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Uniqlo U 2021 春夏コレクション メンズ 発売前レビュー

先日正式に公開された、Uniqlo Uの2021年春夏コレクション。そのメンズアイテムから「これは買いだな!」と思ったものを、もうすぐアラフォーになる元アパレル業界で、今もファッション好きな私がピックアップしたいと思います。

 Uniqlo U 2021年春夏コレクション一覧はこちらから↓


私自身の服を選ぶ傾向について

服を選ぶうえで私自身の服の趣向を話させていただきますと、普段愛用しているアパレルブランドは「山内」「THE RERACS」「Y-3」「JULIUS」など日本のデザイナーブランドが中心です。

「そんなブランドを着ている人がユニクロ着るのか?」

とよく言われますが、そんな私でも魅力的に感じるアイテムがあるのを逆説的に証明しているのが「Uniqlo U」です。

服を選ぶ基準としては、

・素材や裁縫など細かい部分まで丁寧に作り込まれているもの
・シンプルながら若干の変化により魅力的な服に仕上がっているもの
・長く(最低3年)愛用できそうなもの

などが挙げられます。特に最近は社会全体が新しい生活様式に切り替わりつつあるので、部屋着と仕事着の中間ぐらいのアイテムを選ぶ傾向もあります。また「サステナブル」や「物語性」のある服は特に優先するようになりました。(ファストファッションがその対極にあるのは理解しています)


Uniqlo Uのアイテムを選ぶポイント

さて、Uniqlo Uのアイテムを選ぶうえで私なりのポイントが2つあります。


・デザイナーであるクリストフ・ルメールのブランド「LEMAIRE」の2021年春夏コレクションの傾向を調べる。

・コスパが優れている(他店で購入したら倍額以上しそうなアイテム)


この2点です。


「LEMAIRE」の2021年春夏コレクションの傾向を調べる。


「Uniqlo U」のアーティスティックディレクターであるクリストフ・ルメール自身が手掛けるブランド「LEMAIRE」。

その最旬のコレクションをチェックすることで、ルメールがいま提案しているスタイルを知ることができます。それとUniqlo Uを比較することで良いアイテムを見つける手がかりになると思います。

「LEMAIRE」2021年春夏コレクションはこちら↓


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上記4点の画像はFASHION PRESS記事「ルメール 2021年春夏コレクション - ゆるやかに、穏やかに風に吹かれて」https://www.fashion-press.net/news/62710より引用

コレクション全体を通してキーワードとして、

「アースカラー」
「ワークウェア」
「ゆったりとしたシルエット」
「ワントーンコーデ」

が浮かびました。メンズは個人的に「カーキ」色のアイテムがグッときました。これらキーワードを含むアイテムをUniqlo Uの中から選ぶと満足度の高い結果になると思います。


・コスパが優れている(他店で購入したら倍額以上しそうなアイテム)


Uniqlo Uはいわゆるコスパの良さが最大の魅力です。

ユニクロは高価になりがちな高機能素材を、大量生産することで他のメーカーでは真似できないようなコストダウンを実現しているブランドです。

そこにハイブランドで活躍しているデザイナーを起用することで、低価格で高品質、かつデザインの優れたアイテムを作ることができるのです。

「このアイテムをこの値段で買っちゃっていいの?大丈夫?」

と、思わず口に出てしまうようなアイテムを選ぶと良いと思います。代表例としてはジーンズです。国産のデニム生地を使ったセルビッチデニムが4000円弱で買えます。楽天やZOZOで「セルビッチデニム」で検索してみればわかりますが、ほとんどのメーカーが1万円超えているアイテムです。

このように、品質が良くて価格の安い、「コスパ」が優れているアイテムを探すと良いでしょう。


では、以上を踏まえたうえでUniqlo U2021年春夏コレクションで気に入ったアイテムをピックアップしたいと思います!



