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コンテストに勝つためには(裏)

勝ちたい!!!


その想いがぼくを何度もあの場所に立たせた。

お久しぶりです。ろいです。
今回はコンテストの裏側(勝つために知っておくべき事)を見てきたぼくなりの分析を書いていこうと思います。

アクトの作り方とかそういうコンテストの勝ち方(表)は優れたコンテスタントから聞いてください。

この記事では界隈で敵を作るのを恐れ、皆んなが口を濁すこの界隈の汚い部分をぼくが書ける範囲で書いていきます。(ぼくだって怖いから書かない部分や誤魔化してる部分はあります、ゆるしてください。)

さて、時期的なもの(ジャパンカップが近い)というのもありこの記事を書いておりますが、カッコつけた書き出しに反して、まずぼくのコンテスト経歴をざっくり紹介し、ぼくがついてきた嘘を告白します。

チャレンジャーズライブ 
4位4回、2位1回、1位2回、ピープルズチョイス2回、特別賞1回
6大学奇術サークル合同大会
3位
ジャパンカップ
1位1回、ピープルズチョイス1回、ジョニーウォン未来賞1回
Fism Quebec micro 部門10位
(Fism Asiaに関してはコロナのためビデオ審査で、順位はつけないという特別措置ゆえ、順位なしとなっておりますが、通過者の本戦の点数的には2番目でした)

自分の評価を下げるような事を書きますが、Fism 本戦10位と聞くと世界10位!みたいにすごそうに見えますけど、実際のところ本戦マイクロ部門出場者は18人ですので半分にすら手が届かなかったわけです。さらに1番結果を残せたFismアクト(2人組のアクト)も、アクトの原型(最終的なアクトの8割)を作ったのはぼくが働いていたマジックバーの店長とふーきです。
つまりは他人の作った下駄を履かせてもらって世界の前線で戦い、敗北してきたのがろいという男の現状です。

ぼく個人で作ったアクトではチャレンジャー1位+ピープル&ジャパンカップ特別賞が限界でした。

ずっと人の作ったアクトで自分の功績かのように日本代表の枠を持っている事に罪悪感を抱えていました。
ぼくのSNSを見ていた人はわかると思いますが、ぼくは自分から「ジャパンカップ優勝!」とか「世界大会日本代表!」みたいな肩書きを使う事を極力控えていました。

みんなが「〇〇大会優勝」「〇〇cup/〇st.prize」なんてプロフに書いてる中、こんなプロフだったのはそういうわけです。決してカッコつけてるわけでも信念があったわけでもなく、ただその肩書きを名乗る実力がぼくにはなかっただけです。
それでも自分の承認欲求に負けてその肩書きを名乗ってしまった事も何度もあります。情けない話です。

長くなりましたがFism本戦出場日本代表の記事ではなく、チャレンジャー1位観客投票1位、ジャパンカップは特別賞は取れても3位にすら入らない男の記事だと思って読み進めてください。

日本のコンテストで勝てる人は海外のコンテストでは勝てない。


具体的に名前を出すと角が立ちそうなので言いませんが、国内コンテストの結果と国外コンテストの結果を比較して、何人かのコンテスト界隈上位者たちと話した時の共通認識でした。

国内のコンテストにおいては教科書通りの審査員にわかる範囲で各審査項目80点を取れる人間が勝つ。
海外のコンテストではどこか自分の特化項目で120点を叩き出し他は60点のような尖った人間が勝つ。
これをまず頭に入れておいてください、簡潔に言えば国内のコンテストに勝つためのアクトと海外のコンテストで勝つためのアクトは同じであってはならないのです。
これには主に国内コンテストの審査員のレベルが起因していると思います。

ぼくもそれなりにコンテストに関わってきた中で審査員側に立ったり、内部事情を聞いたりした感想としては、国内のコンテストの審査員は酷いの一言につきます。

各々の審査基準がバラバラ、好みや演者が身内かどうかで得点に差をつけたり(酷い時は演技終了後にルールが変わって順位繰り上げなんてのもありました)、審査中に寝ていて演技を見ていない、審査員がそもそも知識不足でタネわかっていない(実際とは全然違う手法だと言って低い点をつけていた)、とても有名なヘルダーの手順をフィードバックの時点(点数順位確定後)で「すごいねぇ!あれ君のオリジナルでしょ!」なんて言ってるのを見て失望した事もあります。(オリジナリティという点数項目があります。)

もちろん人間ですから完璧にこなす事は不可能ですし、ある程度のこぼれは仕方ないにしても、その人選はどうなんだというのを毎回見ます、見ない方が少ないとかではないです、毎回1人はコイツで大丈夫か?というのがいます。今回の審査員は完璧だなという回はぼくが見てきた中では0です。
4人まともだったらラッキー、3人なら普通2人以下ならドンマイといったところでしょうか。

ですので国内で勝つためには
①レベルの低い審査員にもわかりやすく評価しやすい部分を作ってあげる。
②審査員に嫌われないようにする。
という工程が必要になります。
純粋に良いものを作れば正しく評価されるなんて理想は捨ててください。

