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『稲盛和夫一日一言』12/9(金)

 こんにちは!『稲盛和夫一日一言』 12/9(金)は、「反省ある日々 ①」です。

ポイント:間違いを起こしたら、そのたびに素直に反省し、再び同じ誤りをしないように懸命に努める。そうした反省ある日々が人間性を高めることにつながっていく。

 2011年発刊の『京セラフィロソフィを語るⅡ』(稲盛和夫著 京セラ経営研究部編/非売品)「六つの精進ー3」の項で、反省のある毎日を送ることの大切さについて、稲盛名誉会長は次のように述べられています。

 一日が終わったときに、その日を振り返り、反省をすることが大切です。
 例えば、「人に不愉快な思いをさせなかったか」「不親切でなかったか」「傲慢ではなかったか」「卑怯な振る舞いはなかったか」、さらには「利己的な言動はなかったか」というように、一日を振り返り、「人間として正しいこと」を行ったかどうかを確認するのです。
 自分の行動や発言で、もし反省することが少しでもあれば、改めていかなければなりません。
(一部抜粋)

 私たちの心の中には、「善き心」と「悪しき心」が同居しています。「善き心」とは利他の心、優しい思いやりの心であり、「悪しき心」とは利己的な心、オレがオレがという自我優先の心です。
 「悪しき心」が持ち上がってくるのを抑えて、「善き心」が大きくなってくるようにするのが「反省をする」という行為です。

 稲盛名誉会長は、いつからか、毎晩寝る前や翌朝起きて洗面台の鏡の前に立ったとき、反省をすることが習い性になっている、と言われていました。

 今日の一言では、「人間は誰しも完璧ではあり得ず、時に間違いを引き起こしてしまいます。しかし、そのたびに素直に反省し、再び同じ誤りをしないように懸命に努めていく、その日々の繰り返しが、少しずつ人間性を高めてくれるのではないでしょうか」と述べられています。

 私も名誉会長にならって、毎朝洗面台の鏡で映っている自分の顔をじっと眺めながら、「昨日のあの言動はよくなかったなあ。もっとああしておけばよかった…」と反省したり、「今日のあまえの顔は覇気がないな。無理やりでもいいから、口角上げて今日一日笑顔で元気にいこうじゃないか…」などとつぶやいたりしながら、気分を上げるようにするのが習慣になりました。

 反省のある毎日を送ることで、人格、魂が磨かれ、すばらしい人生を送ることができる、と信じて、あなたも反省のある毎日を送ってみませんか!


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