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2泊で予定詰め込みっ!はじめての広島旅①


広島に行きたかったワケ

突然ですが・・・バケットリストって書いたことありますか?

私は昨年の秋ごろに初めてバケットリスト(やりたいことを書き出すリスト)なるものを作りました。
その中に「広島に行きたい」とメモ。

日本の長い歴史で度々フォーカスされる広島。
今もなお歴史的な建造物やその跡が多く残る場所。
そんな理由から
2024年1発目の旅行先を決める際に迷いなく「広島」を選んだのです。
ただ、ひとくちに広島と言っても、広島市内はもちろん
福山、尾道、呉、いくつかの離島など様々あります。
広島県内の観光地は2泊3日程度ではすべて周りきれないので、
どこのエリアにするかずっと悩んでいました。

色々と調べる中で、江戸時代の街並みや町屋がほぼそのまま残る
広島県福山市「鞆の浦(とものうら)」に行きたいとまず思いました。

ここは、坂本龍馬をリーダーとした海援隊が所有していた
船「いろは丸」にまつわる事件が起きた場所としても有名。
「いろは丸」を復元したような渡船が運行していたり、
「いろは丸展示館」があったりと
龍馬好きにはたまらない観光地といえます。

ただ広島にかなり詳しい日本史講師をされている方のアドバイスで

まずはスタンダートに広島市内を楽しみ、
広島が好きになれそうだったら、
2回目で鞆の浦に行っては?

ということで、
今回の目的地が決まりました。

その先生の推しは、
安芸の宮島での「弥山(みせん)ハイキング」と
「呉市の観光」とのことで、そこは必ず行こうと計画。
呉れといえば海軍や戦艦大和。
これらについては、そこまで知識がなかったのですが、
これを機に調べてみようとワクワクが止まりませんでした。

Day0 フライト予約と旅行計画~余談あり~

広島に行くには新幹線・飛行機・夜行バスという選択肢が王道ですが、
私は国内でも圧倒的に飛行機派です。
自宅から羽田空港へのアクセスがいいということもありますが、
何よりもマイルが貯まったら旅行へ行くということにしているので、
今回もマイルを使います。

ANAのマイルをメインに貯めています。
エポスカード(クレジットカード)で
貯めたポイントをマイルへ移行。

エポスカードはANAの一般カードの還元率とさほど変わらず、
私の場合、特にプラチナカードなので0.6%と悪くない還元率です。

これ1枚持っておくと、
旅のコンシェルジュサービスや空港のラウンジ利用、
海外旅行保険も付帯されていますので、
初めての地でも快適に過ごすことが出来ます。

余談ですが、
以前ワーキングホリデー中にオーストラリアで大けがをしました。
救急で病院に行くことになったのですが・・・

孤独と不安と壮絶な痛みの中、エポスカードの保険対応の方が、
親切に迅速に対応してくださったことを覚えています。
処置後の通院についても、丁寧に近くの病院を探してくれ、
しっかりと帰国後の事務処理についても処理してくれました。

別件では、海外でエポスカード自体を無くしたことがあります。
すぐに現地のサポートデスクに電話したところ、
こちらもテキパキ対応してくれて、安心した記憶があります。

それから海外に行くときは必ず
エポスカードは持っていこうと決めています。

私は日々の生活や旅のスタイルなど全体を考慮して、
エポスカードを持つことにしています。

エポスカードとANAカード、グレードによってもそれぞれ年会費や特別ボーナスもありますので、お得だと感じる方、使い勝手がよい方を選ぶとよいです。

ANAカードについてはこちら↓

https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/anacard/


さて、移動手段が決まったら次は宿泊先です。

私の場合は、一休.com、楽天トラベル、Booking.com、Expedia、agodaを全体的に見ながら、
予算やエリア、食事などから決めていきます。

今回は、アクセス重視で「オリエンタルホテル広島」を選びました。

「こだわりの朝食」に惹かれた部分もあります。

ようやく旅の段取りができてきたところで、
友人に広島旅行の話をしていると、「一緒に行きたい」と
名乗りを上げる好事家がいました。
旅程は私の方で組んでOKとのことで、友人に感謝しながら
図らずも今回は一人旅ではなく二人旅となりました。


DAY1 出発~広島市内観光のはじまり

1月25日(木) 10:35の羽田発の便を選びました。
この時期は広島も雪が降る可能性があるのですが、
今回は有難いことにお天気にも恵まれました。

現地に着いてからランチをとっていると少し時間がもったいないので、
羽田空港で「和牛海苔弁当」を購入して飛行機で食べることにしました!


