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『稲盛和夫一日一言』12/10(土)

 こんにちは!『稲盛和夫一日一言』 12/10(土)は、「反省ある日々 ②」です。

ポイント:反省ある日々を繰り返していくことで得られる人格こそが、私たちを素晴らしい人生へと導いてくれる。

 2001年発刊の『京セラフィロソフィを語るⅠ』(稲盛和夫著 京セラ経営研究課編/非売品)で、反省ある人生をおくることの大切さについて、稲盛名誉会長は次のように述べられています。

 自分自身を高めようとするなら、日々の判断や行為が「果たして人間として正しいものであるのかどうか」を常に謙虚に厳しく反省し、自らを戒めていかなければなりません。
 本来の自分に立ち返って、「そんな汚いことをするな」「そんな卑怯な振る舞いはするな」と反省を繰り返していると、間違いをしなくなるのです。
 忙しい日々をおくっている私たちは、つい自分を見失いがちですが、そうならないためにも、意識して反省する習慣をつけなければなりません。そうすることによって、自分の欠点を直し、自らを高めることができるのです。
(一部要約)

 さらにその紐解き講話で、稲盛名誉会長は次のように補足されています。
 
 私は、常々「持っている哲学、思想、心のあり方、または理念、信念、あるいは人格というものが人生を決める」とお話ししています。しかし、我々人間は肉体を持って生まれてきていますから、自らの肉体を維持していくために己を守ろうとする利己的で欲望に満ちた心を持っているのです。
 そこで大事になるのが「反省」ということです。反省を繰り返し、常に心を純粋にしておかなければ、素晴らしい考え方、素晴らしい人格、素晴らしい人間性といったものを維持していくのは不可能です。心を純粋にして、自分の行動を善の方向へ向けていくためにも、「反省」は欠かせないものなのです。
(一部要約)

 今日の一言では、「反省ある日々を通じて勝ち得た人格こそが、最も堅固でかつ気高いものであり、そうしたものが私たちを素晴らしい人生へと導いてくれると固く信じています」とも言われています。

 間違いを起こすことは人間らしいことと言えるかもしれませんが、それでも、間違いは間違いとして、常に反省を繰り返し、今よりも悪くないように努力することが大切です。
 さらに、立派な人格を維持させるための心の手入れも怠ってはなりません。日々決して傲慢になることなく、謙虚な気持ちで自ら反省を繰り返すことで、自らの人生を善の方向へと導いていってみませんか!


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