日記 縄張り
また台所で寝ている。疲&労。一からわからない悪夢のような業務から解放された、と思ったがそう思ったのも束の間だった。こういう日に限って上司が不在で腹が立ちまくりだった。しかし今思うと、かえって良かったのかもしれない。生活のために労働しているがいい加減辞めたい。逆に仕事以外に悩みがない気がする。それは幸福だからというよりも、社会の基準から逸脱していること、すなわち変わり者の自分をある程度受け入れているからかもしれない。生活のために労働している。金がある状態で自由も手に入れば自分は案外何もしない気がする。何もしないって、良いことだと思う。みんな本当は変人なのに無理して何かをし過ぎている。妙な輪郭。カードの明細に書かれた数字と目が合う。ストレスが溜まると金遣いも荒くなる。
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妙な勘が働くことがあって、仕事終わりに職場の人に会うかもしれないと思った。そのようなシチュエーションがかなり嫌い。社会人になってからではなく、小学生の頃から。オフの時に同級生含む学校関係者と会うのは本当に嫌だった。当時親から「そんなのは変だ」と言われたが、生憎社交的な性格からは程遠かった。飲食店を覗いたら職場の人物らしきシルエットがあり、逃げた。腹を空かせたまま本屋に寄る。どうか知り合いに会いませんようにと心の中で願った。お気に入りの本屋に職場関係者がいたら「私の庭を荒らさないで!」と発狂するかもしれなかった。そのくらい心が荒れていた。本屋では流れている曲が大変良くて、スマホで検索しようかと思ったが今スマホ出したらおかしいのかなと思ってやめた。歌詞の一節を暗記して後で調べようとしたがすでに忘れた。
その後、美味しいトマトソースのパスタを食べたら威嚇モードはおさまった。空腹と労働のし過ぎは大敵。マジで。
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NHKの戦争関連の動画がおススメに出てきたので何となく見始めたら涙が出た。戦争は絶対にダメ。中村哲さんのドキュメンタリー映画の予告編だけ見ても涙が出た。戦争は絶対にダメ。
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一人も大臣や議員が辞めていない現状。いよいよ狂ってるな〜と思う。戦後民主主義が崩壊するのか。でも本当は民主主義なんて、最初からなかったのかもしれない。実は終わっていない戦争が姿を変えているだけなのかもしれない。戦争は本当にひどい。簡単には解決できない傷跡を無責任に未来に残す。