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『稲盛和夫一日一言』9/4(日)

こんにちは!
『稲盛和夫一日一言』 9/4(日)は、「利潤は士の禄に同じ」です。

ポイント:石田梅岩の教え「商人が利潤を得ることは、武士が俸禄をもらうことと本質的には何も変わらない」 

商人の売買の利益は、武士の俸禄と同じである。売買の利益がなければ、武士が俸禄なしで仕えるようなものである。

商人は、左の物を右へ取り渡しても、正直に利益を取る。不正をして取るのではない。鏡に物を映すように、隠しだてすることはない。商人は、正直に利益を取ることによって成り立ち、正直に利益を取るのは商人の正直である。利益をとらなければ、商の道ではない。

江戸時代中期に儒学、仏教、神道、老荘思想などを総合した心学(石門心学)を確立した石田梅岩(いしだばいがん)。利潤追求を天理として肯定し、それを商人の正当な職分である、と説いたため、商人が高く評価されなかった歴史背景の中で、その思想は広く商人に支持されました。

稲盛名誉会長は、「この教えの根底にあるのは、卑怯な振る舞い、不正な振る舞いで利益を求めていけない。利を求むるに道あり。」と言われています。

稲盛経営12ヵ条 第9条                        勇気をもって事に当たる ー卑怯な振る舞いがあってはならないー   「勇気」は、物事を判断するときに必要となります。私は、「人間として何が正しいのか」という原理原則で判断すれば誤りはないと考え、それを貫いて経営してきました。もちろん原理原則で結論を下したことで、自分に災難が降りかかってくることがあります。また、人から誹謗中傷を受けることもあります。それでも、会社のために最もよかれと思う判断を断固として下す。それが真の勇気を持った経営者の姿です。(「第21回盛和塾世界大会(2013年7月18日)」要旨  稲盛和夫 OFFICIAL SITEより)

人間として何が正しいかを判断の基軸に置き、決して卑怯な振る舞いをしない。言うは易く、行うは難し…ですが、日々心掛けを新たにし、真っ当な人生を歩んでいければと思っています。


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