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断捨離・整理、本当に必要なもの。

本当に使うものは毎日使う、使わないものは一生使わない

伝えたいこと

「整理」とは単なる片付けではない

整理とは

「必要なもの」と「そうではないもの」を分別する事。

整頓

「ルールや配置を決め、効率よく取り出せるよう」に整える事。

よくある間違い

「整理整頓」という言葉でひとつの意味 → 片付け・整える・掃除のようなイメージを持つことが多い。


最初の結論「将来使うかもしれない」をやめた

大きな結論として初めに言っておきたい。自分は「将来使うかもしれない」という考えで何かを大事にしまっておくことをやめた。そういったものは捨てて、もう手に入れないように反省をしていった。

・読み終わった本
・乱雑に書いたメモ
・文房具
・洋服
・食器
・AV機器
デジタルデータ
連絡先

これ以外にも分類として沢山あると思う、そして最後の2つは結構大事な話しにもなる。これからひとつづつ解説していこう。


詳細解説

・読み終わった本

家に読み終わった本はないか? 書斎がある人に聞きたい、図書室として誰かに開放しているか? その本達はいつ何回読んだ?どこにどんな本があり、どんな内容か即座に答えられるか?)(自分は40年以上生きて 古典文学シェイクスピアから古典哲学・近代哲学・社会学・経済書・純文学・ラノベ・少女漫画・少年漫画まで雑食で何でも読んできた)

しかし、人間の記憶は曖昧であり、嘘もつく。最近読んだものなら覚えているが、2~3年も経てば覚えている部分はわずかだ。
昔、面白いと感じ読んでいたゴルゴ13・花より男子・伊藤潤二などのコミックしかり、ゲーテの戯曲ファウスト、ユゴーの戯曲…ほら、タイトルを忘れている。何遍も読んだ本のタイトルすら思い出せない、その程度なのだ。(この後思い出したエルナニだ)

そんなものを誰のためにいつまで取っておくのか?
と、問いたい。

「エビングハウスの忘却曲線」
という言葉を覚えておいて欲しい。
人は学習したものを「すぐに復習」しなければあっという間に忘れてしまうということだ。つまり、読み終わってからその内容を復習する機会や、ある程度のスパンでもう一度読むか、しっかりと暗記するまで読まない限りは忘れてしまうということになる。

繰り返し読む本なら、毎週手にとっているだろう。読まない本を持っているのはただ持っているという事に執着しているにすぎない。

伝えたいこと

・乱雑に書いたメモ

ビジネスで思いついた事や、会議などで乱雑につけた紙のメモがある。
これは本当に要らないことが多い。「重要な部分」は会議後に議事録として掲載され、タスク化され、忘れないようにひと手間が加わるからだ。

だから、念の為3~5営業日はもっておくが、必ず定期的にゼロにする。

職業柄(ネタ帳)は対象外か?
小説家・作詞家・社会学者など本当に一部の人は必要かもしれない。例えば、その時の社会情勢、その瞬間の雰囲気をそこに留めておくという行動が必要という場合。いずれにせよ言いたいことは一つ「使わなければ全く意味をなさない情報」だ。無くて誰も困らない。

情報はすぐに使わなければ、鮮度が落ちて価値が下がる。いつまでもメモの中に閉じ込めていないで早く日の光を浴びせるべきだ。

伝えたいこと

・文房具

文房具にいくらでも金を出す、1本数万の万年筆でも気に入ればすぐに買っていた。今は本当に必要だと考えてから買うようにしている。

何故ならば、何ヶ月も数年も使わない文房具があり、定期的に捨ててしまうからだ。情報と同じで使わなければ場所を取るだけだ。

買った時は気分が高揚してしばらく使うのだが、だんだんと使い勝手が良いものの使用頻度が高くなり、そのうち使わなくなる。だから一番は新しいペンの購入には慎重になる。

文房具は使ってこそ価値がある、しまっていてはダメだ。使わない文房具なら初めから買う必要はない。

伝えたいこと

・洋服

これも文房具と同じ理屈だ。沢山買って、使い勝手がよい服を毎日着ている。ローテーションの多い人だって全部は着ないだろう。少なくとも1年着ていない洋服は捨てるべきだ。(ヴィンテージという趣旨は含まない)

いま着ない服が将来着る時なんてこない。と思っている。我々は年をとっていて、その時その瞬間にふさわしい洋服があり、それらを何故楽しまないのか?と。

自分が毎日着たいと思える服だけを数着もっていればいい。それと冠婚葬祭に必要な礼服があれば十分。

伝えたいこと

・食器

外食をするとワインを嗜むので家でも飲もうかと、いくつかのワイングラスを買ったことがある。他には寿司の盛り付け用の皿や、◯◯用のスプーンなどあれこれ買い揃えては利用頻度が低いために処分した。

