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【緊急修正】ZOZO社長 1億円のお年玉 影響の考察 Ver.2

(;´Д`)た、大変だー!!!

緊急で記事を修正いたしました...

段落:現金ばら撒きフォロワー獲得の落とし穴...
は、前澤さんのツイートには無かった!!をご覧ください。

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2019.01.05 5:35
ZOZOTOWN社長 Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作さんが以下のようなツイートを発信。

ZOZOTOWN新春セールが史上最速で取扱高100億円を先ほど突破!!日頃の感謝を込め、僕個人から100名様に100万円【総額1億円のお年玉】を現金でプレゼントします。応募方法は、僕をフォローいただいた上、このツイートをRTするだけ。受付は1/7まで。当選者には僕から直接DMします! #月に行くならお年玉

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参加は オープン懸賞型

参加ハードルは、フォーロー&リツイートのためオープン懸賞。
贈与税は 0円
※参考:消費者庁

景品表示法上、商品・サービスの利用者や、来店者を対象として金品等を提供する場合は、「取引に付随」して提供するものとみなされ、景品規制の適用対象となります。

他方、新聞、テレビ、雑誌、ウェブサイト等で企画内容を広く告知し、商品・サービスの購入や来店を条件とせず、郵便はがき、ファクシミリ、ウェブサイト、電子メール等で申し込むことができ、抽選で金品等が提供される企画には、景品規制は適用されません。このような企画は、一般に「オープン懸賞」と呼ばれています。

オープン懸賞で提供できる金品等の最高額は、従来、1000万円とされていましたが、平成18年4月に規制が撤廃され、現在では、提供できる金品等に具体的な上限額の定めはありません。

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フォロワー獲得効率(現在)

50万人(2019.01.04) → 520.8万人(2019.01.07)
+470.8万人

¥100,000,000÷4,708,000(人)=¥21.2
(フォロワー単価)※RT単価の場合には人をRTにします。

Twitterのフォロー獲得広告の平均単価は、100~300円ぐらいが現実的なところなのでTwitter広告で獲得を狙うよりもコスパは500%~1,400%ほど良い

(;´Д`) 1,400%!? アホかと。


補足すると一般的なキャンペーン+広告では、1日あたりで100万人も獲得はできない。

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CMよりも現金ばら撒きが良いのでは?
という疑問に関して

これは非常に難しい問題です。

獲得効率自体は獲得単価として非常に良いとは言えます。しかし、本キャンペーンは個人的なブランディングなもの?であるために、企業案件のCMとは比較できないのではないか。ということです。

今回の前澤さんのツイートは広告費用はおそらく一切かかっておりません。オーガニック投稿によるものです。プロモーションは現在のところ見受けられませんし、する必要性もありません。

単純に考察しても、CM費用+フォローキャンペーン(または目的KPIを達成するための企画)は相当コスト高になるために現実的ではありません
よって比較対象が違いすぎるために検証は困難を極めるかと考えられます。

もしRTキャンペーンに関してのご興味があれば以下のnoteもご覧ください。

考察と検証を続けます。

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フォロワー獲得の目的

一度、過去のツイート内容を確認しアカウントの方針を確認しましょう。

こちらZOZO代表としてリンク型でツイートを行っています。

一方でプライベートなツイートも多々見受けられます。

このように、ZOZOTOWN代表としての発言もあれば、プライベートな発言も発信している少し立場が抽象的なアカウント(ハンドル)であること。
加えてキャンペーンの出資金は個人の私財から捻出することを公言していることによって、フォロワー獲得目的(またはRT)が企業案件とは異なっていると言えます。


過去ツイートにフォロワーを増やしたいのでは?
と感じさせるツイートが一点見受けられました。

うーむ...もしかして単なる知的欲求によるフォロワー増加作戦なのでは....。

と結論づけます。
金持ちは違いますね。

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現金ばら撒きフォロワー獲得の落とし穴...
は、前澤さんのツイートには無かった!!

