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ブランドが先か、商品が先か

※雑記です。

BMW Z4(E85)に乗り換えてから、SNSが車の話ばかりなこともあり、久々に会った人達とのとりあえずの会話が「BMWどうよ?」から始まりがちです。

車好き相手だと「シルキーシックス」だの「50:50」だのという話になるわけなのですが・・・
しかし、何かこう、イマイチ盛り上がりに欠けるところがあって「なんでだろうなぁ」と思っていると、一つの解が見えてきました。

僕はBMWというメーカーのことは大して好きではないようだ(笑)
正しくはBMW Z4(E85)が好きなのであって、BMWというブランドが好きなわけではないのだ。

そういえば、好きな車を挙げてくれと言われれば、R34やエボX、ビート、S2000あたりの国産スポーツに始まり、プジョー206やクーペフィアットやアルファロメオの4Cあたりのイタフラ車も好きだし、VWのアルテオンやベンツEクラスなんかも普通に欲しいと思うし、色々とあるわけだが、好きな車のブランドは?と聞かれると途端に答えに窮する。

今、車に限らずそんなに好きなブランドというのが無いかもしれない。ブランドを意識することが少なくなっているかもしれない。

自分が詳しくない領域だったら、なんとなくどこかで知ったいい(と思われる)モノにブランドを感じ、それを手に取るという消費行動は今でもある。

例えば、僕は最近デニムというとオランダのDENHAMばかり履いている。

今まで5,000円くらいのデニムしか履いてなかったのに、たまたまなんかの雑誌で見て、お店で一目惚れして奮発して買ったDENHAMのデニムが凄く良くて、また今度はもっと高い限定モデルをリピートしてしまった始末。

でも、この件に対し、僕はデニム業界を大して比較していない。
もっと有名で良いブランドはたくさんあると思うけど。

ところが車とかスマホとかガジェットのような自分が詳しいものになると途端にブランド不在で製品個々の比較からの消費行動になる。
そこにはもうSHARPやSONYだからいいとかSamsungやLGは韓国だからダメとかいう偏見はない。(少なくとも意識化では。無意識に洗脳されてるかも)

そういう意味ではコモデティ化した商品に対してブランドは通用しづらいのかもしれない。(コモデティ化してるわけだから当たり前といえば当たり前)

そして、情報が少ない(届かない)商品ほどブランド戦略は有利に働く。
3万円くらいのガジェットならポンポンと買い足す人がレビューしてくれるが、冷蔵庫とかエアコンとかは比較記事も少ないので割とブランド重視になる。
僕で言えば冷蔵庫は日立か三菱と決めているし、エアコンも三菱、日立、そしてダイキンから選ぶ。
弱電イメージが強いメーカーからはマイナスイオンのようなものが出ようが何しようが選ばない。

to Bの製品もそう。コピー機は富士ゼロックスに決まっているし、仮に飲食店開くならホシザキの製氷機を使うだろう。

そう考えるとスタートアップのプロダクトも出たての頃は当然のことながら情報が少ないわけだから、市場で認知される限り「早く」だすことと、「ブランド構築」を頑張ることは非常に重要なのだろうなぁ。

製品が全然良くないのにブランドだけで売れてる製品っていうのが成り立ってる例は割と少なく、最近はすぐ評判がバレてしまうので、製品品質はそれなりの水準であることは重要だと思うけど。(最近だとレイコップとか?)

BMW?悪くないですよ。
ただ、ハンドリングはいいけど、ちょっとシルキーシックスに対する期待値が高すぎたので、「滑らかと言えば滑らかだけど・・・」くらいの感覚ですが。笑

雑記でした。

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