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生きているだけで偉いのか
生きているだけで偉い。つらいとこぼす人へよくかけられる言葉だと思う。私もそう思う。
こんな世界に、生きているだけで偉い。
けれど、本当にそうなのか?
生きているだけで偉い、その言葉をかけてもらえるのは、生きて更に“仕事等の何かしらの社会貢献ができて”いて偉いではないのか。
私がただ、あくせく働かず、起きて飯食って寝て終了(BUMP OF CHICKEN/モーターサイクルの言い回し)していたとしたら、絶対に偉いとはならないはずだ。働けるのに働いていない=他人の世話になっているだけなのだから。
生きるためには対価を払わなければならない。生きている“だけで”丸儲け、なんてよく言うが、その言葉で完結できるほど優しい世界ではない。
自分から見た他人は生きているだけで価値があろうが、自分から見た自分は、やっぱり価値がないように思う。人から貰ってばかりで何も与えられていない。
生きているだけで偉い。そう言って貰えないほどの人間であると思うだけで、死にたさが加速する。
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