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【ライブレポ】ライブハウスでBUMP聴けて大歓喜のオタク

行ってまいりました北海道。

BUMP OF CHICHKENのライブハウス、いわゆる”箱”。
こんなバケモンバンドがライブハウスでライブをするなど、意味が分からないほどの倍率なわけです。

学生の頃から応募し続けて、やっと今回当たりました。(正確には、彼氏に当ててもらった)
BUMPは、ファンクラブがないので、平等であると同時に厳しいチケット争奪戦が毎回繰り広げられるのです。

数年前の台湾旅行でやった灯篭飛ばし?に「BUMP OF CHICKENのライブハウスに行けますように」と書いたくらいには、悲願でした。

その場所はZeep Sapporo!!!!叶ったよ台湾!!!

社会人の財力を発揮して、行ってきてしまいました。
BUMP OF CHICKENのライブハウスツアーSilver Jubilee@Zepp Sapporoのライブレポです。

BUMP OF CHIEKENとは

おそらく、誰もが知っている日本を代表するロックバンド。
言わずとも知れた代表曲は、『天体観測』ですね…

「私、BUMP好きなんだ~!」と言うと、大抵「中学生の頃聴いてたけど今は聴かなくっちゃった」と言われます。(ばかやろう~!今の曲もめちゃいいから聴いて!!!!)

私自身も中学生のときにこのバンドに激ハマりして思春期の闇時代を何回も救ってもらった恩人のようなバンドです。
他の人が一体どうやってBUMPなしに思春期を乗り越えたのか真剣に心配。(その人にはその人なりの救いがあったんだろうとは思う笑)
そして、その後「卒業」を経ずにここまで来てしまったアラサーです。

でも、10代の頃から変わらず好きなことがあるっていいことよね。と思う。

強さが求められる世界で、弱いままでもいいと歌ってくれるバンド。
生命の美しさ、尊さを教えてくれるバンド。
人と触れ合う怖さ、そして人との出会いが与えてくれる生きる意味を隣で語りかけてくれるバンド。

おこがましいかもしれないけど、ボーカルであり作詞・作曲をする藤原基央、藤くんの曲を聴いて、「あ~この人の言ってることわかるわ」という気持ちになるのです。
あるいは、最初は意味が分からなくても人生のある段階で分かる時が来る時もある。
そんな不思議な力を持ってるBUMP OF CHICKEN。

私の人生のこれまで、そしてこれからも、かけがえのないバンドです。


大切な人の隣で聴く音楽

ライブハウスに入ると、この3年間稀に見る人の密度。

前に立ち並ぶ人も背が高い人ばかりで、メンバーのことも全然見ることができなかった。(藤くん・ベースの直井由文、チャマがチラ見えするくらい)

でも、私は彼氏と肩を並べて見ることができたのが、ちょっと嬉しかったりした。
今まで、何回も一緒にライブに行ったけど、ここまで近い距離でいたことはない。

彼氏の表情を見れたり、イントロが聴こえた瞬間顔を見合わせたり、音楽にのる身体の揺れを感じたり。

大切な人と一緒に音楽を楽しめる近い距離感が初めてで、BUMPはあんまり見えなかったけど、ある意味大切な体験になった。

flare

鼓動が星の数ほど 混ざって避け合って行き交って
迷路みたいな交差点 大丈夫 渡れるよ
Flare / BUMP OF CHICKEN

「大丈夫」

このワードは、BUMPの歌のなかで時々出てくるのだけど、ライブでの藤くんは、私に向かって、心を込めて、「大丈夫」と言ってくれてることが分かる。

だから、藤くんに大丈夫と言ってもらえると、ほんとに大丈夫な気がしてくる。

この歌詞を聴くと、スクランブル交差点でたくさんの人が行きかっている様子が思い浮かぶ。
それぞれが鼓動を鳴らしながら、色々な考えを持ちながらすれ違っている。
その交差点をぶつからずに渡るのは、相当な至難の業に思える。

