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【祝1周年】Social Coachingが私にもたらしたインパクトとは?

Social Coaching1周年、おめでとうございます。

1周年、ということは1期生である自分が参画してから1年が経ったということ、、時が経つの早いなと感じます。

この記事は、Social Coaching1周年を記念して、「Social Coachingが私にもたらしたインパクトとは?」というタイトルで参加者・関係者が毎日リレーでnoteを書いていく企画の一部です。

他のコーチの皆さんは非常に素敵というか、Passionate(情熱的)な記事をそれぞれの視点から書いてくださっています。

元々社会起業家を志望していたけれどなれなかったところにコーチとして関われて喜びを感じている方、現在社会課題に関心があって間接的にでもその課題に社会起業家とともに取り組むことができている方、自身も起業家として一緒に課題に取り組みたい方など。

しかし私は、そんな情熱があるわけでも、大きな夢や理想があるわけでもありません。それは参加当初からそうでした。

このnoteを書くにあたって、正直何を書こう、お祝いムードに水を差したらどうしようと悩みました。

しかしこのSocial Coachingに参加してよかったと思っているのは事実です。

とすれば、タイトルもあくまで「私にもたらしたインパクト」なのだから、一般論とかSocial Coachingの社会的意義とかじゃなくて、自分が感じたことを率直に書けばいいんじゃないか、という想いに至りました。

前置きが大変長くなりましたが、この記事は、とても主観的で生々しい内容になるだろうということをお許しください。

Social Coachingとは?

Social Coachingとは「誰もが真の安心から生きられる世界を」を理念とする㈱halのコーチングサービスです。

ウェブサイトのTop画像ではこのように紹介されています。

Social Coaching 公式HPより

端的に言えば、社会起業家の方々とそれを応援・サポートしたいコーチをつなぎ、社会の前進を促進するマッチングサービスです。

また社会起業家とは「社会課題解決」を重視する起業家のこと。

現代においては、ほとんどの起業家が何らかの社会課題の解決に取り組んでいるでしょうが、社会起業家の場合は社会課題解決が最優先事項であり、一般の起業家が追い求める売上・利益・スケールなどは、あくまで社会的インパクトを与えるための手段と考えているような印象です。

社会課題には大小さまざまなものがあります。パブリックスピーカーの山口周氏が、社会課題は「普遍性(意識的に困っている人の多さ)」×「解決難易度が高さ」で分類できるとある著書で述べていました。

Social Coachingに参加されている社会起業家は、どれかと言えば「普遍性が低い(困っている人が少ない、けど確実にいる)」×「解決難易度が高い(ビジネスにしづらい)」ところに果敢に挑戦されている方が多いイメージです。

そんなチャレンジを続ける社会起業家の方を、コーチングを通して事業やライフ、メンタル面のサポートするのがSocial Coachingだと思っています。

※詳しくはSocial Coaching公式HPをご覧ください。

Social Coachingへの参加

私がSocial Coachingへの参加を決めたのは昨年の9月頃でした。

開業して3か月ほどが経ちましたが、コーチとしての事業の目途が立たず、参加していた別のコーチコミュニティも終わりを迎える中で、今後どうしていこうかと考えている時期でもありました。

チームビルディングや関係性構築に携わりたかった私は「起業家やリーダーにコーチングをしたい」とよく口に出していたのですが、そんな折にコーチでもある友人から「これ合いそうだよ!」ということで紹介してもらったのがSocial Coachingでした。

私は大卒から(というか幼少から)教職畑にいた人間でビジネスや起業などとは縁遠く、また社会課題などに対してもそれほどの情熱を持っているタイプではなかったのですが、その時は自分の直感的なもので「これだ!」と思って、正直あまり深く考えず参加しました。

参加当初の学び

最初の3~4か月は、社会起業家に特化したコーチングを行うための、ハード面/ソフト面の講義やワークショップが2週に1度くらいのペースであったので、社会課題や起業に詳しくない人でも安心して始められる環境でした。

その中で行われたリレーコーチングは、一人の社会起業家に対して1人10分を3~5人ほどで順にコーチングするというもので、非常に面白く学びにもなりました。

コーチングにはある程度「導入⇒本論⇒まとめ」的な流れがあり、担当順で自分に求められる関わりが決まってくるため、そこにだけ集中することができ、スキル強化に特化することができました。

また、最終走者でない限りは頼もしいコーチ陣が後に控えているので、「ここでどうなっても、この後皆さんが上手くやってくれるはずだ!」と思え、普段では少し躊躇してしまうようなダイナミックな関わりを試す良い機会になりました。

