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「悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印」感想・レビュー

「私は、魔を斬り払う剣となる!」なんてキャッチコピーだったのか、っていうぐらい忘れかけてましたが、ふとゲーム内音楽「黄昏の聖痕」に触れてしまって当時の記憶が蘇り、またやりたくなるという衝動。大抵、昔のゲーム欲は音楽からですが、一気にクリアまで行ってしまうほど今でも楽しめたのでレビュー。

レビューするひと

rsec

好きなドラキュラは月下の夜想曲。音楽だとベタにBloody Tears。


■ゲーム基本情報


  • [タイトル]悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印

  • [ジャンル]アクションRPG

  • [ハード]ニンテンドーDS

  • [開発]コナミデジタルエンタテインメント

  • [販売]コナミデジタルエンタテインメント

  • [発売日]2008.10.23

  • [CERO]B(12歳以上対象)

  • [公式サイト]https://www.konami.com/games/castlevania/jp/ja/page/history_2008_nds


■ストーリー・世界観

研究序説──
中世の昔より幾度となく蘇り、人々を恐怖へと陥れてきた、魔王「ドラキュラ」。
その「ドラキュラ」が蘇るたび、聖なる鞭をふるい、人知れず戦い続けてきた「ベルモンド一族」。
彼らによって人間は闇を退け、繁栄を勝ち取ってきた。だが十九世紀初頭、ベルモンド一族の消息が途切れる。
闇への抵抗力を失い、時の権力者達は「ドラキュラ」への新たな対抗手段を探り始めた。
我々の組織「エクレシア」は対抗手段の一つとして、この時生まれた。 
志を同じくする多くの組織が作られ、日々研鑽を重ねていたが、そのどれもが満足な成果を上げられず解体されていった。
そんな中、ついに「エクレシア」の長バーロウは、「ドラキュラ」に対抗しうる驚くべき成果に辿り着いたのだ…。

悪魔城ドラキュラポータルサイトより

■さっくりレビュー

5点満点で4項目、20点満点のさっくりレビュー。


レビュー[総合点:15点]

クリアタイム

20時間(クリアだけ。やり込めばもっともっと)

設定・ストーリー[3点]

ストーリーは過去作からの世界観をちゃんと引き継ぎつつ、珍しい女性主人公ということもあって結構新鮮さも感じられていい感じ。特にドラキュラシリーズファンはすんなり入っていけるじゃないでしょうか。
ただまあ改めてやってみて思ったのは、「お前が黒幕か」的なのがもうお約束すぎて、そんなとこまでBloodstainedは受け継いでたな、というのも認識した。

システム・操作感[3点]

Bloodstaindをやってかこっちをやると、まあハード的な性能ももちろんあるんだろうが動きがいろいろ思い通りにならない感じがしてちょっとぐぬぬ・・・ってなるけど、まあ慣れてしまえばそこまで気になることもないか。でも、当たり判定かなり厳しくない?難しいステージギミック多くない?基本的に敵が結構強いし、かなり大変。
「グリフ」システムはコンセプトはとても良いと思うけど、もっといろいろあって欲しかった。この組み合わせしないと進めない、とかあると楽しそうだけど、そこまで数が多くないと感じたのはBloodstainedのシャードを体験してしまったからか。ってかそもそもシャードってグリフを正統に進化させた感じ。と考えると、まあ15年前のゲームって考えたらなかなかすごい。
個人的にはステージ分割型になっているのは難易度高いが故の一種の救済的な感じなのかなと感じたけど、若干鬱陶しくも感じたのであまりワールドマップ的な要素は無くてもいいかなと感じた。

グラフィック[4点]

ドラキュラシリーズは基本的にグラフィックはとても満足できる。いまさらDSとはいえ、ここまで違和感なく今だにプレイできちゃうんだな。
今のクオリティでオープニングとか作り直したらすごく良さそう。
あとこのゲームに限らないけど探索系のゲームってマップ見ながらになるので、2画面あるDSとか3DSとかとかなり相性はいいよな、って思った。

サウンド・BGM[5点]

「黄昏の聖痕」は本当に本当に名曲。オープニングもいいけど、ステージBGMのアレンジがめちゃくちゃかっこよくてyoutubeとかでもいろんなアレンジがupされてる。メタルアレンジとか聞いてみろ!飛ぶぞ!ずっと聞ける。この曲だけでも神だよ・・・。もちろん他にも名曲いっぱいなので是非聞いてほしい。聞き入って、操作忘れて数回は死ぬ。「悲哀の呪縛」とかカッコ哀しくて聞き入っていたくて死ぬ。アルバスかっこいいよアルバス。
黄昏の聖痕はストーリーとも相まってなんかもう流れてきた瞬間うおおおおおおお!ってなる高揚感。ここからが本番だぜ!みたいな。そのあとしばらく聞き入ってしまって全然ゲーム進められないいつもの悪いクセ。
やっぱドラキュラシリーズの音は至高。サブスクじゃなくてちゃんとCD買いたい。

良かった点

月下の夜想曲からの流れを十分に汲みつつ、Bloodstainedの原点的な要素もかなり含んだ良作だと思います。
世界観などしっかり引き継ぎつつも新しい要素に果敢に取り組んでる感じがするので、ドラキュラシリーズ好きにもここからの人も楽しめる上に、グラフィックも音楽も良いという感じで、15年以上経った今でもきちんと楽しめました。

悪かった点

・・・むずい。なにこの理不尽に死ぬ仕掛けの数々。
なんで攻撃あたんないの。あと終盤で敵の攻撃にハマって身動き取れずに死んだりした。
このシリーズは結構ゴリ押しでも行けちゃうある程度の爽快感が一つの売りでもあると思ってたけど、この作品はなかなか無茶がきかない。
クリアだけ目指すならまあなんとかなるかもだけど、おまけ的要素のとことか鬼畜すぎでしょ。
月下の夜想曲を1としたら6〜7ぐらいの難易度に感じた。
終盤装備が揃ってきたりしたらまあそこそこぐいぐい行けるようにはなるけど、序盤即死の場面とかマジあるので、ちょっとそこはしんどい。

その他

個人的に音楽が良すぎて進めないゲーの一つ。黄昏の聖痕はyoutubeでいっぱいいろんなの聞き直してしまったけど、ベースの耳コピしやすくてこのアレンジがとてもお気に入り。

あと別の曲だけどこれも脳内で止まらない。

曲だけでずっと書いちゃいそうなので止めとく。

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