はやく…彼らに免疫を…

6月7日(水)
あれは先週の水曜日だった。
遥か遠い昔のことのよう。
幼稚園から帰宅後、
ぜっったいに公園の噴水で遊ぶ!!
と大騒ぎして、全身水着に着替え、大いにびしょ濡れになってはしゃいでいた長男。

その夜嘔吐。
「ぼくは、3回吐きました!」
と次の日の診察で先生に自分で伝えていた。

その後回復したと思われたが、
4日(日)発熱。
微熱から38度台前半をいったりきたり繰り返し。

その後長男は回復したと思われたが、
時同じくして日曜の夜、
次男嘔吐。
「弟は!7回吐きました!お風呂でも!」
と次の日の診察で長男が代わりに伝えてくれた。
場所の報告はいいって。
でも、そう浴槽でね。
必死で、どうにか詰まらせないように掃除したけれど、どう掃除したか覚えてない…。

明日から幼稚園行けそうだよ!と長男に伝えた今日の夜、
次男発熱。
大丈夫、覚悟していたから…。
綺麗に辿る。兄の軌跡を。

今まで感染対策をしっかりしてくれていたからこそ、今年度に入ってインフルエンザや胃腸炎やRSウイルスが蔓延している長男の幼稚園。
重症化しないよう気をつけなければならないが、ある程度は感染覚悟で臨んでいる。
同じ習い事や、遊びの約束をしていたお友達のお母さんたちと、

「はやく…彼らに免疫を…」

と、呪文のように唱えている。同士がいて心強い。


我々親としては、

「抵抗力をつけるべし」
「動けるうちに動くべし」

ということを意識して頑張っている。
具体的には、看病疲れからついつい夕食をUberさん頼みになってしまいそうなところ、
(まだいける…まだ作れるぞ…)
と思い直して自炊をしたり、
見ないふりをしていたお風呂の汚れに対峙して、
(明日から私が寝込んだらどうなる…?いつまでこの汚いお風呂に入ることに…?)
と気合いを入れて掃除をしたり、
いつも以上に無駄に働いている気がする。
お風呂の汚れも通常運転のときに掃除しとけよって話なんだが、
こういうモチベーションがないとなかなか動けない人間なんで。

それと、今回の子どもたちの体調不良ウィークにあたって、私が意識したことがもう一つ。

「私がやらねば誰がやる」

今思えば、今までの子どもの体調不良時、
どこかで夫に期待して、
何か夕食買ってきてくれないかな?
買い出しへ行く間だけ子どもを見ていてもらえないかな?
お風呂のあと着替えさせてくれないかな?
夜の会食行かないでもらえないかな?
と無意識に思ってしまっていた。

しかし最近の夫を見ていると思う。
仕事と睡眠、それ以外の何かをする時間が本当にない。
イレギュラーな出来事に対応できる時間の余裕が本当にないのだ。

勝手に期待して、期待に反することをされ、勝手に失望して、イライラする

という脳内の作業をやめた。
すると、私が不機嫌にならずに済んだし、
夫の方から「帰りに何かごはん買って行こうか?」などと、自発的な気遣いが産まれた。
(結局その日の帰りは20時過ぎになり、子どものごはんの時間帯考えてないじゃん…と若干イライラしたのだが)

というわけで、夫には普段通り仕事に専念してもらい、Uberさんには出陣を待機しておいてもらい、今日も私はネットスーパーにお世話になる。
お店に行って子どもにせがまれて買う無駄遣いよりも配送料の方が安いじゃん…と気付いてから、月1〜2回はお世話になっている。

だが、どこかで目にした「ネットスーパーだと買いたいものだけを買うので、無駄遣いせずに済みます!」という口コミは甚だ疑問である。
今日も私は、2週間限定特価というコーナーに15分位居座ってしまったし(ネット上で)、
「子の無駄遣い>配送料」とか言いながら配送料無料の壁を越えるべく、普段買わないものをポチポチと買い足してしまった。
キムチとか。半年ぶり位に買った。
そして本当に買いたかった卵を買い忘れる。

夫に頼らずにやり切る!と決意してのネットスーパーだったのに、
偶然早めに帰れることになった夫に、
「ごめん、卵だけ買って帰ってきてちょうだい」
とおつかいを頼む。
冷蔵庫には半年ぶりに買ったキムチがあるけれど、子どもは食べられないし、明日の朝食にやはり卵は必要だ。仕方あるまい。
私がこれまで不機嫌にならずに、子どもの体調不良ウィークをこなしているためか、この程度の頼みごとだからか、夫も快諾。

そしておつかいをして、
買い物袋を使わずに手持ちスタイルで帰宅した夫の手には、

たまご

そして

キムチ

な、な、キムチ…!!!!!

なぜか夫も半年ぶりに食べたくなったとのこと。同じ銘柄のキムチを買ってきた。

あまりの気の合いっぷりに、機嫌をよくした2人は、家にこもりっぱなしでストレスが溜まった子どもたちを連れ、食後に夜の散歩に出かけた。

そんな1日。


じぇっきゃさんからのお題
「今、ほしいもの」

カウンター下に置く棚。
めっちゃ現実的な「ほしいもの」でスミマセン。
信じられないことに、うちリビングダイニングに収納棚がゼロでして。
そして馬鹿でかいダイニングテーブルがあるから、
カウンター下以外に棚を置くと部屋が狭く感じるだろうな、と考えている。
しかし、なかなかいい大きさ、いい色のものが見つけられず、ずーっとほしい、ほしい、と言っているだけ。
家具に関しては、私の長男出産の里帰り中に夫が決めて引越しまで済ませてくれた、という過去があり、
最近になってようやく「自分の家のもの」と思い入れが出てきた気がする。
北欧のインテリアに憧れていた私に対して、
夫が選んだ家具はビビッドオレンジのテレビボード、ペルシャ絨毯…。
しかもほぼ相談なく…。
しまいには引越しがすべて終わったあとで、
夫の頭の中で北欧と東欧の区別がついていなかったことが発覚した。
ビビッドオレンジとペルシャ絨毯が果たして東欧インテリアなのか、
そして東欧インテリアってそもそもどんな?という新たな疑問も湧くが、
そういう男なのだ。仕方ない。
だから、カウンター下の棚だけは…!
私が納得できる、かつ、ビビッドオレンジとも共存できる、素敵な棚を、どこまでも探し続けるのだ。

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