12:05 順調に広島空港に到着。

まず空港でしたかったこと・・・

八天堂本店のクリームパンを食べることです!

種類が豊富!
とろける瀬戸内くりーむパンはっさく/ レモン
かーぷなくりーむパンカスタード
空飛ぶくりーむパンなど・・・

かなり迷った挙句に私はあんバターを選びました・・・

広島で食べる八天堂のくりーむパンは特別感がありました。

お腹も心も満たされたところで、広島駅へ向かいます。
この時は広島空港線のバスに乗り「白市」で
山陽本線に乗り換え、空港から約1時間程度で「広島駅」に到着しました。

広島駅に到着し、「エキまちループ線」という
コミュニティバスに乗り、
ホテルの目の前の「田中町」までたどり着きました。

ここでお得情報!
「広島たびパス」という観光に便利なフリーパスがありました。
広島電鉄の電車・バス・船舶(宮島航路)で利用できるものです。

私たちはスマホで提示できる「デジタルチケット」を選びました。
1,500円で48時間使えるものにしたのですが、
24時間(1,000円)、72時間(2,000円)もあります。
旅の期間に応じて購入できます。

チケットはブラウザで開く必要があるので、
毎度ページを開くのが少しだけ面倒・・・。
アプリにしてくれるとより使いやすいな、という感想でした。
ただ、料金はかなりお得になるのでおススメです!

オリエンタルホテル広島にて、
ほぼ時間通り15:00頃にチェックインしました。

贅沢なウェルカムドリンクを楽しみたかったのですが、
荷物だけ置いて、早速観光へ出掛けます。

最初の目的地は、ずっとこの目で拝みたかった「原爆ドーム」。
ホテルからまっすぐ中央通りを10分ほど歩くと
路面電車の「八丁堀駅」があります。
ここから「原爆ドーム前駅」まで乗りました。もちろんフリーパスを利用。

少し話が逸れますが、広島市内は路面電車が驚くほど便利。
記憶では山手線の間隔くらいの頻度で乗ることが出来ます。
痒い所に手が届くような感じ。
路面電車を駆使することを前提にするとよいと思います。


原爆ドーム~平和記念公園~平和記念資料館~おりづるタワー

15:30。観光の最初の地。初めて見た原爆ドーム。
被爆したそのままの形を残していたのは知っていたのですが、
それだけではなく、
何か心に訴えかけるものがありました。

原爆ドーム

チェコ人の建築家ヤン・レツルの設計により、
大正4年(1915年)広島県物産陳列館として完成したこのレンガ造りの建物。
太平洋戦争末期には官公庁の事務所になっていたそうで、
この中にいた職員は全員即死したそうです。
爆心地から160mと至近距離での被爆でした。

当時のことは聞くばかりで目にしていないことではありますが、
どれだけの悲しい記憶がこの建物にあるのかと思うと、
言葉にならない気持ちが混み上がってきました。
この建物が現在まで残っている理由・・・
それを深く考えました。

次は、「平和記念公園」の中を通りながら、
「広島平和記念資料館」へ向かいます。
途中、G7広島サミットでも注目された「広島平和都市記念碑」から
「平和の灯」と原爆ドームを一緒に見ることができます。
平和を切に願う日本人の気持ちを表すモニュメントです。

この辺りは日本人よりも海外からの旅行者のような方が多く、
海外の方にもここから何か感じ取ってもらえたらいいな・・・と
ふと思いました。

広島平和都市記念碑

広島平和記念資料館の閉館時間は、
冬場は17:00までなので少し急ぎめで歩きました。
16:00頃入館。
内容についてはぜひ訪れて頂ければと思うのですが、
2019年4月25日(木)にリニューアルされて、
さらに見ごたえのある展示となっていたようです。