食器はかさばりやすく、収納する場所も限られやすく、取り出しやすさが重要なので文房具・洋服の比にならないほど購入時には気を使うようになった。

将来使うかもしれないと思ったワイングラスに気を使ってワインを買うような事があれば本末転倒だ。ワインを楽しむためにグラスがあるわけだから、ワインを家で飲む頻度が低ければ、お店で気軽に飲むほうが合理的。ただそれだけのこと。

家で頻繁に料理や酒を楽しまないのであれば、綺麗な皿に盛り付けてくれる素敵な店の常連になればいい。

伝えたいこと

・AV機器

最近捨てたもの、Bluetooth イヤホン(2つか3つ)・充電器・ケーブル類・高性能モバイルバッテリー(2つ)・マウス(これまでに100個以上は捨てたかと思う)

これらに関しては「性能」「仕様」に満足しなかったからだ。
事前リサーチの徹底・価格≒品質に対して妥協しない。という事で改善することにした。事前リサーチは自分が時間をとったり、知見のある友人に相談をして購入。価格に関してはこれまでも安いものや特に安い中国製は買わなかったが、その基準をさらに引き上げた。例えばイヤホンならばゼンハイザークラスで3万円以上、セール品は購入しない。電源関連は1万円台でAnker などにしている。

売れ残りには理由がある、安いものには理由がある、それらの妥協を許してはならない。妥協すればそのうちまた妥協するクセがつく。

伝えたいこと

・デジタルデータ を捨てる

いよいよ、大詰めの話しになった。デジタルデータ、例えば仕事で作成した資料がある。「パワーポイント」や「エクセルファイル」特に若い頃に作成したものは一生懸命作成した思い入れも合った。

しかし、それらを5年後・10年後に使うことは滅多に少なかった。何故ならば時間の経過とともに自分のアウトプットの品質が飛躍的に向上しており、完成度も完成するまでの工程も良い状態になっているからだ。

だからある一定の期間を過ぎたら躊躇なくゴミ箱に入れすぐに最終消去をかける。HDDは10TB以上の空き容量があるが、見返さないデータには何の用もないのであって、マイデジタルデブリを大事にもっていても仕方ない。

躊躇うことなかれ、少なくとも1年をすぎれば「削除」をしたらいい。
1年前よりも自分のスキルが向上せず、「1年前の資料、ビジネス作品的なものよりも今が良くなっていないから捨てられない」という事情がもしあるならば、それを恥ずかしいと思わなければいけない。

だから思い切って捨てるのだ。

伝えたいこと
躊躇うな、今の自分は以前よりも品質が高いのだ

・連絡先 を整理する

自分はなるべく連絡先を消去する。1年以上も連絡を取らない人の連絡先を知っていても仕方ないだろう。相手の目線になって考えればいい、「誰だっけ?」「今更何用?」「ツボでも売られるのでは?」と考えるのが普通だ。

もらった名刺は社交辞令のものが多い。ネットで繋がれる時代になり、名刺というビジネスツールも随分廃れたと感じる。まずは名刺を整理する。

そして、LINE 登録したものの誰だっけが結構多い。「誰だっけ?」とはお互い聞きづらいはずだ。静かに削除をすればいいのだ。

Facebookなどリアルベースで強力に繋がりをもつものは初めからやらない。X はDMを開放しない。InstagramもDMは開放しない。

自分の価値観をあけすけにし本音で話せる人間は 10人いない。5人ぐらいはいる。5人が多いのか少ないのかはわからないが、その人達さえしっかり大事に出来ればいいのだ。他にはどんな人間も望まない。

だから整理する。

伝えたいこと

本当に使うものは毎日使う
使わないものは一生使わない

ここまでの話をシンプルにまとめよう。
「情報・物 を整理する基準は頻度」だ。

つまり、毎日・毎週あるいは頻度は下がるが定期的には必ずチェックする物・情報であればキープし、それ以外ではれば思い切って捨てる。何故ならばある一定の期間を過ぎても必要だというシーンはまずこないからだ。


3つの実行で本当に必要なものが見えてくる


今ある物・情報を見直し、整理する


これから手に入れる物・情報は厳選する
合理的な説明が出来るものだけを手に入れる


ルールを守る
整理の基準・ルールを決めそれに従う


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