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何かを得るために

学生時代に好きだった歌の歌詞に
何かを得るために何かを失って 誰もが傷ついている
と言う一節があります。GACKTさんのmirrorって言う歌なんですけど。
あの頃は歌に没頭していて、勉強の苦痛による現実逃避は全て歌でした。
写真は冬の高知城です。おそらく、この後ろ側では梅見が開催されていて、私は彼氏と見に行っていたと思います。
 冒頭の歌詞を理解するのはある意味簡単で難しかったです。
何かを買うためにお金を失って財布が軽くなっている
と捉えて見たり、
誰かの恋人と付き合うために、その人の恋人と別れさせて その人を傷つけている
と言う、最近SNSの漫画の宣伝広告にありがちな内容を例えて見たりします。
 間違った例だとは思いますが、いま思いつくのはそんな一例なので、何か行動を起こすと言うことは多少なりとも犠牲はつきものだよと言う意味でいいと思います。何もしないまま後悔をするよりはマシでしょうが、周りに迷惑をかけない方法を考えたいものです。迷惑を気にしない場合は、それなりの覚悟をして。
 お城と関連づけるなら、お城を築くために周辺住民を集めるのですが、その人たちの労力の対価として、米や銭を分け与えていたと言う記録もあるようです。かなりうろ覚えですが、完成した祝いにいまの夏祭りにも踊られている踊りができたと言う地域もあるようです。
 晴れの日はみんなで祝い、喜び合い、穢の日はみんなで悲しみを半分にする風習は段々潰えて来ています。新しい文化を取り入れることで、昔の風習は途絶え、アイデンティティを見失うことなく、どこかで蘇ったらいいなと思っています。
 少なくとも、私は日本人である以上、どこかの国に行った時に、
「何だ、これが日本人か。平和ボケしてるなあ」
と思われないように、その国にある程度の敬意を表しながら自分の国を誇らしく思えるように、何か文化の違いを問われた時に、できるだけ答えられるようになれたらいいなと考えています。
 技術だけでなく、文化も言葉もどこに行っても通用するように。

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