患者さんを捉える -腰を鳴らせた後、腰に痛みが生じる症例-
以下に記す症例について、見方、知識の使い方、考え方の流れが参考になれば幸いです。
情報)
20代の方である。
腰をひねって腰を鳴らすと、その後から腰にズキンとした痛みが生じる。
痛み部位は右PSISあたりである。
その後、右下肢荷重や歩行で痛みが出現し、しばらく続く。
Q)原因は?
A)PSISなので仙腸関節の可能性が高い。
Q)評価では?
A)座位で両仙腸関節を触診しながら骨盤の前後傾自動運動を行わせると
右仙腸関節が過可動であった。
恐らく、腰を鳴らす動作に