#推薦図書 NO7 「青の炎」
「青の炎」貴志 祐介 (著)
二宮和也で映画化もされた作品。映画と同時に中学生の時に読んだこの本は衝撃的であった記憶がある。家族を守るために手段を選ばずにはいられない。そして、衝撃のラスト。これを映像化したことには拍手を送りたい。そして、この原作を読むとさらに深さを感じられる一冊、作品となっています。
櫛森秀一は湘南の高校に通う17歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との3人暮らし。その平和な家庭に、母が10年前に別れた男、曾根が現れた。曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、母の体のみならず妹にまで手を出そうとする。警察も法律も家族の幸せを取り返してはくれないことを知った秀一は決意した。自らの手で曾根を葬り去ることを……。完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。その哀切な心象風景を精妙な筆致で描き上げた、日本ミステリー史に残る感動の名作。
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