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2−7 相反する感情の間で揺れ動き戸惑いを魅せる「アンビバレント」

7作目である本楽曲は、前作同様 約5ヶ月後の2018年8月15日にリリースされた。本楽曲リリース時には、21人在籍全員がしていたものの、志田愛佳(2018年5月3日に体調不良のため休養)・原田葵(2018年5月3日に学業専念のため一時活動休止)・今泉佑唯(2018年8月7日に卒業発表。本楽曲の活動を持って終了のため、表題曲「アンビバレント」には参加せずカップリングでソロ曲「日が昇るまで」を発表)の3人が本楽曲に参加していないため、18人での選抜になった。また、本楽曲のMV監督は「二人セゾン」以降5曲連続で新宮良平監督によって制作された。


 「アンビバレント」とは形容詞で、相反する感情を同時に抱くこと・曖昧なことを意味する言葉で、心理学では「二面性」という意味で使用される言葉である。その「相反する」ことがMVや衣装でも表現されている。MVは主に白バックと黒バックの2種類で構成されており、衣装もメンバーは白のシャツに黒のガウチョパンツで、MV・衣装ともに白と黒で相反する、アンビバレントな世界観を表現している。


 MV冒頭では無音の状態で始まる。メンバーがしがらみを表現しているような一つの塊になり絡まり合っている。そこからセンターの平手友梨奈が抜け出し一歩ずつ踏み出して行く足音だけが鳴り響く。そこから曲が始まる。


 前奏では「Ambivalent about」が4回繰り返されており、回を増すごとに音や声のテンションも上がっていく。1回目では真っ白な壁で、上から光が差し込んでいる、少し曲がっている廊下のような一本道をテンポに合わせて歩く平手の足元が提示される。2回目でグループ名が出て、道の端に上下白のシャツとガウチョパンツを着用したエキストラが座り込んでいたり壁にもたれかかっていたりする中を、上が白のシャツ、下が黒のガウチョパンツの平手が颯爽と歩き抜ける。3回目では、颯爽と歩いていた平手が蛇行しだす。1・3拍目で膝を大げさに曲げ、蛇行しふらふらと歩いている。先ほどグループ名が出ていたところに、今度は21人の名前が表記される。4回目の「Ambivalent about」で両手をあげ崩れ落ちかける平手が映ると同時に、画面全体に本楽曲のタイトルが映し出される。4回繰り返され、タイトルにも使われ印象的なこの「Ambivalent about」とはイディオムで、「Ambivalent about be~」で「〜に対して態度を決めかねる、〜にどうしたものかと思っている」と言う意味である。曖昧な、どっちつかずな態度を表している言葉である。


 そして、前奏が終わったらこの曲はサビから始まる。最初のサビ前半の歌詞は「好きだと言うなら否定しない 嫌いと言われたって構わない 誰かの感情 気にしてもしょうがない 他人に何を 思われても 何を言われても聞く耳持たない 干渉なんかされたくない 興味がない」となっている。ここですでに「誰か」「他人」と主人公の相手が提示されている。「好きだと言うなら〜聞く耳持たない」までは主人公の考えや行為を細かく述べており、次のフレーズで「(主人公は)干渉なんかされたくないし、(主人公は他人や誰かに)興味がない」と、ここまで述べたことを総じている。ここまでのMVは、前の続きとなっており、光が差し込む、端に人がいる白い廊下を先ほど同様蛇行しながら、踊り歩いている平手のソロカットになっている。後半では「Blah Blah(Hey!) Blah Blah(Hey!) 孤独なまま生きていきたい Blah Blah(Hey!) Blah Blah(Hey!) だけど一人じゃ生きられない」と歌っている。「Blah Blah」とは「〜とか、〜とか…」とごまかす時に使用する単語であり、ここでもその意味で使用していると考えられる。そして、「孤独なまま生きて生きたい」と言う願望に対して、「だけど一人じゃ生きられない」と現実を述べ、理想と現実の相反する2つのものが並べられている。MVは前半の廊下で歩きながら踊る平手のカットの間に、冒頭で出てきた平手を捉えていたメンバーが絡み合ってできた「しがらみ」のカットが入り込む。また、中庭のような場所で佇む平手の引きのカットも一瞬入る。


