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たくさんの仮面を生きる、しかしどれも「本当の私」ではなく、仮の面

こんにちは。タロットリーダーのルートトマスです。
結構前に書いたのに、アップし忘れていました(;;)

現在毎週日曜日(たまに月土など)クラブハウスで生命の木を勉強しています。生命の木には10個のセフィラーという木の実のような場所があります。その中に「イェソド(基礎)」という名の場所があり、月が対応しています。意識や無意識なども合わせた日常の私、普段の私、パーソナリティを表します。

このパーソナリティの語源は「ペルソナ」仮面です。古代ギリシャの演劇の際に、演者の区別を明確にするためにつけたのがこの仮面なのだそうです。そこから心理学などでは、日常生活を円滑にするために、社会の場面場面においてふさわしい役柄を遂行するために「夫」、「妻」、「上司」、「飲食店長」、「リーダー」、「彼女/彼氏」などの仮面を、常に付け替えながら役割を演じると言われています。もっとカジュアルに言えば、「キャラ」というのもその1つかもしれません。

この社会的に求められる役割に違和感を覚えたとき、人はモヤモヤするという感覚を抱きます。それが月が対応する「イェソド(基礎)」が発するアラートです。本当の自分はこんなはずではないとか、こんなことをするために生まれてきたわけじゃないとか、そういう「日常の自分」のあり方に違和感が生じた時、「本当の自分とは何だろう?」という感覚が湧き、生命の木では現実から離れ、自分自身を俯瞰する太陽が対応している本当の自分である「ティファレト(美)」=「本当の自分」へと向かうチャンスを得ます。恐らくこのモヤモヤは不快な違和感とともにやってくるため、何で最近は嫌なことばかりおきるのだろう?モヤモヤするのだろう?という感じで、占い師に相談したりするかもしれませんが、それは「普段の自分」から「本当の自分」へとアクセスする入り口にいるサインです。

ティファレト、イエソドについてはこちらに詳細を書いています。
ご覧になってみて下さい。

さて、普段お客様からのご相談を伺っていると、とても自己評価が低い方が時々いらっしゃいます。人生において誰もが失敗をしますし、振られたり、否定されたり、うまくいかないことに直面したりすることも多々あるでしょう。そういう時には失敗した自分、振られた自分のような仮面で過ごさざるを得ない時期も一定期間あると思います。非常にに落ち込んだ時期ということです。

しかし日常においてはぼくたちの仮面は無数にあり、常にいろんな仮面を付け替え、付け替えながら場面に応じて生きています。1つの仮面が本質であるということではなく、ある場面ではそれがふさわしいものであるということ、つまり「仮」の「面」に過ぎないで付けているのですが、無意識や潜在意識の働きにより、ある1つの仮面を「本当の自分」と誤解してしまうということが起きるのではないか。例えば「私はだめな人間である」とか、「私は幸せになれない」という仮面が外せなくてなってしまう、執着してそれを本質と誤解してしまい、そしてそれが辛いという状況に陥ってしまう、その状況が長く続いたり、同じところをぐるぐる回ったり、そうして結果自己評価が低くなっている方の陥っている状況ではないかと、生命の木を学びながら推測してみました。

特に恋愛については「恋する自分は本当の自分」と思ってしまいがちで、その際に仮面を外せなくなることがあり得るのかもしれません。(占いのご相談が圧倒的に恋愛が多いため、データが偏っているのですが・・・)

生命の木では本当の自分はイエソド(月)ではなく、ティファレト(太陽)です。これはハイヤーセルフと言ったりもするそうです。ぼくたちが現実世界でつけているたくさんの仮面はどれも「本当の私」ではありません。しかし現実世界に生きていると、その仮面のどれか1つが「本当の自分」であると勘違い、誤解をしてしまいます。生命の木は、そこにしっかりメスを入れる視点を教えてくれる、素晴らしい叡智だと感じています。
そのようなことを語っていますので、もしよろしければ、音声でも聞いていただけたら嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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