一万歩を目標にしたら多すぎるし、競技レベルなら1万歩でも少ないと思います。

現代人は運動が足りない。便利になり、体を使って仕事や生活することが少なくなり、一日に歩く歩数も現代ほど便利になる前に比べ少なくなりました。

だから、基本的には意識して多く歩くようにしなければ健康に必要な歩数は確保できません。

ちなみに、原始時代の人は、獲物を追って一日20キロ歩いたそうですが、この原始人と現代人で体が変わったかというとそれほど変わっていないと思います。

だから、この原始人の暮らし方に近づけることが実は健康的な生活だという話もありますので、一つの参考にしてください。

とは言っても、現代人が一日20キロ歩けって言うのも無理があると思いますので、そこは、“なるべく多く歩く” ということが大事になると思います。


5−3 パートナーと共に歩いてみよう

ウォーキングが好きでもないパートナーでは一緒に歩くように到るまでが
長い道のりになりそうですが、ちょっと気楽に「散歩でも行こうか」と
声をかけてみたらいかがでしょうか?

うちの場合は、もともと一緒に山登りをしていましたが、最近、一緒にロードバイクに
乗るようになり、今では妻は、片道10キロを自転車で通うまでになりました。
夏には、峠道を一緒に「ヒルクライム」に出かけてきました。

これは、まず、自転車をプレゼントしたことに始まります。
これが功を奏しました。
これまでも自転車には乗っていましたが、ママチャリでした。
ママチャリは、重く、スピードも出ず、長距離は疲れ、だから自転車に乗らないという風に
なってしまっていましたが、ロードバイクは全く違ったようです。
あれだけ自転車に乗らずに、車にばかり乗っていた妻が、ロードバイクなら乗るようになったのです。
坂道も大丈夫なようです。

だから、一つの提案ですが、ウォーキングなら、靴やウエアなどをプレゼントしたらどうでしょうか?
最近はおしゃれでかわいいものがたくさん出ていますので、気に入った道具をプレゼントされたら
散歩に行きたくなると思います。

この作戦はとてもいいと思いますよ!

「散歩」が共通の趣味になり、それが発展して「トレッキング」へ行くようになるかもしれません。

日本には至る所にトレッキングのコースがありますから、日本中「歩く旅」が出来ます。

車でただ観光地を巡る旅も良いのですが、出来れば、車を停めて、観光地やトレッキングコースを歩いてみてはいかがだろう。車にウォーキングシューズやトレッキングシューズを常備しておけば便利です。

パートナーと一緒に歩くことで信頼関係も深まりますし、思い出も増えます。

また、帰ってきて思い出話を話し合えば、二度楽しめておすすめです。

共通の話題として「散歩」や「トレッキング」はいかがでしょうか。

5−4 散歩は人間ウォッチングの場でもある

一日中家にこもりっきりで、人の気配を感じないで生活していると気が変になりませんか?

テレビや映画を観たりを楽しんだり、家で一日中楽しく過ごすことは可能ですが、それだと私は飽きてしまいます。

そんなときは私は、ちょっと散歩に出て、人間ウォッチングをします。いろいろな人を眺めているだけで飽きません。

人に接した気分と社会と接した気分になります。

人間ウォッチングで心に刺激と栄養を与えましょう。


5−5 自分なりの楽しさを見つける

私は、薬草茶を作ることがあります。例えば、ドクダミ茶やスギナ茶。

それから、雑草も食べます。

例えば、オオバコ。タンポポ。

オオバコは癖もないですし、若葉なら味噌汁に入れてもいい。


いつの時期に、どこへ行けば、何がとれるということを把握しているいます。


有川浩さんの植物図鑑という作品をご存じないだろうか?