 Aメロ前半では「ラブソングばかり流れるシーズン マジ恋人いない聞くなリーズン 誰かは誰かを必要多分 世の中ロマンスで回ってる」と歌っている。言葉が詰まっており、さらに、韻を踏んでいるのもありラップ調に聞こえる。「誰かは誰かを必要多分 世の中ロマンスで回ってる」と言うところから、主人公が世の中を俯瞰して言っていることがわかる。MVでは平手以外のメンバーが中心に映されている。これまで、メンバーが映っていたのは全員で作る大きなしがらみだったが、ここからは2〜3人で絡み、何かを形作っており、その状態で無表情で歌っている姿が映される。数組登場するが、中でも3組目の菅井友香と守屋茜が登場する、千手観音のような手の動きをしているエキストラを率いたシーンが印象的だ。


 後半では「ねえ 何をしたいの? どこに行きたいの? 私だったら何もしたくない」と歌っている。ここで主人公の一人称が「私」であることがわかる。しかし、ここ以外で「私」が使用されることがないため、それほど強く印象付けない。そのことから、今までは「僕」「俺」と男性を表すような一人称が出てきたが、ここの「私」が女性とは限らないと考える。また、最初の「ねえ 何をしたいの? どこに行きたいの?」と疑問文になっているが、Bで登場する世の中の誰かに対するものであって、不特定多数の人物に向かって、俯瞰しながらつぶやくように言っているのではないかと推測する。MVでは平手の手の動きに反応して、しがらみが解かれその中からメンバーが数人出てくる様子が2回繰り返される。


 そしてBメロでは、「誰かと一緒にいたって ストレスだけ溜まってく だけど一人じゃずっといられない Ambivalent」と歌っている。ここでは「誰かと一緒にいたって ストレスだけ溜まっていく」から孤独なまま生きていきたいけど、一人じゃずっといられない、理想と現実の相反する、アンビバレントな感情に揺れ動く私の心情を表現している。MVではAメロ後半の続きで場所を移動しながらも、平手の動きに反応して、しがらみが解かれメンバーが出てくる様子が何回も繰り返される。
 そして、次のサビに入る直前の4拍で、今まで出てきていた白の世界観から黒の世界観へと変わり、フォーメーションに並んだメンバーが右手人差し指で前を指しながら前進し広がる様子が描かれている。


 1番のサビ前半では「あっちを立てる気もないし こっちを立てる気だってまるでない 人間関係 面倒で及び腰 話を聞けば巻き込まれる いいことなんか あるわけないじゃない それでも誰かがいなけりゃダメなんだ」と歌っている。ここでも相反する、アンビバレントな私の心情を歌っている。及び腰とは自信ややる気のない態度を比喩的に表しており、人間関係が面倒であることをより強調させている。MVでは黒の世界の中で、レーザーでの光の演出とともに全員でのダンスシーンが描かれている。「及び腰」の後に全員で右を向き、立て膝をし、両手でサイマジョポーズを作り、右手は胸の前で、左手は腕を伸ばし斜め上にあげている。「話を聞けば巻き込まれる」では平手のソロダンスになっており、ほかのメンバーはサイマジョポーズで屈んでいる姿勢を継続している。「いいことなんかあるわけないじゃない」で平手の動きに合わせメンバーが起き上がり、「それでも誰かがいなけりゃダメなんだ」では外や上、前に向かって腕を素早く曲げ伸ばしを行う様子が前にも出てきた千手観音を彷彿させる。また、このフレーズの途中で一度止まる場面で、両腕を胸の前で交差させ、両手でサイマジョポーズをしている。後半では「I know(Hey!) I know(Hey!) ちゃんとしていなくちゃ愛せない I know(Hey!) I know(Hey!) ちゃんとしすぎてても愛せない」と至っている。ここも「ちゃんとしていなくちゃ愛せない」けど、「ちゃんとしすぎてても愛せない」と相反することを述べている。1回目の「I know(Hey!) I know(Hey!)」ではガウチョパンツを掴み左右に揺さぶる振り付けが施されており、衣装が活かされている。2回目の「I know(Hey!) I know(Hey!)」の終わりにも先ほどにも出てきた、両腕を胸の前で交差させ、両手でサイマジョポーズをしている。「ちゃんとしていなくちゃ愛せない」の後のポーズも左腕はあげ、右手は胸の前で、両手でサイマジョポーズをしている。しかし、ここでは通常の平たい形ではなく、手首をまげ、指も少し角度をつけ、ほかの曲で出てきたサイマジョポーズが本楽曲では少し変化して使用されていることがわかる。3回目の「I know(Hey!) I know(Hey!)」では360度回転し空中で止まっているかのような、特殊なカメラを使用し撮影したものが入ってきている。黒の世界で、レーザーによる光が背景にある。そして、最後には平手の無表情でのソロカット・リップシーンでここが終わる。