そんなものはコンテストに限らず全てにおいて当たり前の現実です。

素晴らしい商品より素晴らしそうな商品が売れるこの時代、素晴らしいコンテストアクトより素晴らしそうなコンテストアクトが評価されるのも仕方ない事なのです。

実際には前者と後者にはマリアナ海溝よりも深い溝があって明確に分離していないといけないのですが(なぜなら商品を買うのはそのジャンルの素人であり、審査をするのはそのジャンルのプロフェッショナルでなければならないから)、現実問題として審査員にはコンテストの素人が我が物顔で居座っているので、思考をシフトして、コンテスト素人である貴方にも分かるように簡単に評価できる部分もいれてあげまちたよ〜よちよち、という気持ちで向かいましょう。

具体的には審査員にバレない技法、手法を使うと、勝手に実現可能な一番簡単な手法を取ったと評価されるので、審査員に分かる範囲の難しい手法を取りましょう。という事です。

ぼくの先輩はトップコントロールをするのに一度カルしてクリシフするというとても無駄な工程を挟んでいました。
しかし技術点は参加者の中で上から2番目に入っていたと記憶してます。(当時はコンテスタント全員に各項目何点なのか全コンテスタント分公開されていました。)
実際他のコンテスタントの方が技術力は上だったと思います。

つまり、アクトの完成度を下げても点数を取りにいく部分を入れることが時には必要という事です。くだらない…

ここで大事なのがフラッシュはしてはならないという事です。
フラッシュすると素人の彼らにとっては何よりもわかりやすく減点をする理由になってしまいます。フラッシュしたけどこれは〇〇だよねとかそういう匙加減は彼らにはできないのです、だって違いなんてわからないバブちゃんが椅子に座ってるんだもの。

(あ!フラッシュしたぞー!ここは審査員ぽい事をするチャンスだ!減点10点!)

流石にこれは偏見ですが僕はこんなイメージでバブちゃん審査員を見ています。

まぁ流石にそれは抜きにしてもフラッシュ自体はしないに越したことはありません。自分の力量を見極めてアクトを組み立てましょう。

②審査員に嫌われないようにする

については、審査員とはいえ人間、無意識のうちに好き嫌いのフィルターがかかる事もある、というレベルではなく好みで点数差がつくことがあります。
ベストを言えば好かれて高得点をつけてもらうのがいいですが、それはまぁいろいろとね?あなたが審査員好みなら一夜をゲフンゲフン……

とにかく嫌われないようにしましょう!

界隈の中の老g…一部の年配の方達の中には実力もないのに肥大化したプライd…礼儀正しさを重視される方もいますので、最低限コンテスト前に「本日コンテスタントの〇〇です、よろしくお願いします」とだけでも言ってあげるととても喜びます。

本質よりも形式に囚われる頭ハッピーセットは、中身のない空っぽのお世辞で偽りの玉座に座らせて満足させてあげましょう。そのうち死んでいなくなるからそれまでの我慢です。

他にもロビー活動も有効な手段となります。積極的にやりましょう。


コンテストが始まる前に控え室で黙々と練習しているコンテスタントもいますが、客席にでてお客さんと話をしましょう。
嫌いなコンテスタントのアクトはどれだけ素晴らしくともリアクションしたくないように、仲のいい友達なら多少しょぼくても大きめのリアクションがしたくなるものです。

そして何度でも言いますがバブちゃんは自分で判断ができない故に客のリアクションをみて(ウケてる!すごいやつなんだ!)という思考をする可能性があります(偏見)

それを抜きにしても観客のリアクションが良いと演技はやりやすくなります。

ちょこちょこと書きましたがコンテストに勝つためにアクトを良くする以外にできる事は山ほどあります。

悪いやり方を教えるなら他の出場者の道具をバレないように壊してしまえば良いわけです。(やっちゃだめですよ?)

しかしそれくらい視野を広く持って勝利に貪欲になる事も時には重要だと覚えておいてください。
これはコンテストに限らずあらゆる物事で使える思考法ですから。

今回の記事は、まぁたぶん大丈夫だろうとは思う範囲ですが、決定的に誰かを怒らせるかもしれません。

それで怒るならそいつの器がその程度なだけなので構わないのですが(煽り)

Twitterでは書きかけの記事の一部を公開したところ「エセメンタリスト」「上位層はくずばかり」の記事が特に読みたい!との評価をいただきました。
おそらく次は「エセメンタリスト」の方を公開すると思います。

今回の記事から記事の内容を若干攻撃的なものにしていくつもりですので、ぼくはあらゆる方向に敵を作る事になるでしょう、特に界隈上位層の方たち、ひょっとしたらあなたかもしれない。

それでもなお応援して貰えるのならそれはそれはとても嬉しい事です、ゆるく長くお付き合いよろしくお願いします。

ps.ここまでボロクソに書いてはいますが、まともな審査員もいますし、お金や現実問題などいろいろ向こうにも事情はあるので一方的なぼくの偏見だと認識しておいてください。



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