結婚とは戦場へ行くことか
男は早いうち結婚したくない。女は早いうち結婚したい。長年耳にする戦争の火種である。
うちも例に漏れず遭遇していて、思うことがあるので書く。
"多くの男性にとって結婚とは、「行きたくないけどいずれ行かないといけない」という、とある国の徴兵制度みたいなものだといえるでしょう。"
藤本シゲユキ氏の記事を読んでいてこれだと思った。
いつかしなきゃならないけど、したくないから延ばしているのだ。
男にとって妻って、戦地に赴いた際明確な価値になる。めちゃくちゃ美人とか頭いいとか気が合うとかそういうのって、自分の階級が上がるのと道義である。女神だ。
だからめちゃくちゃ手放したくない相手が出てきたら、結婚を焦る男も見かける。
で、その価値のうちの筆頭にあるのが「若さ」である。若い奥さんをもらう。これはものすごい価値ですよ。
だから、女は早く結婚したがる。早く結婚できなきゃ自分の価値が下がって、ランクの高い男から選ばれにくくなるからだ。
結婚はお互いがめっちゃしたがっているというわけでなければ、申し込まれる方が申し込んだ方に可否を言い渡す形になる。したくないことに選択権があるなら、どうにか延ばしたい、と思う。そうして他に嫌なことがあったタイミングで「おまえの都合で嫌な話をしやがって」と相手のことが嫌になる。もしくは、女が自分の価値に見きりをつけて、別れる。
時を過ごし、女が代替わりしていくうち、ふと気付く。歳を取ったな。そろそろ結婚するか。
そう思った時付き合っている女は実は価値が高い。なぜなら、今までは付き合っている状態まで持っていければゴールであったところ、その上に目指す位置ができたからだ。結婚できそうな相手というのは基本的に付き合った相手の中から選ばれる。ってことは、そのタイミングでは1人か、せいぜい2人くらいしか選択肢はないのだ。
その時付き合っている女が結婚したがっていれば、そのままゴールインするだけである。若くても結婚願望のある女は母数が多い。だから元彼という存在は幸せになりやすいのだ。
どれだけ一緒にいても、相手が結婚したいタイミングをコントロールすることはできない。結婚とは情熱か、その瞬間の当人の価値、どちらかで決まるのだろう。
私は今の相手と結婚したいと思っていて、自分の決断だけではそれを手に入れられずにいる。
今私に動かせるのは自分自身のことしかない。今日こうやって書いて、これから私の考えが変わるのか、それとも状況が変わるのか、記録してあとで読む。
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