 続いて2番Aメロ前半では、「夏だから猫も杓子も猛ダッシュ ハッシュタグつけた恋なんてごめん 太陽味方につけたような よくいるタイプの単細胞」と歌っている。ここは1番Aメロ前半同様、韻を踏んでおりラップ調に聞こえる。最初のフレーズに出てくる「夏」はリリースが8月であることと共通している。のちに出てくる「太陽」や「青空」と言った言葉が夏の空を表すことを示している。また、同じく最初のフレーズに出てくる「猫も杓子も」とはことわざであり、「だれもかれも」「なにもかも」を意味している。また、「ハッシュタグ」という、現代の若者の多くが使用しているSNSで使用される、キーワードやトピックを分類するためのタグを指す言葉が入っている。MVでは黒い背景で、色とりどりの照明がついている中で、平手が1人で踊っているカットと数人のメンバーと平手がともに踊っているカットが入り混じっている。1人で踊っているときも、誰かがいるかのような動きをしている。最後は数人のリップシーンで締めくくられる。


 2番Aメロ後半では、「さあ 何を始める? どんな会話する? やりたいことは別にないけれど…」と歌っている。ここはA後半同様、不特定多数の誰かに対して主人公「私」が問いかけていると考える。さらに、この場面の後半「やりたいことは別にないけれど…」では主人公「私」が自分自身のことを話している。「(みんなは)何を始める?(みんなは)どんな会話する?(私は)やりたいことは特にないけれど…」と、フレーズ前に人物を入れることでより意味が浮き上がってくる。前半で誰かに問いかけたことを自分自身に置き換え考えた時、私自身やりたいことは特にないと消極的に考えている様が現れている。MVは2番Aメロの続きで、平手が1人で踊っているカットと数人のメンバーと平手がともに踊っているカットが入り混じっていて、1人で踊っているときも、誰かがいるかのような動きをしている。


 2番Bメロでは「ずっと自分だけの世界に 引きこもっていたいのに… 青空の下 まだ無理をしなきゃいけないか」となっている。「青空の下 まだ無理をしなきゃいけないか」とあるが、2番Aメロで夏であるのがわかったことから、自分だけの世界に引きこもっていたい=自室に引きこもっていたいのに、炎天下で、他人もいる空間にいなきゃいけないのか?と嘆いているように感じる。MVは、白い世界に場面が変わり、しがらみから自ら抜け出し手を取り合っていくメンバーの様子、そして、メンバーが抜け出した後しがらみが崩れていく様子が映されている。その後、しがらみから抜け出したメンバーが円になりそれぞれポーズをとり止まっている。その円の中心に平手が走っていき、黒の世界へと切り替わる。黒の世界では、特殊なカメラを使用し撮影した、メンバーが空中でジャンプしポーズしている様子が出てくる。


その後、2番サビに入る。歌詞は最初に出てきたものと変わらない。MVは基本的に、白の世界で、先ほど出てきた円になっているメンバーの真ん中で平手が一人で踊っているカット、リップシーンのソロカット、特殊なカメラで撮影された、白の世界同様、先ほども登場した空中でポーズをしている、カラーのレーザー照明がついている黒の世界の3つで構成されているが、1箇所だけ違うカットが入っている。「孤独なまま生きて行きたい」の部分では全身白の衣装でしがらみを表しているエキストラから逃げる平手の姿がスローモーションで映されている。


