ハレとケから思う結婚について

 アメブロの2019年11月24日の記事と重複します。

 1 某氏の結婚についてハレとケから思う事

 2007年に知り合ったディレクターと結婚した女性芸能人の話を耳にしました。12年前に出会ったとはいえ、付き合うようになったのは2018年5月からとの事でした。過酷なロケで素に近い姿も見せざるをえないという、お互い、格好をつけられないような時の姿も受け入れる事ができたという事が強みなのかなと思いました。 「ハレ」の日の姿だけでなく、そうでない「ケ」の姿もです。

2 接触頻度とボロの発生は比例する


 本当にたまにしか顔を合わせない関係であるならば、その時だけ取り繕う事ができれば乗り切れるものですが、結婚(特に同居するという一番良くあるパターンの形式)となるとそうはいきません。「病める時も健やかなる時も」ではないですが、関係が深くなり、共に過ごす時間が増えれば増えるほどに、取り繕いきれない事態(ボロ)が出てくる可能性の方が高いです。

3 2人で問題に向き合う事


 今は別居婚などのように、毎日同じ屋根の下にいなくても結婚生活というものはおくる事ができます。しかし、仮に本人同士がうまく取り繕いきれたとしても、子どもやお互いの家族・親族がいれば、共に向き合わなければならない事が出てくるでしょう。しかももっと言うと、常に片方が片方に依存してしまう事も避け、適度な精神的自立は必要であると思います。本来ならば自分の考えをもって取り組まなければならないこと(例えば自分の実の家族の事など)であっても相手任せになってしまうと、2人の間のパワーバランスが悪くなってしまい、いつも片方にばかり負担がかかる事になってしまいます。

4 忍耐・妥協(許容・受容)という現実


 恋愛の段階では、その場のノリと勢いで何とかなる場合も多いですが、まして法律婚となるともっとシビアな「忍耐・妥協(許容・受容)」を持続させる世界なのだなと思います。そういった事がそもそも人生の課題にない人や、上記のような世界が理解できない人には向かない事であると思います。出す時は紙1枚ですが、出した後は1枚の重さをひしひしと感じるものなのですね。だから、紙を出す時に、他人になれる魔法の紙である緑色の紙にサインと捺印をする人の気持ちがよくわかります。そのくらいの覚悟がないと手を出したらいけない世界のようです。

5 理想的な夫婦の在り方


 冒頭にあげた2人ではないですが、「ハレ」の日の姿だけでなくそうでない「ケ」の時であっても共にいられる関係というのは、理想的な夫婦の在り方であると思います。


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