そして、Social Coachingの大きな魅力の一つは「様々なスクールや流派のコーチがいる」というところだと思います。

CTI、銀座コーチング、The Coach、ZaPASSなど等、コーチングと一言で言っても、「目標達成」や「自己実現」を目的としていることは同じですが、実はクライアントへの関わり方やフレームワーク、そのベースとなる理論は多岐に渡ります。

それを見たり聞いたり、あるいはお互いに意見交換をしたり勉強会をしたりできるのは、コーチとして大きな学びになりましたし、「コーチングはこうあらねばならない」という鎖のようなものが少し解けた感じもしました。

社会起業家へのコーチング

社会起業家へのコーチングは、最初は結構難しく感じられました。

自分の悪い癖もあるのですが、「自分とは違う」という感覚が悪い方に働いてしまい、関わりが丁寧になりすぎて距離を縮めることができず、肝心の信頼関係構築が上手くできなかったのが原因だったと思っています。

自分がめげそうになるなかでも㈱halのりゅーじんさん、ちえりさんは「この方をぜひお繋ぎしたいです!」とオファーしてくださり、2組め、3組めとプロボノ提供させていく中で、少しずつ自分の関わりも自然な形にブラッシュアップしていけたのではないかと思っています。

そこで改めて学んだのは、Social Coachingに限らず、コーチングというのはあくまで「人と人との関わり」であるということでした。

「私はコーチ、あなたはクライアント」とか「私は起業経験なし、あなたは起業家」という感覚でいると、どうしても「ちゃんと結果を出さなきゃ」とか「起業家の方に失礼がないようにしないと」といった不安が出てきて、こちらの接し方も堅苦しいものになってしまいます。

「結果を出す」というのはプロコーチとして当然の弁えですが、本音を出してもらうためにも「自然体で関わる」ことがとても大事だと思いました。

そして、自然体で関わっても失礼がないようにするには、自然体の自分がきちんとしたプレゼンスでいることも重要だと思います。

「関係性構築や人財育成に関わるサポートがしたい」と常々お伝えしていたことで、実際にそこに関心のある社会起業家の方を紹介していただけて、今後がとても楽しみになっているのが現状です。

緩くて確かなコーチコミュニティ

最後に、コーチコミュニティについても話したいと思います。

先ほど述べた通り、Social Coachingには様々なバックグラウンドのコーチがいます。

現在も企業や組織で働きながら副業的に行っている人もいれば、自分のように個人でコーチングを生業として活動している人もいます。

コーチは案外、孤独な職業だなと感じることがあります。一人でやっているので当然かもしれませんが、思っていたよりもっと独りだなと感じます。

事業を展開させていく難しさや正解のない自己成長への焦燥感、クライアントに向き合う中で自分の弱みや痛みに向き合わなければならないしんどさなど、メンタル的にもタフネスやレジリエンスが求められます。

そんな中で、一つの"想い"の下に集まったコーチ仲間の存在というのは、それだけでとても心強いものです。

オンラインで時々集まってお互いを深掘りする会をしたり、1on1をしたり、メンタルを鍛えるワークに一緒に参加してみたり、コーチの一人が運営する農園に集まってリトリート合宿をしてみたり。

ものすごく近くて深いわけではないけれど、ある程度の緩さと軽さ、でも確かさと強さを持っているのが、このSocial Coachingのコーチコミュニティであり、そこにとても支えられているなと感じます。

この場を借りて、Social Coachingの皆さん、いつもありがとうございます!とても助けられています。

Social Coachingがもたらしたもの

冒頭で「何を書こう」と言いながら、書きすぎてしまうのが私の悪い癖であり、一方で書けてしまうのが私の特技でもあったりします。

私は「大人が今をイキイキ、子供が未来にワクワクできる世界」というのをミッションにしていますが、これはとても大きな話で抽象的で理想的です。

逆に言えば、具体的で限定的な社会課題に対して、「どうしてもこうしたい」とか「絶対こうなるべきだ」というパッションはあまり持っていません。

だけど、そういう情熱を持っている人は大好きだし、だからこそ思い悩み、それでも前に進みたいと足掻いている人のサポートがしたいという想いは強く持っています。

社会起業家はまさに「目的ドリブン」、あるいは「情熱ドリブン」で活動している人々であり、そんな方々の熱い思いに直接触れられるSocial Coachingという場は、何よりも私の活力になっています。

最後に

必ずしも「社会課題に強い関心がある」とか「自分も起業家になりたかった」という背景がなくとも、私のように「起業家にコーチングをしてみたい」「活力が欲しい」「色々なコーチと関わる場が欲しい」といった方にも、Social Coachingはとてもおすすめできると、私だからこそ言えます。

現在Social Coachingでは4期生を募集しています。

ご興味がある方はぜひ見てみてください!

Social Coachingのウェブサイト:Social Coach 応募サイト

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