個性とは?!(MC(喋り手)を目指すならその2)

めちゃくちゃ乱暴にいくと、二つに大別できます。

・汎用型

・個性突出型

どちらにもメリット、デメリットがあるので自分がどちらのタイプに向いているのか、どちらでキャリアを進めていきたいのかは決めるべきでしょう。自動的に決まってしまうケースが殆どだとは思いますが。

まずは汎用型

強烈な個性を聴き手に与えることが無いかわりに、多くのクライアント、現場に対応可能。年齢問わず爽やかめな大学生っぽい服装が多い。クライアントや制作会社など、「使う側」からすれば扱いやすいしイメージに沿ってくれるので声がかかりやすい。営業力や人当たりの良さを兼ね備えている場合が多い。単価は比較的安いし知名度も低め。喋りの仕事だけでは経済的に厳しいのでディレクターや講師など喋りではない裏方に回るケースもある。展示会などのMCや名前を出さないナレーションなどが主戦場。

続いて個性突出型

クセが強い故にプロフィール、デモテープ選考で弾かれる場合が多い。年齢問わず良くも悪くもちょっと存在感がある。クライアントや制作会社など、「使う側」からは「色がついている」という理由で敬遠されることもある。基本的に喋り一本、もしくは全く別業種の仕事をしていたりすることも。ハマる仕事や人に出会えれば長いレギュラーを任せてもらえるし、単価も比較的高め、知名度も高めになるし、その個性を求めて指名で仕事が来ることもある。番組のパーソナリティや、聴いたら「あ、この人」とわかるナレーションなどが多い。

印象的には8:2で汎用型が多い。

オーバーラップしてる部分がある人もいれば、どちらも当てはまらない人もいるだろうけど、超ざっくり2タイプに分けるとこんな感じ。

汎用型に人が個性突出型の先生に教わっても、またその逆でもしっくりこないと思うので、基礎ができて次を見据える段階になったら自分はどちらのタイプなのか考えてみる、そして同タイプに教わるのが良いんじゃないかと。

正直どちらが良いとか悪いとかいうよりは、自分が持ってる手札で勝負するしかないんで早めに自分のタイプを把握するに越したことはないと思います。


では、

そもそも、


個性とは?!

「自分らしく」「もっと個性出して!」

小さい頃からよく言われたと思います。この業界に入っても最初の頃は色々言われるでしょう。

持論を言うと、個性なんか出そうと思って出るもんじゃないです。

マンガの必殺技じゃないし、「オレの個性!(ポンッ!)」て個性は出せません。

企業の人事担当者も面接で「あなたらしさとはなんですか?」とか聞かない方がいいよ。その人らしさを面接で引き出すのが人事の仕事でしょう。

個性は勝手に出てるもんだと思ってます。

なので、「自分らしさとは・・・?」なんて悩んでる暇があるなら、憧れてる人、なりたい人のマネを徹底的にしましょう。

業界で憧れの人がいなければ、「この人のこういうところが好き」ってところを見つけてマネしましょう。完コピする勢いで。

大丈夫です。

最初は二番煎じどころか劣化コピーかもしれないけど、やってるうちに自分のスタイルができてきます。

それが個性だと思ってる

「この人の声いいな」「この言い回しいいな」「この間の取り方好きだな」

できれば色んな人の良い部分をマネして吸収していくのがベスト。

一朝一夕にはいかないし、年単位で時間はかかるかもしれないけど、これまでの人生でしっかりインプットしてたらオリジナリティが出てくるはずです。

その上で、その個性が突出型か、汎用型として周りに捉えられるかは自分ではどうにもできない部分があります。いわゆる「フツーの生活」をしてきたのであれば汎用型に、世間的に少数派な生き方をしてきたのであれば個性突出型にカテゴライズされる可能性が高いかもしれません。性格もあるでしょう。それも今後5年、10年の生活次第では逆になるかもしれません。

タイプを把握して、ひたすら先人をマネする!


もうちょっと続くかもしれません。いかんせん暇なので。

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