見出し画像

ない、ない、ない

知らない

 結局、友情とは何なのだろう
 結局、恋人とは何なのだろう
 結局、孤独とは何なのだろう

 20年間、曖昧なままにしている問題は沢山ある。

白黒つける事ばかりが正義だとも思わないし、むしろ曖昧なままのほうが好みだったりするのだけれど、ふと気になる夜がある。

友達と過ごす時間はたしかに楽しい。
それに嘘はないと思う。

しかし、友達と分かれた直後に来るあの孤独は何なのだろう。

すれ違う人々を見る度、「この人は私の事を何も知らないのだろうな」という気持ちが鮮明に現れてくる。

夜のせいもあるが、それ以上に辺がズンッと暗くなったような気がする。

 真っ直ぐな道の傍はいつだって暗闇だ。私は、その道の真ん中を歩いている。

落ちないように、落ちないように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?