手前:平和の灯
奥:広島平和記念資料館
資料館入口

1時間では少し足りないかなというくらい
多くの展示がありました。
できれば2時間は欲しいです。

やはり館内も外国人が大半だったのですが、
みなさん真剣に展示を見ていました。
 展示を見ている少年が思わず目を覆ってしまっている姿、
 出口で号泣をしている女性を励ます男性、
 頭を抱えてベンチに座り込んでいる男性・・・

センセーショナルな展示が歴史をありのままに伝える
この資料館は多くの人の五感に訴えるものだということが分かりました。

原爆を開発するためのマンハッタン計画を紹介する展示ブースでは、
アメリカ人はどんな思いでこれを見ているのだろうか・・・
と想像してしまいました。

ロシアとウクライナの戦争を主導する人にも
ぜひこの展示をいまいちど見てほしいと思いました。

かなり重苦しい気持ちを抱えながら、
今の「平和」に感謝をしつつ
「おりづるタワー」へ。

タワー入口

原爆ドームのすぐ側にある
「おりづるタワー」は全体的にフォトジェニックな雰囲気でデザインされていて、
旅の思い出を残すのにぴったりなところです。

ここも閉館まで1時間しかなかったので、少しタイトでした。
まず、一気に12階までエレベーターで登り、
「おりづる広場・おりづるの壁」を体験しました。

このフロアでは折り鶴を実際に作って、
タワーの壁面「おりづるの壁」に投入することができます。

いくつかのアーティストがデザインした個性的な折り紙の中から選ぶことができます
タワーの壁面上部にこれまで投入された折り鶴が溜まっています
平和を願う人の数だけあります


おりづるが本当に飛んでいるかのように撮影できるフォトブース
実際はすべて平面ですが、撮影すると立体に見えます
不思議・・・


12階のテラスから見える広島の景色/手前が原爆ドーム

12階を楽しんだあとは少し時間をかけて、
折り紙と同じデザインのウォールアートを楽しみながら
1階までスパイラルスロープ(らせん状)を下っていきます。

下り方はすべり台かお散歩か選べます。
ウォールアートをじっくり見たい方は、
お散歩をおすすめします。(少し体力が必要ですが・・・)

冬場でしたが、歩いている分そこまで寒さを感じませんでした。
半屋外なので、気持ちよく歩けます。
もちろんエレベーターもあるので、お急ぎの方はそちらでもOKです。

タワーの滞在時間も1時間ほどでしたが、

ちょうどよく回れたかと思います。


DAY1のディナー

1日目の市内観光の余韻を胸に、
路面電車で「原爆ドーム前」から「広島駅」まで戻りました。

1日目のディナーは間違いなく牡蠣!ということで・・・
広島駅ビルekieに入っている「かなわ」で頂くことにしました。

牡蠣は絶対に食べたいという牡蠣好きな私は、
事前に広島在住の方にリサーチをしていました。
候補に挙がっていたのは・・・

  • 宮島の島内で食べられる焼き牡蠣(リーズナブルで美味しい)

  • 宇品の牡蠣小屋

  • 広島市内の川にに浮かぶ「かき船」

など・・・

アクセスとメニューを見た中で「かなわ」に決定しました!

予約時間まで少しあったので、ekieでお土産を購入。
たくさん買った友人は宅配にしていました。

空腹を我慢しながら入店。
個室のお席でゆっくりくつろげました。

牡蠣づくしの御膳



DAY1 ふりかえり

広島産の牡蠣をたっぷりと味わって、帰路につきました。
広島駅から「胡町」(えびすちょう)まで路面電車で。
そこから徒歩でホテルへ向かいがてら・・・。
コンビニで広島っぽいスナック菓子と「宮島ビール」を購入。

お腹いっぱいだけど・・・
シャワーの後はビールが飲みたくなるはずなので、
おつまみもしっかりと・・・

ホテルに着いたらまだウェルカムドリンクが飲めたので、
冷えた体を温めるため、ホットティーをいただきました。

ちなみにフリーパス使用額は1日目にして880円。
簡単に元が取れそう!と歓喜しました。

少しくつろいだ後、お部屋へ。

友人と部屋で今日の思い出と明日の計画を語りながら・・・
ご当地ビールをいただき・・・

友人と別れて、
ベッドに入った瞬間、寝落ちしていました。

明日はどんな日になるかなぁ~
なんて想像する暇もありませんでした・・・。

DAY2へつづく。

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