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時間

あなたにいくらかの時間が与えられています。
その時間、何をしてもいいです。
あなたは何をしますか?
※ただし、あなたに与えられた時間を自分自身で知ることはできません。

筆者からの問いかけ。考えてみて….!

私は、人生ってめちゃ壮大な暇つぶしだと思う。
でもやっかいなのが、暇つぶしの時間は人によって違うのと、自分に与えられた時間がわからないこと。

冷静に考えて、めちゃ不便。
だって、1日の予定を立られるのは、授業の時間が何分で、電車に乗っている時間が何分でってわかるからやん。
((所要時間のわからないミーティングなんてめちゃんこ嫌やん……))

でも、令和6年の日本では「残された時間が正確に分かる」AIもロボットも魔法も存在しない。
だから、私たち人間は、「人生って長いのだろう」とどこかで思っちゃっているんだと思う。
今が永遠に続くように錯覚しちゃうというか、。そんな感じ。

でも、「人生って長くないかもしれない」ということは、みんな知っているようでもある。


古くは、心理学のゲシュタルト療法「here and now」(今ここ)の概念が、過去にこだわったり未来を案じたりするのではなくて、今何を考え感じているのかに集中するようと言っているし、
少し前だと、H先生のアレが流行って、後まわしにしようしていると、「いつやるの?今でしょ!」とツッコミが飛んできた。
他にも、死ぬ前に後悔したことの1位に「自分の人生を生きなかったこと」っていうのも入ってるらしい。

人生は長くないかもしれないから、「今やりたいことを大事にする」とか「挑戦をしてみる」とかが大事だということは、みんなわかっているようだ。

けれど、ほとんどの人間って「怖い」とか「周りの目が気になる」とかいった理由で、行動には移せない。このジレンマにずっと挟まれぱなし。

「今を生きないと明日どうなるかわからない」という状況におかれて初めて、そのことの意味に気がつき、後悔する。


私は死ぬことが怖い。
どれくらい怖いかというと、例えば、天使がホワンホワンとやって来て、「あなたは明日で終わりですよ」なんて言われたら、確実に号泣する。

まだまだみんなとたくさん話したいと思うし、もっと知らないことを知ってみたいという気持ちがある。
それに、使命というとずいぶん大袈裟だけど、やりたいことをやるスタートラインにやっと立ったばかりだ。

一方で、死ぬこと対してそんなに恐怖を感じていない人もいるようにみえる。
もっというと、「痛みがなくてふわっと気づいたら逝っていたら…..」、という人。だから、そんなに難しく考えなくてもいいんじゃないかって思う人もいるかもしれない。

その気持ちもすごくわかる。
そういう人はたいていこんなことを言う。
「人生なんだかんだ楽しいことばかりではないし、特段やりたいこともないし、まあ、痛いのだけはやめてほしいんだけど、痛くないなら別にいいかな。」と。


結局なにが言いたいかって……..
人生はみんなの思っているよりも長くないんじゃないかということと、
最期に対する気持ちがどう生きるのかに反映されるのかなぁって思う。

「あなたどうやって生きていきたいの?」という問いからではなくて、
「最期の時をむかえるときにどうありたいの?」という問いから考える時間があってもいいのかなと思うのです。


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