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【掌編小説】 るみ

わたし

彼に夢中だ

もっと
ずっと
いっぱい
一緒にいたい

なかなか
叶わないけれど

恋多き
女と
言われても
かまわない

いつだって
この瞬間を
大切にしてるだけ

惹かれあい
求め合うことの
喜びも

分かち合い
溶けてしまうほどに
愛おしい

他の誰かでは
ダメなんだから

ちゃんと
しっかり
繋ぎ止めて
ほしい

遠い
昔からの
連れ合いのように

なぜか懐かしく
思えるから

きっと
運命なんだと
感じてる


彼も

どうか
同じ
気持ちで
ありますように


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