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スケッチのような縫いぐるみ:ロシアのイラストレーターのカーティア・シュムコワさん

カーティア・シュムコワさん(Katia Shumkova)はモスクワ出身のイラストレーターです。 イヴァン・フョードロフ記念モスクワ国立印刷芸術大学卒業です。自作絵本も、他の作家のためのイラストもやっています。それ以外、壁紙の模様、誌面イラスト、絵葉書、ポスター、そして縫いぐるみを作ります。

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この投稿ではカーティア・シュムコワさんの縫いぐるみをフォーカスして紹介したいと思います。自分の作品をdoodle toys(スケッチのような縫いぐるみ)と呼んで、動物も、人間も色々なキャラクターを描いているシリーズを作り出します。カーティアさんは縫いぐるみをスケッチのようにするために地味で、シンプルな布を選ぶと言っています。逆に、イラストの場合は、複雑で、多層なテクスチャーを使います。

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私にとって、彼女の作品のもっとも大切な特徴は、フラットな絵を立体にする方法です。

カーティア・シュムコワさん のイラストと縫いぐるみを比べたら、フラットな絵を描く技が立体を作る方法に伝われていることが見られます。彼女のシルエットの使い方はイラストでも、縫いぐるみでも発想力を持っています。つまり、立体が絵のように作られています。だからこそ、私にとってカーティア・シュムコワさんの作品は、別のメディアムの使い方を取り込むことが普通のスタイルをもっと豊かにすることを物語っています。

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彼女の縫いぐるみは 一部で立体がフラットな絵のままに残されていて、その変更過程で不具合があったような感じがします。例えば、猫を抱いている女の人は立体の縫いぐるみになっていますが、抱かれている猫はフラットです。
その素直で、ナイーブな間違いのようなところが作品の魅力なのかもしれません。

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アーティストのページ: https://www.facebook.com/katia.shumkova/photos_all 



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