・リラックスフィットテーラード ジャケット画像5

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Uniqlo Uからは毎シーズン、セットアップ対応のテーラードジャケットが2型出てるんですが、今季のこれは色味がとても良いですね。リモートワークにも映えますし、ちょっとした外出にも最適だと思います。

ポリエステルと麻の混合素材なので、シワになりにくく、またちょっとヨレたとしてもそれが良い雰囲気になるんじゃないかと思います。

また、今まで2ボタンだったのが3ボタンに変更されているのも良いですね。素材感やポケットでカジュアルな印象ですが、3ボタンにすることで胸周りをシュッとした印象に仕上がっています。このバランス感はさすがUniqlo Uって感じがします。

3色展開ですが、「カーキ」と「ダークブラウン」が良いですね。実際に店頭でチェックして気に入った色のほうを買うと思います。


フーデッド コート画像7

ミニマルなモッズコートのような印象ですね。春の外出はとりあえずこれを羽織っておけば大丈夫っていう安心感があります。

モッズコートは好きなんですが、ある程度の年齢になってからフィッシュテールやぷらぷらと揺れる紐がデザインとしてちょっとうるさいなと感じるようになり、あまり着なくなっていました。

これはそういった要素が限りなく少なくて、気合わせもしやすそうなので重宝しそうです。

素材感がちょっとわからないので、実際に店頭で触ってみて決めてみたいと思います。


スウェットカーディガン(長袖)画像8

スウェット生地の新しい提案ですね。パーカーやプルオーバーはどうしてもカジュアルな印象になりますが、カーディガンだとフォーマルな雰囲気が出ますね。マーセナル加工がされているそうなので、艶のあるスウェット生地に仕上がっていると思います。

リモートワークに最適なアイテムだと思います。癖のあるアイテムだとは思うのですが、大ヒットするかセールで叩き売られるか、いずれにせよ多くの人が気になるアイテムになっているんじゃないかと思います。

ストレートスウェットパンツ画像11

去年の春夏・秋冬共に発売されて人気だったアイテムですね。黒や人気の色はすぐ完売してしまうので、オンラインストアの販売が始まったらとりあえずポチッて良いと思います。

少しワイドながら裾までストンと落ちて、裾でキュッと締まるシルエットが魅力的です。


ワイドフィットジョガーパンツ


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「フーデットコート」と同じく、ミリタリー要素を限界まで削ぎ落としたミリタリーパンツですね。初登場のアイテムなのでシルエットや素材感はなんとも言えませんが、クリーンな白が好印象です。

スラックスはちょっとフォーマルすぎる。スウェットはカジュアルすぎる。そんな時にスッと使えるアイテムじゃないかと思います。

セルビッジ レギュラーフィットジーンズ画像10

買うしかありません。

前回秋冬で登場して一番最初に完売したアイテムです。初日にはサイズ欠けして、数日後には全サイズ完売していた記憶があります。

Uniqlo Uが好きな人はもちろん、ジーンズ愛好家の方にも大ヒットしました。ユニクロの通常ラインでも「セルビッチデニム」は出ているんですが、Uniqlo Uのほうがリベットやステッチが洗練された印象です。

コインポケットが改良されて、名刺入れ程度のものが入るようになっているのが通常ラインとの大きな違いのひとつです。リベットも省略されているのでフロント部分がシンプルな仕上がりになっています。

あと、ノリがしっかり残ったリジットデニムであることも魅力のひとつですね。私自身、20代の頃にデニムにハマっていたことがあるので、こういうマニア向けの要素があるのはプラスです。

以上6アイテムに注目しています。

最後に

この記事を買いている2021年1月13日現在、関西・関東で緊急事態宣言が出され、外出自粛せざるを得ない状況下です。Uniqlo Uの発売日も緊急事態宣言の真っ只中であると思われます。

いつもであれば発売日初日に店頭で買うべし!と言うのですが、今回はそうもいきません。

基本はオンライン通販で。もし、仕事やどうしても外出が必要な時に、たまたまユニクロの近くに寄ったならば少しだけチェックしてみる、そんな感じで手にとってみてはいかがでしょうか?

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