河原で雑草を取ってきて、調理して食べる話なのだが、とてもおいしそうなのが出来上がる。雑草なのに食べたくなってしまう。

私も雑草を食べるので「すごくわかる!」って感じですが、皆さんもぜひ薬草茶や雑草を食してみてはいかがだろうか。


雑草とまでは行かなくても、いつの季節に、どこへ行けば、何の花が咲いているといったことなら興味も湧くかもしれませんね。

そうやって、野の花マップを頭の中で作っても面白いと思います。

実際に地図にしてみてもいいかもしれません。

自分独自の地図作りは、とても面白いかもしれませんよ。

ぜひやってみて、私に教えてください。よろしくお願いします。


5−6 散歩の記録を残しておくと、長続きする

野の花マップの次は、散歩日記もいいかもしれません。

私は山に行ったら山行記録をつけます。

コースタイムや概念図、沢登りでは「遡行図」というものをつけます。

どこに何メートルの滝があって、右から登ったとか左から登ったとか書いていく。


皆さんとの交流を望んでいますので、ぜひ自分なりの散歩日記をつけて、私にやり方を教えてください。

よろしくお願いします。


5−7 雨の日も理由をつけて歩く

雨の日に傘をさして歩いたり、カッパを着て歩くのは大変です。

しかし、私の場合、犬を飼っているので、雨の日でも散歩に行きます。犬にカッパを着させて、自分は傘をさして行く。雨でも30分くらい散歩します。

雨は、雨なりに良いものです。

「雨を味わう」

これは、実際に体験してみないと臨場感が湧きません。

どうしても雨に濡れるのは嫌だという人は、ショッピングモールや駅の中など屋根のあるところを歩いてみてはどうでしょう。雨の日でも平気で歩けます。

雨を味わうというのとは違いますが、雨が降っても運動は出来ます。


5−8 雨でも歩ける場所がある

体育館の中にウォーキングコースがあるところもあります。

そこを有効に使ってみてはいかがでしょうか?


また最近では、ショッピングモールの中にウォーキングコースがあるところもあります。

私の近所のモールを調べたら、ウォーキングコースのあるところがありました。

これはありがたいですね。

ウインドウショッピングしながら歩ければ、飽きが来なくていいかもしれませんね。

皆さんの周りのショッピングモールも調べてみてください。

あるかもしれませんよ。


5−9 犬と歩くと歩くのが楽しくなる

私はずっと犬と一緒の生活をしています。その犬と散歩に行くのが日課です。雨でも雪でも散歩に行く!「いやだな」と思ってしまうと文字通りいやになってしまうので、犬と一緒に外に遊びに行けることを楽しみにしています。犬の散歩でもなければ近所をふらふら歩くこともないですし、もしかしたら「あやしい人」と思われてしまうかもしれないが、犬が一緒なら大丈夫です。

たまには他の犬の飼い主さんから声をかけられます。犬が一緒じゃなければ中年のおやじが声をかけられることはないでしょう。犬と一緒ならではでですね。

ここから交流が生まれます。

犬の飼い主同士で「うちの子は・・・」と会話が弾む。こんな出会いも犬の散歩のいいところです。


また、近所のお庭を眺めながらの散歩は、四季を味わうことができます。

どの家もお庭をきれいにしている。眺めているだけでも楽しい。これも散歩の楽しみです。

何よりも、犬と思い出を作れるのがいい。

犬と一緒にいられるのは幸せです。

いっぱい思い出を作りたい!犬との生活は最高ですよ。


5−10 歩きながら次に歩きたいところを考える

私はよく地図を見ます。地図を見て、「ここを歩いてみよう」と決めることも多い。主に見る地図は「地形図」と言って山登りで使うもので等高線が入った地図です。これを読めるようになると、立体的に見えてきます。

この地図を見ながら、「今度はここを歩きたい」というアイディアが浮かんで来ます。

地図を見て歩いてみたい場所を探して、また地図を見ていると、その隣の沢や尾根を歩いてみたくなります。同じ山域を歩くことが多いですが、また違う地域の地図を見て「今度はここへ行ってみよう」「ここを歩いてみよう」となります。

地形図以外にもグーグルマップをよく使います。お客様との会話の中で出てきた場所はすぐに検索します。

それで、「じゃあ、今度行ってみます」という風になります。

そうやって、その方との信頼関係も深まるし、話の幅も広がっていく。

次に、そこへ行ってきたあとは、「この間行ってきましたよ」と話がつながっていきます。

それが楽しい。そうやってお客様との会話を楽しんでいます。

歩いていると、次から次へ “イモヅル式” に行きたいところが出てきます。


5−11 歩くための道具に凝ってみる

ウエアやシューズもかっこいいものがたくさんあるので、気に入ったものを身につけて歩くとテンションが上がります。

また機能面でも速乾性の素材や「メッシュのアンダー」もある。メッシュのアンダーは汗をアウターに逃がすタイプで汗をかいてもTシャツが皮膚にぴたっと張り付くことがありません。これは冬でも暖かいので、一年中使える優れもののアンダーです。

シューズもピンキリで出ています。なかには6万円もするランニングシューズもあります。厚みがありクッション性に優れたソールなのに軽い。これは値段が張るので勝負シューズですね。練習で使うにはもったいないのでレースなどのいざというときに使いたいですね。

普段使いはコスパのよいものを選ぶといいですね。

インソールも靴と同じく重要です。私はすべての靴に別買いしたインソールを入れています。付属のインソールはクッション性にかけるので、スポーツ障害を防ぐ意味で、すべてのインソールを替えています。


5−12 歩くことは暇つぶしと考えて良い

定年を迎え、今まで仕事をしていた時間が急になくなると、その時間を何に使ったらいいのかわからなくなりますね。仕事を引退して数ヶ月はいいかもしれませんが、その気持ちも永くは続かないでしょうね。

