【3つのR】他部門と上手く協業するコツとは?
[ビジネス開発] という仕事に携わるビジネスパーソンは、様々な部門と常に連携しながら仕事を進めます。したがって、エンジニア、法務、財務、ポリシーといった、他の部門とうまく連携するスキルやセンスを持っていることはとても重要です。
GenZeeはあるIT企業で役員クラスとなった頃、他のビジネス開発担当にとってのコーチのような役割をしていました。皆にこの連携の重要性の話をすると、少なくない人から、「他部門との協業がストレスになることがあります。思い通りに返してくれません。いつもそこがスタック(停滞)してしまうんです。うまく協業するにはどうしたらいいのでしょうか?」という質問を受けました。
同じ社内でも管理系部門など、他の部門の人たちと仕事を進めることがストレスだったり難しさを感じたりする人が意外といるんだな、と気付かされました。
そういった声の主は、このように考えがちなのではないでしょうか?
✔︎なぜ、すぐに返してくれないんだろう?
✔︎なぜ、あれこれと質問してくるの?なぜ些細な点に拘るんだろう?
✔︎なぜ、あんな厳格、厳密なんだ?もうちょっと柔軟さをもってくれればいいのに。
✔︎今期はめちゃ予算が厳しいんだよね。売上目標がない管理系部門の人たちが羨ましいよ。
✔︎取引先から日々質問や要望やクレームが来るんだよね。管理系部門の人たちにも俺のストレスを分かって欲しいよ・・
こういったストレスを改善するいくつかの方法、それは、それらの人の立場を知る、彼らの職責を知る、彼らが日々抱える仕事を想像する、そして、お互い尊重し合う気持ちを持つことです。そこで、次の【3つのR】キーワードを念頭に入れながら、物事を考えたり、行動したりするよう、皆に勧めてきました。
Responsibility=責任
誰もあなたの仕事を妨げるつもりで働いてはいません。誰しもが各人の責任を果たすつもりでそれぞれが努力しているのです。管理業務系の人たちは、革新的なプロダクトを作ったり、強いブランドを作ったり、売上を上げる、といった責任を持つチームをサポートすることと同時に、会社のリスクを最小限に抑える、という責任を抱えているのです。無責任な仕事をしていたら、後に深刻な技術的、法的、経済的な問題を引き起こすかもしれません。従って、必然的に、彼らの仕事は、正確であり、詳細であり、そして一貫性を保つ必要があるのです。だから、あなたが協業する相手の、職務上の責任、というものを意識していることがとても大切です。そしてもちろん、あなた自身がその責任を果たすことも同様に大切です。
Reminder=念押し
何らかの作業を依頼したある人が、他の人からも受けた、多くの依頼を処理しているかもしれない、ということを想像してみてください。彼/彼女が、より優先度の高いものに奮闘している姿を想像してみてください。そんな状況だと、彼/彼女はあなたからの依頼をうっかり忘れてしまうかもしれません。メッセンジャー、メール、電話、確認ミーティング、などの、適度なリマインダーが、彼/彼女、そしてあなた自身を早く、スムーズに前に進むことを助けるのです。
Respect=敬意
誰かに何かを頼むとき、あるタスクに一緒に取り掛かるとき、逆に何らかの回答や成果物を彼/彼女から求められたとき、彼/彼女のプロ意識、というものに、敬意をはっきりと示すことが重要。GenZeeが気に入っているマナーの一つは、何かをしてもらったら、その都度、はっきりと「ありがとうございます!」、「Thank you!」とお礼を言うこと。そして、GoogleのPeer Bonusのような制度をうまく利用することです。このPeer Bonusをいいタイミングで、思いやりをこめた理由で、使うと、受け取った人は皆ハッピーになり、益々あなたと仕事をしたくなるものです。
協業作業能力というものは、ビジネス開発担当者にとっての重要な業務スキルです。したがって、他部門とスムーズに仕事を進められるスキルを磨く、ということはとても重要になります。適切に他部門と連携することにより、リスクを低く抑えつつ、より良い成果を、より早く、達成できるのです。
他部門と協業する時の業務スキル、【3つのR】の心掛けは、キャリアアップ への近道です。
以上、老兵の『実戦!キャリアアップ講座』 ”侍編” でした。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
他部門との仕事の進め方のコツは、こちらの記事をご参照下さい。↓
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