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新卒3年目、2021年仕事の備忘録

働いてまだ3年程度しかたっていないですが、2021年は一番、仕事って大変だなと感じた年でした。そして、仕事が大変だったからこそ、仕事以外で自分が大切にしているものが何なのかをずっと考え続けていた1年になりました。

備忘録を残します。


2021年、3月1日付けで出向していた会社から本社に戻り、いわゆる花形部署的な事業の花形的チームに配属されました。(入る前は少なくともそう見えていたし、働いている今もそうだと思っています。だってめっちゃ事業全体の意思決定するし。)

それからざっと3か月。
それまでとは比べ物にならないほどの仕事をしていました。
毎日早くて21時に退社。22時くらいまで仕事は当たり前。
仕事内容は複雑かつハイストレスなものばかりでした。
この頃はまだポジティブにとらえ続けて、なんでも頑張って前向きに頑張っていました。
ちなみに、対して激しく仕事してないじゃん、と思われる強者もいるかと思いますが、仕事内容も相まって、朝方短距離走型のおうち時間大好き人間の僕には中々に刺激的なワークライフの始まりでした。

同時に、新しい環境で周りの影響を受けてしまい、物質主義的な欲求に身を任せてしまうことが多くなりました。服やら飲み会やら、その時々で「自分が求めていそうなもの」に頭やお金をつかっていました。承認欲求を満たすための行動も増えてしまっていたのではないかと思います。
(この辺は別途,、価値観に関するnoteで)

それからまた4か月。

次はやることが多岐に渡り、土日にも仕事をしなければならない時がちらほら出てきました。いっても、月に3,4日程度ですが。労働時間と併せて、仕事内容もより心に負担がかかるようなものになってもきました。

そのあたりから、仕事は何のためにやっているんだろうと、再考し始めました。必要なお金を稼ぐためなのか、社会への帰属目的なのか、やりがいなのか。

ちょっと脱線すると、僕は学生の時から、自分が人生の中で迷子になったと感じると、自分の居場所を確認するために「Where I am.」というタイトルの頭整理メモをA4ノートに取るようになっているみたいです。この時も、「①仕事の状況 ②なりたい状況 ③幸せ-内面 ④幸せ-外面 ⑤仕事で得たいもの」というトピックでノートが残っていました。これは、それまでの自分の頭の中に用意されている枠や事前知識でさばけなくなった情報を、一度ノートに取り出して、新しい枠と共に新しい順番に並べ替えて入れている作業のように感じます。服がクローゼットに入らなくなったので、クローゼットを買い替えているか服を断捨離しているかみたいですね。

脱線ついでに、このころ「仕事と幸せ」というテーマで別のnoteにもまとめようと思っていました。残念ながら、その時はまだ、良いクローゼットを買う予算がなかったので道半ばで手が止まってしまったようです。

さて、話に戻ると、働き始めて8か月ほどが経ち、自分の幸せの価値観からは少し離れたような働き方をしている状況だとある程度確信しました。併せて、現職での働き方改善をセルフで進めようと思っていましたが、携わっているビジネスと組織の影響で、すぐにそんなことができない状況になりました。もちろん転職も検討しましたが、現職の経験は、それはそれで年に大きく不相応なキャリアを積めるまたとない機会の連続だったこともあり、熟考に熟考を重ねて時間が過ぎゆくだけでした。

働き始めて9か月ほどが経ったとき、思わしくない働き方をしていると確信していた自分に、追い打ちをかけるように、かくかくしかじかさらに大きな責任と裁量がやってまいりました。喜べ働き盛り、とでも言いたいのですが、その責任と裁量は大きなストレスと労働時間を生むということが約束されていました。そしてそれは、自分の大切にしている価値観の1つを大きく脅かすものでもありました。

そこから先、年末までの約2か月、いったん、自分の価値観を棚に上げて、土日休みも2か月間の自分の価値観も、仕事にかけて働いてみました。12月下旬にプロジェクトが一時的に、終了する、それまではどうにかやってみよう。メンタルおかしくなりそうで受けた産業医面談の先生とも、この約束をしました。毎日22時くらいまで仕事は当たり前。土日だって関係なし。

11月と12月、本当に辛かったし、周りから見ていても痛々しかったと思います。あまり詳しく書けないですが、労働時間よりも仕事内容がだいぶ心に負担がかかったようで、人と目を合わせて話すことも難しくなっていたし、夕方オフィスの隅で泣いていることも終盤はほぼ毎日だったし、同期にはゾンビ化してるって言われたし。「Where I am.」は11月と12月で1回ずつ書いてたし(普段は年に1~2回ペース)。

ほんっとに辛かったけど、なんとかやり終えました。
完全ノックダウンで、終わってすぐに長期休暇とって今にいたります。

結果として、仕事面ではもちろんプラスに働いているのですが、棚に上げて、自分の価値観をフルベットしてどうなったかというと、もう前途した通りですが、精神が大幅に崩れました。最寄り駅の電車を降りると吐き気がして、オフィスに入るだけで寒気がして、PC開くと自動で頭痛。
人と話すのは好きな方なのに、誰とも話したくなくなっていました。

うん、こんなんまでして働くべきじゃない。
それが今回無理して働いてみた結論です。
結論とはいえ、これは自分にとっての、といったものですが。

きっと、自分が大切にしている価値観を守ったり、生活の中で自分を自分にしている行動をとれていればメンタルを崩すこともなかったのかと思いますが、それすらもできないほど仕事によって自分の生活は圧迫されていたのです。

さんざん、流れに任せて悲壮感漂う2021年仕事日記を繰り広げましたが、結局のところ、僕は2021年でこの経験をできてよかったと、今は本当に思っています。大きく以下4つがその理由です。

①自分の価値観を知れた
②自身の価値観の中での仕事の位置付けを見直せた
③自分の限界を知れた(何が嫌かも含め)
④自分自身と仲良くなれた。

自分の価値観というものは、案外、本当に脅かされてみないと気づかないものでした。なんだか、大量の綿に埋もれている核みたいなもので、外から水をかけられて、濡らされて、やっと輪郭がみえるようなものでした。その核に触れてみようと思うかどうかは、人それぞれだけど、僕は触れてみて、自分自身と向き合ってみて本当によかったと思っています。

そんな素敵な締めくくりができる、中々にハードな2021年のお仕事でした。

仕事から学べたことや、さんざん言っている自分の価値観についても、別途noteに残していきたいと思います。今回学べたことに関しては別のnoteにまとめました。

読んでいただきありがとうございました。




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