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2泊で予定詰め込みっ!はじめての広島旅②-1~宮島編~

DAY1につづき2日目:1月26日(金)の広島旅の始まりです。
この日は歴史をさかのぼって宮島、広島城、広島東照宮を巡りました。
今回は宮島編をお伝えしていきます。

前回までの記事はこちら

DAY2 おすすめの朝食ビュッフェ~宮島へ

2日目の最初はまず、オリエンタルホテル広島がこだわっている
朝食をいただきました。
大人2,500円ですが、事前予約で2,100円になります。

牡蠣料理はもちろんご当地のじゃがいもを使用した肉じゃが、
季節の炊き込みご飯、オリジナルカレーがおすすめです!

このあとカレーも味見しました!美味でした!
広島県廿日市市に本社を置くチチヤスのヨーグルトもありました

朝から腹パン食べてしまい・・・
動きたくないと思いつつも早速、観光へ出掛けます。

午前8:00 最初の目的地は「宮島」です。
日本の絶景「日本三景」の一つとして知られています。

最寄りの路面電車の駅「胡町」から広島駅まで行き、
広島駅から山陽本線の岩国行の電車で「宮島口」まで
約30分ほどで到着しました。

宮島口からフェリーで宮島まで約10分。
フェリーもフリーパスが使えます。

さすが、宮島にある「嚴島神社」が世界文化遺産に登録されているだけあって、
フェリーは8:10~18:40までは15分間隔で運行しています。
便利です。

なんだかフェリーに乗ると観光地に来たな、という
特別感があって気分が上がります。

午前9:00頃 宮島に到着しました。
この時間に嚴島神社の有名な鳥居が満潮を迎えるということで、
海に浮かぶ鳥居を撮影するにはいい時間でした。

まず、フェリーを降りたあとのお出迎えは・・・

鹿さんたち
抵抗なければ近づくこともできます。人に慣れています。
平清盛像

私は平清盛像にテンションが上がり、
バチバチ写真を撮っていたのですが・・・。
朝から人が多い割には私たちともう一組くらいしか
この像の近くにはおらず、
意外と歴史に興味がある人は少ないのかなという印象でした。

ただ、一つ言えるのは
やはりここも外国人観光客がほとんどだったので、
平清盛を知る人がいなかったのかもしれません。

宮島のゆかりのある歴史上の人物は何人かいますが、
入口にこの大きな像があるからには、
平清盛は特に深い縁があるようです。


平清盛と宮島の深い関係

ご存知の通り、清盛は平安時代末期に栄華を極めた
「平氏」の棟梁です。
武士としてはじめて太政大臣となり、
政治の実権を握ったと言われるいわゆる
「シゴデキ」ー 仕事ができる人です。

平治の乱では対立する源氏を抑えて、
軍事力を高め、このあと長く続く武家政権の基礎を造りました。

それまでは天皇が政治のトップだったのですが、
天皇家と親戚関係を築いたり、うまく取り入る中で、
当時の後白河天皇の厚い信頼を得ていきました。

この嚴島神社の整備は、日宋貿易と呼ばれる
当時の中国(宋)との商業的なつながりを拡大するために
行われました。
日宋貿易では、平家が瀬戸内海航路を掌握し、
航路の整備や入港管理を行ったそうです。
宋から来た船による嚴島への参詣を行わせることで、
当時、力の強かった寺社勢力を排除しようとしたとも言われています。

結果として、日宋貿易により平家は莫大な富を手に入れることになりました。

嚴島神社の海上社殿は清盛の援助によって造られました。
その姿はとてもユニークで、今もなお多くの人を魅了し、
1996年(平成8年)に世界文化遺産に登録されています。

その後、源氏による鎌倉幕府が開かれるのですが、
なぜ平家が衰退していったのかはここでは割愛します。

そんな嚴島神社ですが、まずは海に浮かぶ鳥居を撮影しました。
鳥居が海に浮かんでいるように見えます。

1月の午前9:00頃
満潮・干潮はネットで調べられるので確認してから行くのをおすすめします

ひとしきり写真撮影をして、そのまま社殿へ向かいました。


中に入ると、社殿側から鳥居を撮影できるスポットがあるのですが、
長い列が作られていて、時間に余裕がないときは
私たちのように諦めなければならない場合もあります・・・。

限られた時間でしたが、しっかりとお参りをしました。

全体の感想としては
老樹を目にしたときも同じようなことがあるのですが、
人間の時間感覚ではありえない長い歴史を
知っているその神社。
そこからの息遣いを感じ、
何か語りかけられているかのような雰囲気で、
言葉にならない気持ちが終始、起こってきます。

嚴島神社に圧倒されながらも
1時間ほどで次の目的地へ向かいました。

日本三景の絶景を眺める!弥山ハイキング

いよいよ宮島のメインアクティビティであります
「弥山ハイキング」のスタートです!

