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書評 時間革命 1秒もムダに生きるな 堀江貴文

著者は自分より1学年上で、最近の発言を目にすると、年齢のせいもあるのか、「説教オヤジ」的な印象を持つことも少なからずあったりもしたのだが、久々に著者の本を読んで見ると、新年早々、良い刺激になった。

球界やテレビ局の買収、刑事被告人とまるでジェットコースターのような人生を送っており、著者は「徹底抗戦」という本で自らのことを「生き急いできた」と評していたが、その後の服役生活などを経て、達観したというか、丸くなったのかな、というのが久々に本を読んでの感想だった。

著者が一貫して強調するのは、いかに「他人時間」を削減して、「自分時間」を増やすことだ。職場をはじめとする無駄な人間関係をいかに減らし、世間や常識といったものにとらわれずに、自分の時間を生きていくか。できそうでなかなかできないことを、シンプルな生き方を伝えている。そして、「未来」や「過去」について、あれこれ考えずに「現在」を生きろと、強調する。そのためには、遠くの目標よりも、まずは行動し、短期の目標を達成することの重要性を説く。40代を折り返した小生にとっては、明日からの仕事始めに少しばかりやる気を起こさせる1冊だった。

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