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投票に行こう! Part.2 学級通信『Sagittarius』vol.77 2021.10.26発行

 公募制推薦入試まで,ほとんどの学校が1ヶ月を切りました。キミたちに残された時間は多くはありません。受かろうが落ちようが,入試の結果が返ってきたとき,それを素直に受け入れらるように,そして,その時に後悔のないように,時間の使い方を考えましょうね。
 さて,今日は一昨日の続き,選挙のお話です。投票日は31日(日),時間は朝7時から夜8時までです。今日は選挙の意義やどうやって候補者を選ぶかってお話です。
・選挙公約
 選挙公約ってのは,立候補者や政党が,「私が当選したら,こんなことを実現します」って約束です。例えば,生徒会長選挙で,現生徒会長後藤さんは「当選した暁には,ジェンダーレス制服の導入と,学校行事を盛り上げることを公約とします」って言ってましたよね。
 本来,選挙ってのはこの“選挙公約”をしっかり調べてから投票するのがベストです。しかしそうはなかなか…。って感じですよね?
・争点
 そこで,一度Googleで「衆院選 争点」で検索してみましょう。今回の選挙の争点がたくさん出てきます。この“争点”っての選挙で国民に「この問題どうします?」って投げかけられているトピックスの事です。
 具体例を挙げると「コロナ対策」,「経済政策」,「子育て支援」「年金・社会保障」,「外交・安全保障」,「憲法」,「原発・エネルギー」,「ジェンダー・多様性」などです。(NHK選挙WEBより)
 これ全部調べるのって大変ですよね?大きな政党だけでも9党,そして,自分の地域の立候補者全員ってなったらもう調べるなんて絶望ですよね... そこで,キミたちなりに興味のある争点だけでも調べてみるのはどうでしょう。
 たとえば,子育て支援なんてのは,キミたちに直結していますね。他にも,私立学校への支援や大学授業料補助,奨学金制度なんかもわかりやすいですよね?
 今のはあくまで例です。「この争点を調べなさい」って私が言っちゃうと,特定の政党に有利に働いてしまうかもしれません。だからこれ以上はやめておきますね。
・投票の意義
 よく聞く言葉があります。「だれに入れても一緒じゃない?」「自分の1票なんかで,何か変わるの?」。これ,どうでしょうね?
 例えば,私が住んでいる山科区は京都2区です。前回当選者は約65000票で当選をしています。だから自分の1票くらい増えようが減ろうが変わらないかもしれませんね。
 でも,投票によって変化するのは,キミたち自身です。今回の1票の投票で,キミたちは政治に“参加した”人です。だから,これからの日本の未来にはキミたちにも責任があるわけです。
 言い換えると,日本の未来に対して,キミたちは少しだけ“ジブンゴト”になるんですね。自分の親が豊かな老後を過ごせるかや将来の自分の子ども達が自分らしくいられるかが“ジブンゴト”になるんです。
・まとめ
 さてさて,ここまでかなり難しい話でしたが,まとめておきますね。本当はちゃんと政策を調べて投票できるとベストです。でもそれが大変だったら,自分の興味がある分野の政策だけでも調べてくださいね。
 でも,ですよ。それも大変だってなら,構いません。全然大丈夫です。だから,投票に行ってみましょう。私だって初めての選挙は何もわかない状態で投票したんですから。
 選挙に参加するから,政治に興味が出てきます。政治に興味が出てきたら,日本や自分の住む地域の将来がジブンゴトになってきます。
 そうすると私たちは“地球市民”なんだって自意識になってきますよ。てことで是非投票に行ってくださいね!
  31日,絶対に投票に行こう!
   これでキミも“地球市民”の仲間入りだ!
 

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