弥山は、宮島の中心部にある標高500mほどの山です。
高尾山より少し低いくらいです。
「弥山」とは・・・

唐から帰国した弘法大師が霊地を探し求めて宮島に立ち寄った際、山の姿が須弥山(しゅみせん・古代インドにおける聖なる山)に似ていることから弥山と名付け、御堂を建て100日間の求聞持の修行を行ったところ。
初代内閣総理大臣 伊藤博文(いとうひろぶみ)が宮島 弥山への信仰が厚く度々訪れたと云われています。伊藤博文は弥山頂上からの眺めを「日本三景の一の真価は頂上の眺めにあり」と感嘆したそうです。また、浄財(じょうざい)を集めさらに私財を投じて弥山の素晴らしさを内外に広めるため、登山道の整備まで行いました。

https://miyajima-ropeway.info/stamp/misen/

ハイキングの始まりはロープウェイからです。
嚴島神社から「紅葉谷公園」を通って
ロープウェイの「紅葉谷駅」まで徒歩なのですが、
上り坂でおそらく20分くらいかかったかと思います。
すでに息が上がるような感じでした。
一応、シャトルバスもあるので、
体力に不安がある方は利用されるといいと思います。

ロープウェイはフリーパスを持っていたので、
500円引きで乗ることができました!
<大人:往復2,000円→1,500円>

ロープウェイからの景色もいい眺めです

11:00頃、「獅子岩駅」で降車し、最終地点は山頂の
「弥山展望台」を目指します!

山の途中には「弥山本堂」をはじめ、いくつかのお堂がありますが、
本堂の目の前にある「霊火堂」は特に存在感がありました。

本堂
霊火堂
空海(弘法大師)が修法を行った際の霊火が、
1,200年たった今も「きえずの火」として燃え続けているそうです。
この火にかけられている大茶釜で沸かした霊水は万病に効果があったり、
幸運を呼ぶそうです。

山道はある程度舗装されていて、歩きやすかったです。
頂上に近づくにつれて時々、トリッキーな道もありました。
岩の間をくぐったり、本格的でエキサイティングでした。

上の方には雪がところどころ残っていました。

途中5-10分ほど休憩をしながら、
約1時間ほどして12:00頃に山頂の展望台に到着しました!

宮島 弥山山頂
五三五米

展望台からは伊藤博文が言っていた通りの息を呑むほどの
瀬戸内海の絶景を拝むことが出来ました。
山登りはこの瞬間がたまらないですよね!

広島市内側(対岸)
広島湾側

360°見渡せる展望台で少し休憩しながら、
自然の美しさを堪能することができました。

元来た道を下り、ロープウェイで「紅葉谷駅」まで戻ったのが
12:45頃でしたので、登りよりかは早く着きました。
(少し急ぎめで歩いたのですが・・・)
13:00過ぎに紅葉谷公園に戻りました。

この頃、鳥居が干潮になっている予定だったので、
見に行きたかったのですが、
あまり時間がないので、すぐにランチにすることにしました。

DAY2ランチ 宮島名物穴子めし

お昼時の表参道商店街(清盛通り)はとても混雑していました。

商店街は歩いているだけで楽しいです。
飲食店、お土産屋さんなど賑やかな通りになっています。

ランチには、まめたぬきさんの「あなごめし」をいただきました。

ちょうどランチタイムだったので15分ほど並びました。

待ちに待った穴子はふっくらしていて、
口の中ですぐにとろけてしまいました。
白米にぴったりのタレは運動後の体に染みました。

ランチ後はゆっくりする間もないまま、フェリーに乗り込みました!
フェリーから鳥居が見えたのですが、
海面が下がってしっかり全体が見えるようになっていました。

フェリーから撮影/かなり遠めになってしまいました・・・

もみじ饅頭の生みの親!髙津堂の生もみじ饅頭

バタバタしながらもフェリーから降りたところで、
宮島口駅周辺でどうしても買いたいものが・・・
「生もみじ饅頭」です。

色々と調べた中で「髙津堂」の生もみじが美味しいということで、
こちらに寄りました。
駅から徒歩5-6分のところにあります。

なんと髙津堂さんは、伊藤博文のジョークをきっかけに
もみじ饅頭というものを実際に初めて作られたお店だそうです。
詳細はぜひWEBサイトをご覧ください。

お土産用と自分用で購入しました。
自分用は帰りの電車で食べましたが、
一口目からもう美味しすぎて「生もみじ」の虜になりました。
普通のもみじ饅頭より、口当たりがしっとりしていて、
潤いのある触感です。
リピート確定!宮島に行くならマストバイです!

当初の予定では、このあと広島東照宮を見て終わりだったのですが、
友人と相談していた中で、
3日目に行くはずだった広島城に行く余裕がないかもしれない・・・
という見解になりました。

そこで慌てて広島城へ向かうことに!

広島駅まで電車で戻り、
そこから観光ループバス「めいぷるーぷ」を使って
16:00頃に「広島城」へとたどり着きました。
めいぷるーぷももちろんフリーパスを使用!

初めて目にした広島城はなんといってもスタイリッシュ。
その佇まいが格好良すぎて城の中の雰囲気イケメンだと感じました。
豊臣時代にトレンドとなった城と城下町がセットの
「近世城郭」のはしりとも言える広島城です。

有名だったり人気ランキングに入るようなお城に比べると
目立たないものの
お城好きな方なら、共感してくださる方もいるのではと思います。

ここまで長くなってしまったので・・・
広島城の記録についてのつづきは次回へ。



















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