でも、藤くんは「大丈夫、渡れるよ」と言ってくれる。
たくさんぶつかることもあるかもしれない。傷つくこともあるかもしれない。

でも、君なら大丈夫だよ、と。
それが個人的に、新聞社という新しい社会に挑む自分と重なって。
涙出た。

66号線

これは、彼氏がずっと聴きたいと言っていた曲。
イントロが流れた瞬間、顔を見合わせた。

感動してうなだれる彼氏。
良かったね、良かったね、と思いながら、私自身も好きな曲だったので、素直に嬉しかった。

僕にだってきっとあなたを救える
今でも好きだと言ってくれますか
66号線/BUMP OF CHICKEN

突然、楽器隊が消えて圧倒的なアカペラ。
力強くて切ない歌声。

この、藤原基央のアカペラがライブハウスで聴けたこと、一生忘れないと思う。

GO

自分で決めたことだから多分ひとりでも平気さ
つまづいても 迷っても 明日があるから
Yes, I will…/森川美穂

GOのイントロでは、藤くんがアレンジして歌ってくれることが定番になりつつあるけど、今回はアニメ『七つの海のナディア』のエンディング曲、Yes, I will…だった。

子供の頃の切ない気持ちを教えてくれるようななんともいえないチョイス。

好きな人が選ぶ好きなものって、なんでこんなに心に響いてくるのか。。。

SOUVENIR

アニメ『SPY FAMILY』のオープニング曲です。

これ、ライブめっちゃ楽しい。

本当に、愛しい人が待っている場所への帰り道を歩いているような歌詞とメロディー。口ずさみたくなる。
間奏中の手拍子、めちゃくちゃ盛り上がる。

アニメの映像は、きれいでかわいい感じで。
PVは、都会的でかっこいいイメージで。

ライブではどうなるんだろう?と思ったけど、かっこよさはそのままに一体感が味わえる曲だなと感じた。

MC

「もっと喋れろ!笑」

いつもどおりグダグダなヒロことギター増川弘明のMCに対する藤くんのツッコミ。

7月は、ベースのチャマこと直井由文の騒動後、そして2年半ぶりのライブだったこともあってか、藤くんが中心に喋るみたいな感じだったと記憶しているけど、今回のライブは4人のじゃれ合いを見ることができて嬉しかった。
チャマも輪に戻りつつあって嬉しかった。

夢の飼い主(アンコール)

これも、彼氏が聴きたいとずっと言ってた曲。
前回の演奏は、なんと2004年とのこと。
「ほんとにレアだ!」とライブ後に興奮して話していた。

私はちゃんと夢と向き合えてるのか?
誰かに見せびらかすための夢ではないのか?
BUMPの言葉はいつも、耳が痛い。

ガラスのブルース(アンコール)

ガラスの眼をもつ猫は星になったよ 大きな声も止まったよ
命のかけらも燃やし尽くしてしまったね 得意のブルースも聴けないね
ガラスのブルース/BUMP OF CHICKEN

BUMPのライブ最後の曲として、定番曲の『ガラスのブルース』。
このパートは、いつも私たちが歌うことになっているんです。それは、BUMPと私たちが知っている大切な約束なんです。

でも、今はコロナ禍。
私たちがいつも歌っていたこのパートは、誰も歌わない。

藤くんは、学校を休んでしまっている子の席のように、その場所を残しておいてくれると7月のライブで言っていた。

その日も、そのパートは楽器だけが音を鳴らして。
でも、私には自分の声も、皆の声も聴こえてたし、たぶんBUMPメンバーも聴こえてたと思う。

僕はいつも唄を歌うよ
君の声が届くよ

ここ、本当は「僕は今を叫ぶよ」という歌詞だけど、藤くんが歌詞変えをしていた。



ホテルに到着するまでがライブです!!!

ライブ後は、彼氏の知り合いも合流し、BUMPファンで本場のジンギスカンをつつきながらライブのセトリについて語り合った。

この時間も最高。
あの瞬間、胸がきゅーっとなっていたのは自分だけじゃなかったんだ!そういえば、あのとき藤くんこんな歌い方をしていたよね!ほんとあつかった!
語り合えば語り合うほど記憶が呼び起されて、ライブを2回味わい尽くすような感じだ。

1件目だけでは収まりきらず、カラオケに入って延長戦。(歌わない。語るだけ。)
1日目に参加していた方に、昨日の模様も教えてもらう。

私的には『グロリアスレボリューション』や『(please)forgive』があった1日目のセトリも良すぎたけど、話を詳細に聞けて追体験した気分になった。

永遠に語れるわ、、、と名残惜しくなりながら解散。

いや〜〜前日の荷造りからライブ後の語りまでをすべて込み込みでライブだ。

自分の好きなことを好きなだけ喋れるコミュニティがほんとに大事過ぎる。
みんな私以上にオタクだから安心する。

学生時代は、BUMPについて自分と同じ熱量で語れる友達がほぼいなかったから、本当にうれしくて。

大人も悪くないですね。

2日目は、北海道の寒さに震えながら小樽を観光しました。
何もかもが美味しくて。また行きたいな北海道!

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