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ただやってみろと言って欲しくて。

母と喧嘩になった。就活の話をするといつもそうだった。あぁしたいこうしたいというと母はやったら?でも、と毎回言ってくる。私が曲を作った時曲またYouTubeに上げたよというとなんか雑音みたいなん入ってるねと言われた。自分はその雑音をわざと入れてそれも作品の一部として作った。母は私が何かを提案すると100%で褒めない。それが腹が立った。私がバイトの話でこれこれこうでこのバイトは俺には向いてないと思ったからやめたと言った。するとじゃあ何が向いてるの?と言われた。母は冗談で言ったつもりかもしれないが、私にはそうは聞こえなかった。まるで自分を否定された気分だった。東京で就職しようかなと言った時も、いいけど、暮らしていくだけでお金がいるからよく考えなさいと言われ、私が求めているのはその答えではなかった。ただやってみたら?と言って欲しかった。パチンコでバイトしてみようかなと言った時もパチンコ屋はどうだこうだと言われた。私は親に何でもいうせいか親の答えに大きく判断が揺らいでしまう性格になってしまっていた。だからこそやってみろの一言だけ言って欲しかった。これは自分のエゴだとわかってるけどそう言って欲しかった。親が私を心配して言っているのはわかってる。でも留学1週間だけでも行きたいって言った時、母は初めてお金出してあげるから1ヶ月くらい行ってこいと言ってくれた。私はその時の感情が忘れられなかった。否定されると思ったのに背中を押してくれて心配だったけど楽しく生活を送れた。母が心配して否定するのはわかるが、その心配は私が1番わかっているつもりだ。そんなのきついのはわかってるけどしたいと思ったから言ったのだ。
母に黙って背中を押して欲しいと家族4人が乗る車の中で言った。私は別に否定してないと言った。ただそうゆうことはあるよってゆうことを言ってると母は言う。私にはそれは否定に聞こえる。やってみろとただ言って欲しかった。