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月報 8月に読んだ本

 どうも、爆買いの8月が終わりました。財布の紐が緩んで最初にやることは、欲しかった本を買うことです。

 読んだ本のうち、買ったのは7冊。しかし9月頭に『ここはすべての夜明けまえ』は購入しました。これだからSF読むのは止められない。 

買った本借りた本

 言い訳します! まずシリーズ物は仕方ない。
 『ボタニストの殺人』上・下は待ちに待ったワシントン・ポーシリーズの5作目なので発売初日に駅前に行く家族を拝み倒して買ってきて貰いました。すっごく面白かった! でも次回作の予告が不穏でハラハラします。

ボタニストの殺人 ハヤカワ文庫


 『最後の晩ごはん 優しい犬とカレーライス』は子供が好きすぎて何周もしているシリーズなので買わざるを得ない。子は読了後、1巻から読み返していたのでしめしめと思っています。
 『金春屋ゴメス 因果の刀』西條奈加、デビュー作のシリーズ、2巻目まではだいぶ昔に出ていたのですが、去年に3作目が出てたんですね!! これだから物理本屋のパトロールは大事……。今や押しも押されぬ直木賞作家さんで時代物をメインにされてますが(またこれが渋くて素敵なんですわ)、ファンタジーノベル大賞受賞作の『金春屋ゴメス』は日本の関東に江戸国が独立したよ、という改変近未来ものでした。いや~しかし続きが出るとは! 嬉しくて即買い。

金春屋ゴメス

 SFマガジンは特集が嬉しくて買ったし、買って良かったです。
 『山手線が転生して加速器になりました』松崎有理は、TLで流れてきて、『すごい実験』(多田将/中公文庫)で読んだことのある粒子加速器の話かな~と思って買いました。転生した山手線がしゃべるのがかわいいし、中央線も出るよ、と子どもに言ったら不可解なものを見る目で見られました、解せぬ。連作要素があるのも惹かれた理由で、読後感も良かったです。

アル戦もとうとう21巻
悪役令嬢転生おじさんのとぼけた感じが好きです

 

 雑誌は他にフィガロジャポン10月号を買いました。名作椅子特集とDIOR提供のメイクのページが特に好き。

雑誌2冊


勉強の本

『日本の建築』(隈研吾/岩波新書)は出た当初買おうかな~と思いつつ買ってなかったら、先日の模試に出てたので先を越された気分(誰と戦っているのか……)。専門用語が多いのでいきなりこれっていうより、先に中高生向けの入門書を読んでからがとっつきやすいかも。私は建築の仕事している友達から、建築家の師弟関係を教えて貰いながら読みました。
『中学生から知りたいパレスチナのこと』は、パレスチナ問題を簡単に説明、という本ではないので注意です。中高生が学校で習うことを元にして、しかしこういうアプローチでも考えていかないと、自分事としては見えてこないよね、という誠実な作りでした。ミシマ社さんは良い本出すなあ……(しみじみ)。

 最後に、積読チャンネルを提供しているバリューブックスさんで、9月頭に通販しまくった本を載せておきます。上三段は子供のリクエスト(両親の本棚には共通テストに出そうな文体の本が無いから何か見繕うように、という依頼)による選書、最下段は自分の本です。
 子からのオーダー、SFでもファンタジーでもミステリでも翻訳ものでも新書でも随筆でもなく、キャラ小説っぽくなくて考えさせる内容のもの、模試に出てくるような小説は結構好き、とのことで、太宰か芥川か……と思ったんですがそれはまあ図書館で自分で借りなされということで。あと子が大好きな「相棒」のノベライズを買い足し。

新刊と古書入り交じり

 明らかに本を増やしすぎたので、またせっせと整理して減らして参ります。

大好きなお茶を買う資金にさせていただきます