そして、間奏の前半では「OH WOW WOW WOW WOW WOW!! 」が4回繰り返されている。最初は音楽も静かになり、水辺に一人佇む平手が引きの絵で映る。2回目は白の世界で倒れている白い衣装を身に纏ったエキストラが2箇所で映される。3回目では、黒の世界で、最初は平手以外のメンバーがビートにのり自由に体を動かしている。そのとき、平手は数歩前に立ってそんなメンバーを見つめている。3回目の最後の「WOW!!」のみ最後の音が上がり、一瞬白い世界に戻る。そのとき、平手以外のメンバーは片腕をあげジャンプしている。平手は先ほど同様他のメンバーを見ているためこちらには背を向けている。ジャンプはしていないが腕をあげ、他のメンバーと似たポーズをとっている。また、この白い世界に戻りジャンプするときに映像がスローモーションになる。そのスローモーションが4回目も続き、4回目の最後には黒の世界に戻る。他のメンバーは3回目前半同様自由に体を動かしており、平手はターンをして、こちらに背を向け左足を伸ばし右膝は曲げ、右手を地面につけ静止する。


続いて間奏の後半では、「Blah Blah(Hey!)」が4回繰り返される。1回目・2回目ではMVは先ほどの続きで平手以外のメンバーはリズムに乗り踊っている。平手は先ほどのポーズからそのまま後ろに倒れこんでいる。2回目と、2回目〜3回目の間では、そのまま横に転がり仰向けで大の字になっている様子が映っている。3回目・4回目では平手以外のメンバーはリズムに乗り踊っており、最後にはポーズをとって静止する。基本的にはバラバラだが、片腕を伸ばしていることは共通している。


Cメロでは「願望は二律背反 押し付けの理性なんて信じない」と歌っている。「二律背反」とは「アンビバレント」の類義語で、矛盾・両立しないことを意味する。「二律背反の感情を抱くこと」=「アンビバレント」と捉えていいだろう。誰かに押し付けられたものは信じず、自分で決めた道を行きたいという主人公の感情が叫ばれている。MVの最初では先ほど一瞬出てきた水辺で一人佇む平手のカットが、ここでは表情がわかるように映っている。その後、黒い世界に戻り、静止していたメンバーが「信じない」という主人公の叫びを歌った後に腕を回し、前を指差し前進してくる。もがき苦しみながらも自分の感情や考えを貫き通そうとしているようなダンスに感じる。


ここで転調しラスサビ①に入るが、歌詞は2番サビと同じものを歌っている。MVではCメロの最後の黒い世界で引き続き展開される。引きやアップ、様々な角度から全員でのダンスを撮っている。今まで、特殊カメラの映像が入ったり、リップシーンが入ったりすることが多かったため、全員でどのように動いているか、フォーメーションが変化しているかがわかりにくい部分もあった。ここでは、アップのソロカットも入るが、今までよりも少なく、また、ダンスしながら撮影されたようなアップのカットもあるため、サビのダンスの全体像が見やすい。


そして、次のラスサビ②は、今までの1・2番それぞれのサビに近い旋律で構成されているが、歌詞の内容やリズムが異なる。「一人になりたい なりたくない 一人になりたい なりたくない Oh! Yeah! だけど孤独になりたくない どうすればいいんだ この夏」と歌っている。「一人になりたい なりたくない」とここでもアンビバレントな、相反する感情を2回繰り返し歌っている。そして、一人になりたい「だけど孤独になりたくない」とまた、新たな、相反する感情を歌っている。そして、最後には、自分では結論が出ないこの感情に対して不特定多数に投げかけるように「どうすればいいんだ」と訴えかけ終わっている。MVでは冒頭に出てきた、しがらみを表しているようなメンバーから抜け出し歩いていく平手の姿・黒い世界で全員が踊っている中撮られた数人のアップのソロカット・特殊カメラを使った、空中で止まっているようなメンバーのカットの3つで主に構成されている。特に、しがらみを表しているようなメンバーから抜け出し歩いていく平手の姿のカットは冒頭と同じところもあり、さらにその続きのようなカットも入っており、この曲の始まりを思い出させるような映像になっている。


