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2022年1月の記事一覧
痛くても目を逸らさない。「夜が明ける」を読みました。
西加奈子『夜が明ける』を読みました。
読むのが痛かった、でも読み続けなければいけない、という気持ちで読みました。
西加奈子の本は、主人公の激しい心理描写に時には引きずられながらも振り回されながら、最後にはすごい景色を見せられてしまった、という感じだけど、この本もまさにそういう感じだった。
俺はアキに何かを託していたのかもしれない。俺にとってアキは社会に投げつける爆弾だった。優しくて、みっともな