何をやったらいいかわからなければ、それが見つかるまではとにかく歩けばいいと思います。歩いているうちに何かにぶつかる。興味のアンテナを張って歩けば、何かをキャッチするでしょう。

家にじっとして何かを考えたところで献身的なアイディアは浮かびません。とにかく歩きながら考えればいいと思います。そのうち、自分の好きなものが見つかるでしょう。

歩くことで脳が活性化され、ひらめきが得られますからね。


6−1 原始人に近づけることが実は健康

前出でも書きましたが、原始時代の人は一日20キロくらい歩いていたそうです。その基準で体が出来上がっていて、現代までずっと遺伝子が続いてきていますので、原始人と現代人はそれほど変わっていないという話です。

ですから、健康法は原始人の暮らしに近づけることだそうです。

それには、なるべく動いた方がいいのです。生活で体を使い、歩き、体を使った暮らしをすること。暗くなったら寝て、日が昇ったら起きる。

旬のものを食べ、腹八分目。

まあ、だいたいこんなものです。健康法は。

しかし、そうはいっても、現代生活をしていて、げ

6−2 歩くだけで脳が刺激される

歩くだけで景色が目に入ってきたり、風を感じたり、土の臭いがしたり、鳥のさえずりが聞こえてきて、足の裏からは凹凸などが伝わってきます。

外部から刺激が入ってくれば体や脳は反応します。

そして体と脳は活性化します。

ちょっと公園によって土の上を歩こうとか水辺に行ってせせらぎを聞いたり、水面のきらきらとした光の反射だったり、鳥や魚などの生き物に出会ったり、そうしているうちにすがすがしい気分になります。

スポーツ競技のように人と競って負けることもないので、いつでも「今日も歩いた」という充足感に満ちています。

これは「快感」ですが、人間は「快感」を記憶します。

あしたもこの「快感」を求めて、また歩こうと思うようになります。

だから毎日歩きたくなるし、脳が「快感」を覚えていてどうすれば気持ちいいのかを見つけようとします。

これが好奇心です。好奇心は脳をすがすがしくする大きな要素になります。

「今日は日差しが強いから日差しを避けて木陰を求めて緑の中を歩いてみよう」と自然に快適なコース選択するようになります。

散歩のルールは自由です。その時の気分でコースを選択すると良いいと思います。

足の向くまま気の向くまま、行き当たりばったりの散歩。

ふらふらと好奇心のおもむくままに歩くのも良いですよ。


6−3 歩くことは自然のリズムに合っている

人混みを歩くよりも自然の中を歩いていると元気になります。

鳥の声や、小川のせせらぎ、木々を渡る風の音などを聞きながら歩いているとそれだけで満ち足りた気持ちになります。

自動車の速度で通り過ぎてしまうと街路樹の並木道も体で感じにくいが、歩く速度なら「この景色良いな」というところで立ち止まることも出来きます。

花が咲いていれば立ち止まり、しゃがんで眺めることや、

橋の上にさしかかったら、橋の上から「魚はいるかな」と川をのぞき込むことも簡単。

歩くスピードは自然を観察するのに適した速度だと思います。

また、自然の中を歩いていると気持ちがウキウキしてきます。

「あのカーブの先はどんな景色が広がっているのだろう」と気持ちが浮き足立ち歩速が早まる。

気持ちが高ぶると共に、ワクワクして、目に入ってくる自然がきらきらしてくる。

こんな時、歩くことは自然のリズムに合っていて、体が動物的な本能を感じて、自分が自然の中にいたときの記憶がよみがえってくるようだ。

自然の中を歩いているといろんなことが感じられます。

人それぞれ感じ方が違うから、ぜひ、実際に自然の中を歩いてもらいたいっですね。近所の公園でもかまわないから、実際に歩き肌で、体で感じるということが大事です。

私なら、田んぼ道、里山、川など、人が少なくて静かな場所を探して、日常から離れて自然の中に身を置きますね。


6−4 地図を読む楽しみ

私は登山が趣味ですが、山登りをしていて現在地が分からなければ迷子になってしまいます。山登りは緊張感がある。

山登りの先輩に地図読みや山登りの基本を教わりながら登っているうちに、自分でも地図が読めるようになり、やがて、次に登る山の範囲を地形図からコピーして尾根は黄色で沢は青で色分けをしたりして準備するようになりました。

