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圧倒的な体験・体感を

2018年5月23日(水)~28日(月)の6日間。

東京、渋谷にて半・分解展 Vol.2 を開催します。


半・分解展って何ぞや?と興味を持って頂けた方は、InstagramやTwitterで「半分解展」と検索してみて下さい。

個展の様子や雰囲気が感じとれるかと思います。

半・分解展では一貫して「体験・体感」に重きを置いてきました。

100年前、200年前、果てはフランス革命まで遡り、旧き衣服を展示しました。


その展示方法も常識に捉われない方法をとりました。

1着の衣服をバラバラに分解し、中の構造が見えるようにして、展示する衣服を直に触れるようにしたのです。

まるで「衣服の標本」のようなものをつくりあげました。


そうすることで、衣服の持つ「美しさ」や「歴史」を知ってほしい。

ただ表面をなぞり知るだけではなく、本質に触れてほしい。

そんな想いを込めました。

半・分解展Vol.2でも徹底的にこだわるのは「体験・体感」です。

第1回目を遥かに凌ぐ 深い体験 に注力していきす。


分解してバラバラにしてしまったことにより叶わなかった「袖を通す」という行為。

今回は、分解パーツから抜き取ったパターンで縫い上げた「試着サンプル」を多数用意し、全身を使って体感して頂きます。


百聞は一見に如かず。

百聞は一触に如かず。

そして、百触は一試に如かず。


是非、私の原体験でもある「100年前の感動」を身体に浴びて下さい。

名古屋展も6月に開催予定です

私は、名古屋には「恩返しをしたい」という気持ちが強くあります。

2016年の個展は京都・愛知・東京と3都市をまわりました。


ただ、愛知 名古屋展のみ規模が小さく、日数も3日間と短い展示となり、申し訳ない気持ちがありました。

ところが、その短い期間に出会った方々とは様々なご縁に恵まれたのです。


名古屋ボストン美術館でレクチャーをさせて頂いたり、一宮の機屋さんで探し求めていたダブルフェイス生地に出会えたりと、多くの実りをもたらしてくれました。


愛知の皆さまからは与えられ過ぎました。

なので、今年の名古屋展は並々ならぬ想いを込めています。

規模も日数も東京以上に仕上げていきますので、楽しみにしていて下さい。

水面下では、海外展も進行中です。

どう転ぶかまだ解りませんが、紳士服の本場イギリスはサビルロゥに半・分解展をぶつける予定です。


ジャパニーズオタクを見せつけてやりたい。

イギリスが生んだスーツを、こんなに愛する日本人がいるんだぞ!と。

近代スーツへの橋渡し役となったボー・ブランメル。

彼の銅像に「ありがとう」を言いたいです。


※紹介している写真は2016年に行った 半・分解展 の来場者感想です。

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