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私が《廃業》したときの話

廃業したときの話

上手くいっている方から見たら関係ない話かもしれません。
人によっては笑ってしまうかもしれません。

私自身、数年前まで飲食業を8年程やっていましたが
人手不足と体調不良が重なり廃業を経験しました。

先日、事業継承や廃業のサポートをしている知人から
踏ん切りがつかない、どんぶり勘定、決算書が読めないなどの
経営者の方が多いという話を聞きました。

丁度いい機会だと思い、
その時のことを振り返って整理することにしました。

廃業をするにあたり踏ん切りがつかない

今まで、がんばってきたけどこれでいいのか?
まだ、やるべきことがあるかもしれない。

何がいけないのか?
まだやれる、もう少し、もう少し・・・

どんな小さな経営者でも一国一城の主。
危機だからこそ私がやらなきゃと……

【 見切りをつけたいけど、なかなかできない 】

それはなぜ?
・今までの実績
・人からの評価
・会社で築いた資産 
・従業員
・負債・借金
・義務感や責任感
・家族やその生活

色々な思いが積み重なって

・沢山のものを背負い、視野が狭くなる
・足を引っ張られ、前に進めない
・前に進んでも分厚い壁がある
・身近なことしか手がまわらない

こんはずではない。
なぜ、うまくいかない。

少しずつ、少しずつ、
プレッシャーに押されて、苦しくなっていく。

そのような感覚になってるかもしれません。

《もしも、廃業した後はどうなるのか?》


・従業員はどうなるのか?
・借金が残るのか?
・今後の生活は?
・家族は?

その後のことなど、考えることが多いと思います。
・現実はきびしい
・誰も助けてくれない
・未来が描けない

周りから見たら「やめた方がいいよ」と言われても、

「本当にそれでいいのか?」
「もう少しがんばってみよう」
「でも、どうすればいい?」


自問自答の繰り返し 
一人で考えているだけでは答えは出ない。

「けれど、このまま続けていけるのか?」

という不安も付きまとう。
不安が大きくなり苦しくなっていく。

あまりの苦しさに夜逃げや、
最悪は、自ら命を絶つ人もいます。

実は私も、その一人なる寸前の人間でした。


「経営者は孤独」


よく聞く言葉です。
経営者の多くは身に染みているのではないでしょうか。

従業員には弱気な姿は見せられない。
相談できる人があまりいない。
最後の決断は自分。

だから一人で考えて、
考えて、さらに考える。


何日、
何カ月と、
同じところの堂々巡り。

「やめていいのか?」
という自問自答の繰り返し。


そうしている内に余裕がなくなり、
不安が更に大きくなっていく。

いつの間にか、身も心もボロボロになる。

このまま続けていいのか、
やめる判断もわからなくなるほどの

疲弊した私がいました。

「やめる」と決めることをできたのは
少し前に10年ぶりに再会した高校の親友に全部話して

「やめてもいいんだよ」

その一言でやっと決心がつきました。

心身ともにボロボロになってからの決心でした。

《考えてるだけでは答えは出ない》


私自身の場合
続ける前提で考えても先が見えない状態でした。

まずは単純に
「やめる」ことだけをだけを決めました。

「決めた」ことで
その時はいくらか肩の荷が下りた感じがしました。

その後は最後までスムーズに話は進んできました。

決めなければ、
頭の中に両方の選択がありすぎてまとまらないと思います。

決めると、その選択肢に絞られます。
それができるのはあなた自身です。

周りの人は聞くことアドバイス等しかできません。

私も経験しましたが、
「やる(続ける)」「やめる(廃業)」
を決めるだけでも大分違うと思います。

「やる(続ける)」なら
継続することだけに集中すればいいと思います。

「やめる(廃業)」なら
いかにスムーズに廃業するかを進めるだけです。

あなた自身も
今までのことを思うと本当に難しいかもしれません。

「やめる=失敗・恥ずかしい」


と思うかもしれません。

他の人に何か言われるかもしれません。

それで決められず、
自分自身を犠牲にするのは、やめにしませんか?
もしかしたら家族も……。

決められず惰性で続けることが
一番よくないことではないでしょうか?

《踏ん切りがつかない方へ》

廃業することは悪い事でも何でもありません。
「決めた」あなた自身も悪くない。
大きな決断であり、次への第一歩だと思います。

どちらにしても
「決めること」ができない、その状態が悪いだけ。
決めてしまえば、あとは進むだけ。

どんなに辛くて諦めても
「幸せ」になりたい気持ちはあると信じています。

「そんな気持ちはなくなった」
という方もいるかもしれません。

ならば何故、そこまで頑張ったのでしょうか?

それは、本当に
それだけのためにがんばった証拠だと思います。
だから、いつの間にか忘れただけです。

昨今、コロナ渦でありますが
まずは、あなた自身未来のために
より良い選択をして下さい。

今までがんばってきたからこそ
次にその経験が必ず生きると思います。

悩んでいる方が、
もう自己犠牲なく
「幸せになること」を切に願います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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この下は、こんな方へのご提案です。

・なかなか決められない
・まだ、踏ん切りがつかない、
・決めてもモヤモヤが晴れないなど
・普段の仕事や生活では考えがまとまりにくい

そして

「今日も素晴らしい1日です。
   でも、私にはそれが感じられない」

そういう思いが少しでもあれば
普段と違うところで3時間ほど作り考えてみてはどうですか。

私の自分の振り返りと未来のヒントとなったセミナーのリンクです。
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あなたが少しでもそう思うなら、ぜひ参加して確かめてください。

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