それが発展し、地形図を見て、次に行きたい山を見つけられるようになりました。

よく分かりにくいかもしれないので、もう一度説明しますが、初めは次に行く山が決まってからその範囲を地図で確認する、それがやがて、地形図を見ていると「歩くと面白そうなところ」が分かるようになりました。そこには「登りごたえのある滝がありそう」であったり、「景色が良さそう」だったり・・・そんなことが地形図から読み取れるようになりました。これが「地図を読む」と言うことです。


6−5 無酸素運動、有酸素運動、それぞれのメリット

ウエイトトレーニングが無酸素運動でウォーキングは有酸素運動です。

それぞれ良いところがあって、効果が違うので狙いも変わります。

ダイエットが目的なら無酸素運動と有酸素運動どちらでも出来きますが、自分に合った方を選ぶと良いです。それは、自分が短距離系か長距離系が得意かによります。

無酸素運動なら、短時間でできるというメリットがあり、隙間時間に行うのもいいでしょう。
有酸素運動のメリットは後述します。
それぞれのメリットがありますので、余裕があるなら両方行うといいです。

高負荷トレーニングは筋肉、筋力をつけることを目的に、低負荷で長時間行う運動は持久力をつけます。

有酸素運動の一番のメリットは持久力がつくことで長時間の運動に耐えられるようになることです。

疲れにくくなったりします。

また、適度な有酸素運動のあとは集中力が高まります。

また、ドーパミン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質、幸せ物質と呼ばれるホルモンも出ます。

さらに、認知症の予防に有酸素運動が有効という研究もあります。
さらにさらに、鬱病にも効果があると言うことです。

いかがですか?こんなにメリットのある有酸素運動をやらない手はないでしょう。
まずは5分の散歩から始めてください!


6−6 カントリーウォークと自転車ライド

私は田園風景や里山の風景は非常に癒やされます。きっと同じように感じる方も多いと思います。

これに対して繁華街のように看板や人混みは外から受ける刺激が多い。その刺激につい反応してしまう。だから脳が疲れる。

好奇心が追いついていく時は情報量の多い「都会」を楽しめるのだが、静かに過ごしたい時は刺激が少ない「自然」がいい。


また、定年退職した方が “青春時代を取り戻したい” としたら、原風景は田舎にしかないのではないですか?

都会はすっかり景色が変わって、自分の子供時代の風景はどこへ行ったのやら。

懐かしさは都会にはなく、田舎にノスタルジーを求めて行かなければそれはない。


そこで、田舎まで電車や車をつかって出かけていってそこをウォーキングしてみてはどうだろう。

もちろん自転車をこいでそこまで行けるならそれもいい。

田舎が目的で、そこに遊びに行くってとても素敵なことと思いませんか?

これがもっとはやってもいい気がしますが、やる人は少ないんだろうな。私はとても面白いと思うんですけど・・・


■付録

適正体重

・ 腹囲を測定する 目標値

男性85cm以下 女性90cm以下

・ 体脂肪率 目標値

男性 18〜22% 女性 23〜27%

・ BMI

体重 kg ÷ (身長  m)二乗 =BMI値

やせ気味 18.5未満

普通 18.5以上25未満

適正 22

肥満度①25以上30未満

肥満度②30以上35未満

肥満度③35以上40未満

肥満度④40以上

・ 「適正体重」

・ 身長 m × 身長 m × 22 = 適正体重  kg


■自己紹介

私は、鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、ケアマネージャー、それから薬の知識が必要な登録販売者でなどの資格を有し、医療の仕事に20年従事していました。

2019年1月現在、42歳です。

2019年、これまで培ってきた知識や技術で、ネットを使って皆さんのお役に立てないかと新しいスタートを切りました。

例えば腰が痛くて治療院へ行ったら初診料や治療費がかかりますよね。それと同じ感覚で、私の「e-book」を購入していただきたいのです。

プラットホームとしてnoteを選びました。そこで、治療院へ行ったらお金を払うようにノートを購入いただきたいのです。

まずは私が得意な有酸素運動から「散歩」をテーマに選び「e-book」を書きました。ぜひ、お読みください。

今後は「腰痛」「膝痛」「肩痛」・・・と出していこうと思います。

それぞれ、腰痛でお困りの方へ、膝痛でお困りの方へ・・・という具合に、その方の悩みのご相談に乗りたいと考えています。

ここは、ネットを使った仮想治療院です。

皆さんは、治療院へかかることをイメージしてこのサイトをご利用いただければと思います。

最終的には「自然療法」について書いて、皆さんが自分自身で「セルフ治療」ができるようになっていただくことが私の想いです。

心の底からそうなってくれたらうれしいなと思っています。

どうか、末永くおつきあいください。よろしくお願いします。


自然療法チャンネルブナの森はネット上での治療院です。皆さんにセルフ治療をわかりやすくお伝えしていきます。治療院へ行って治療費を払う感覚でサポートやノート購入をお願いします。