手紙

お久しぶりです。約一年ぶりです。
仕事を辞めてしばらく泥のように眠る日々でした。口では辞めたいと常々言っていたものの、それなりに誇りを持っていました。結局色々なことが重なって耐えられずに退職しました。諦めの反動からか、しばらく動けませんでした。原因は色々考えられます。どう説明してもわざとわからないフリをして納得してくれなかったひとや自分の手柄にするために駒として扱ってくるひともいました。「ひと」というのにほとほと疲れました。でもこんな話をしても味気ないですし、結局「自分で選んだのではないか」ということになります。私には一番それが傷つくので、話ができるようになるのに一年くらい要しました。つまるところ、ものすごい勢いで傷ついていったのだと思います。頭がおかしくなっている時、客観的に自分のことを見るなんてまず無理です。
心が可視化されて見えるようになれば、この世界は地獄絵図だろうと思います。
昨日久しぶりに前の職場の人と話をして、うまく声が出ない自分に気づきました。これ以上、梯子を外されたら、自暴自棄になると直感しました。私は声から取り戻したいと思うし、いなかる理由があっても声を上げることを止めてはいけないと痛感しました。毎日毎日自分を励ます言葉を探していました。私はもう二度と同じ場所に戻れません。同じ自分もいません。ひとつ理解したのは、私を救ったのは結局私という存在で、その人といつも手を繋いでいるようです。その人は生きていれさえすればそれでいい、といつも言っていました。私は実はその意味をよくわかっていません(だってそんなことないと思うから)。でも結局、私は生かされました。もう十分だと思っているのにです。だから意味や目的なんて意味を成さないと思います。私は逃げ切って、私の声を取り戻していきたいと願います。

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