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「思考力」を研ぎ澄ますためにおススメの8冊

ここ最近何度か「思考方法を教えてほしい」という声を頂くようになり、思考力を研ぎ澄ます際におススメの本8冊を纏めました。MBAのリーダーシップ論の授業でもシステムシンキング、デザインシンキング、行動経済学などの要素は多分に用いられるのですが、そういった観点からもグローバルで有名な8冊が下記です。

Super Thinking

状況ごとに類似する思考モデルを理解することで、低次の思考を経ずとも高次の思考に到達することができるというのが、本書のキーメッセージ。問題解決や意思決定手法には多くの異なるフレームワークがあり、これらを組み合わせることで更に効果的な思考が可能であることが分かる。

Thinking, Fast and Slow

人の思考は直感的な「速い」システムと論理的な「遅い」システムが存在し、これらが相互に影響することで意志決定しており、後者を活用し思考をスローダウンすることがより良い意思決定につながる、がキーメッセージ。行動経済学と心理学を基に、人がどのように認知バイアスに影響されるか分かる。

Predictably Irrational

人はしばしば非合理的な行動をとるが、その非合理性は予測可能なパターンに従っているため、これ法則を理解すると、より良い意志決定が可能である、というのがキーメッセージ。私の仕事で原理原則として「人は論理的ではないが、合理的である」という考えの基にもなった本。

Think Again

「知らないということを理解していることが智慧」、「どのように知っているのかを自問せよ」というのがキーメッセージ。リーダーシップ、コミュニケーション、教育において、自分の意見、信念を「再考(リシンキング)」することがどれほど重要かを具体的な例とともに紹介。

The Art of Thinking Clearly

集団浅慮、認知バイアスがいかに非合理的な思考を生み出しているのかを日常の判断やビジネス、投資の具体例とともに説明しつつ、その対策方法を提案。「決断疲れ」を生まないために、いかに意思決定を減らすことが重要かについても言及。

Designing the Mind

哲学と心理学に基づき、自己のマインド啓発と自己制御を高める心の「設計」方法を詳細に分析しつつ、生活の質を向上させるための具体的なステップを説明。自分のOS(オペレーティングシステム)=マインドをコントロールするための行動変容テクニックにも言及。

Thinking in Systems

システム思考は複雑な問題や状況を理解するための有用なフレームワーク。個々の要素だけでなく、その相互作用と全体像を重視すべき、というのがキーメッセージ。特にシステムを「要素」「相互関連」「目的」という3点に分解することがいかに強力か、具体的に思考する12のポイントを網羅

The Great Mental Models

複数の分野で使える基本的な「メンタルモデル」を活用することで、複雑な問題に対する理解や意志決定の質を高めることができる、というのがキーメッセージ。バックキャスト思考、一つ目のアクションの影響を考えたセカンドオーダー思考の活用方法を説明。

コンサルとしての読書知、コンサル/PE/投資銀行に関連したおススメの本も下記に纏めているので参考になれば幸いです。

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