 そして後奏では、「Ambivalent about」が4回繰り返されており、回を増すごとに音や声のテンションも上がっていく、冒頭を彷彿させるような歌詞や曲調になっている。1回目では間奏前半でも出てきた、白い世界でエキストラが倒れている中、メンバーがジャンプしているカットがスローモーションで映し出されており、2回目に移り変わる間は映像が消え真っ暗になる。2回目では、ダンスシーンで登場した黒い世界で、パンツの裾を掴み左右に揺らしながら踊っているメンバーが映る。3回目では再び1回目に出てきた白の世界に戻り、ここでもメンバーが自由にジャンプしているところがスローモーションで描かれている。4回目には2回目に出てきた黒い世界でパンツの裾を掴み左右に揺らしながら踊っているメンバーのカットになる。左右に揺らしながら4拍ごとにジャンプしてメンバー間の距離を縮め、ぶつかりながら、笑っている様子が映っている。また、この4回目は平手が中心のカットになっている。4回目の終わりには、水辺に佇む平手の引きのカットが一瞬入り、すぐに黒い世界で踊っているメンバーが映る。最後は、全員肩幅より少し広めに足を内股に開き、膝を曲げ、左手は胸の前で、右腕は伸ばし直角より少し斜めに上げ、少し角度をつけたサイマジョポーズをしている。顔は左下を見ているため、表情はわかりづらい。


 曲が終わってサイマジョポーズから一回真っ暗になり、その後1人の足元が映される。最初、こちらを向いていた足先だが、すぐに反対へ向き歩き出したところでMVが終わる。


 この曲は今までの曲とは違う点が多い。まず、主人公の一人称が「私」であり、女性か男性かわからない。そして、今までの曲の主人公は、1つの芯を持った、自分の考えを曲げずに貫き通す・周りに訴えかけるような姿を描いた曲が多かった。しかし、本楽曲では曲名にもあるとおり、「アンビバレント」な、相反する感情や考えの間で揺れ動き迷い模索している姿を歌っている。だが、その中にも「私だったら」と自分の意見を主張するフレーズもあり、全く自分の意見を持っていないわけではない。様々なことを経て視野が広くなった主人公だからこそ、見える世界を受けての悩みなのではないかと考える。また、衣装・MV共に「白と黒」を基調としており、色を使用して、視覚的にも相反する、「アンビバレント」の意味を助長している。そして、ダンスでは衣装を使ったダンスや、発展させたサイマジョポーズなど、これまでになかったことを取り入れているのも特徴であると感じた。


【フォーメーション 一覧】
(1列目 8名、2列目 5名、3列目 5名 計18名)

アンビバレント


【参考資料】
https://www.bubkaweb.com/posts/4648916
https://youtu.be/aeM6VF2XOn0


[追記]

このアンビバレントだが、MVには映っていない2番のサビの振り付けがファンの間では好評で、話題を呼んだ。

センターの平手がこの曲の振り付けを1人で行なっているのに対し、周りの他のメンバーは過去に発表された曲の振り付けを踊っているのだ。

これも「相反する」ことを表現しているのであろう。

欅共和国2018 3日目最終日のWアンコールで初めてファンの前で披露されたが、その日のSNSではこの2番の振り付けでファンが盛り上がったのは記憶に新しい。

テレビで披露する機会がなかなかないため幻と化しているが、2019年末に放送された「坂道テレビ」(NHK)ではフルバージョンで披露され、この振り付けももちろん取り入れられていた。

発売年であり、披露することが多かった2018年の年末はセンターの平手が怪我に治療のためにパフォーマンスをすることができずフロントメンバーでセンターを交代して年末の音楽特番に挑んだ欅坂46。当時:けやき坂46(ひらがなけやき)のメンバー加わってパフォーマンスすることもあった。この時、番組によってセンターを務めるメンバーに合わせて毎回変えられた振り付けもファンの中では好評を博した。