数値による検証結果はここでエビデンスをとることはできないのですが、現金ばら撒きによるフォロワーの獲得効率というものはキャンペーンが終わってしまえば悪化いたします。

これは皆さんもおわかりの通りキャンペーン終了後に一定数のフォロワーはフォロー解除を行うからです。ですので獲得時だけで獲得効率が良いと言い得るのか?というそうではありません。

現在までの数値からシミュレーションしますと以下の計算式がベースで試算します。

ベース:¥100,000,000÷4,708,000(人)=¥21.2(フォロワー単価)

4割減 :¥100,000,000÷2,824,800(人)=¥35.4(フォロワー単価)
5割減 :¥100,000,000÷2,354,000(人)=¥42.4(フォロワー単価)
6割減 :¥100,000,000÷1,883,200(人)=¥53.1(フォロワー単価)
7割減 :¥100,000,000÷1,412,400(人)=¥70.8(フォロワー単価)
8割減 :¥100,000,000÷   941,600(人)=¥106.2(フォロワー単価)

こ、これは...!!!

20%しかユーザーが残らなくてもフォロワー数(94万人)と獲得単価106円という超定数値による圧倒的な勝ちパターンやないか!!

(;´Д`)た、大変だー!!!
落とし穴が埋まってしまっている...。


通常のキャンペーンであればフォロワーの減衰とともに費用対効果が悪くなり微妙な感じにもありますが、前澤さんのキャンペーンではこれが見られない可能性が出てきた!!!

そんなバカな...(脱帽

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トレンドになった背景についての補足


こちらは簡潔に記述させていただきます。
3つのトレンドになる要素が相乗したと言えます。

1、ベースフォロワーが50万人(かつ有名な公式アカウント)
2、総額1億(100人)の賞品
3、拡散力のあるツイッタープラットフォーム

ご説明もいたします。

1、ベースフォロワーが50万人(かつ有名な公式アカウント)
ベースフォロワーが50万人ということで、スタートダッシュに相当数の拡散が発生します。これは2の賞品総額の大きさもあって相乗していると言えます。
ただし、いくら額面が多くても信頼性がなければ全く相手にされませんので、有名人でありTwitter社の公式アカウント(承認済み)であることは非常に重要なポイントでした。

2、総額1億(100名)の賞品
個人がもらえる賞品額面が100万円でかつ、100名へのばら撒きはノーリスクで参加できる相当良い確率のキャンペーンであるはずです。
ノーリスクがポイントですね。
またRTとフォローだけというハードルの低さも良かったです。

3、拡散力のあるツイッタープラットフォーム
Twitterの一番の機能は「シェア」です。日本の人口の20%まではTVよりも早くリーチできると公式にアナウンスを行っておりますからそのプラットフォームの地の利と話題性のある懸賞によって素晴らしい相乗効果を生み出したと言えます。

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株価への影響

FX/株で有名なゆきママさんも目をつけているようですね。
なかなか良い影響になっているようです。

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個人的な感想

素直に凄いと思っています。

なかなできません。数十億持っているとしても身の危険もあると考えられますのでこんなヤバイ企画はやらないですしおすし。
お金があっても身内にごちそうする程度だと思います。

破天荒ぶりにはどうなのかなぁとは思うのですが、悪い人ではないと思いました。これは前澤社長個人のブランディングとしては成功なんですかね?

自分の夢についてですが...

100万円はゲームに廃課金させていただきます!!!😆

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以上、今話題のZOZO社長 1億円のお年玉 影響の考察でした。
マーケティングについての何かご参考になれば幸いです。



筆者紹介
廃人課金

経歴
一部上場企業(取引先はメガバンク・地銀・投資信託事業社など)のIRやディスクロージャー関連を中心としたWEBディレクター・WEBプランナーを経て、ITコンサルタント、メディアバイイング、広告事業セールスサポート(国内最大手コンビニエンスグループ系列傘下のSNSチーム立ち上げ・百貨店SNS広告・音楽事務所SNS広告・国内最大手教育事業グループ自社ネットワーク広告立ち上げ)など多数を経験。広告代理事業における年間費用は単独で1億2000万円*3年を運用。

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ご質問ありましたらTwitterで頂けると幸いです。
@hijinfx

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