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正論

久しぶりの投稿になります。
こんにちは、ろたです。

私の思考を整理するnoteなので色々書き殴っています。目を通す際は自己責任で。

単刀直入に本題に入ります。
私にとっての第2の母が今年の年始に結婚致しました。40代後半。
まさかまさかの嫁入りをされました。

小さい頃、母親の代わりに育ててくれた方で
会う度に「私の娘ぇ!」と何処でも関係なく笑顔で私の事を呼ぶ人です。

色気ついた話など聞いた事がなく、ただのんびり婚活をしている事くらいしか聞いてなかったのに気付けば結婚すると聞き天変地異したかと思ったくらいに驚いて、抱きしめるほど喜びました。

そこまでは良いんですよね。そこまでは。

結婚して人が変わる、とはよく言ったもので
今まで恋愛の話になると「別にいいよなぁ?恋愛してなくたって生きていけるんだからさぁ!」とゲラゲラ笑いあっていたのに結婚してお祝いにとご飯に行った際に「やっぱり結婚した方が良いぞ、結婚なんて一生しないと思っていたけど結婚したし、お前にもこういう日が来るよ」と語られまして、正直時が止まりました。

「思ってるより思われてる方が良い」

「人を信じろ」

「やっぱり人間は結婚して誰かと一緒にいる方が良い」

「一生添い続けると決めたのなら死ぬまで一緒にいるべき」

苦しくなるほどのド正論人間に様変わりしていきました。
……いや、元々ド正論人間だったんですけど拍車がかかりました。

第2の母がこっち側の人間ではなくあっち側の人間になってしまったとショックを受けまして
結構メンタルやられました。

正論を語られると自分が間違っていると思わざるを得なくなってくるんですよね。
だって人間として考えると正論なんですから。
分かってるんですよ。そんなものは言われなくたって。

けど思いません?

そんなド正論言われたところで、正論ばかりで世の中まわら無いんだが????と。

薄いグレーから真っ黒まで色々なものがあるじゃないですか。
隠し事だったり騙したり見て見ぬふりだったり。
というかそれでほぼほぼ世の中回ってると私は思っているし実際そうなんですけど。

第2の母はその逆なんですよね。
本音で、深層心理で、腹を割って。
そういう人間関係をずっと築いてきたド正論人間なのでこれから先が個人的少し怖いんです。

第2の母には1人の姪がいるんですが
その人も第2の母の結婚には少々苦い顔をしていて
ポロポロと出てくる言葉が私と同じな事に気付きお互いに共感しあっている状況にあります笑

結婚、家庭というものに正直そんなに良い印象が無い私にとって、日本人レール(?)に軌道変更するように長々と語られるとそれなりに落ち込むんですよね……

綺麗な第2の母と違って私は汚く見える。
どこで私の思考は汚れたんだろうかと。

結婚してからスタート
家庭を作ってからスタート
今までとは打って変わって違うものがスタートして見た事もない経験したこともない事ばかりが起こり始めるじゃないですか。
これからすごい荒波にのまれる気しかしないんですよね。

40代後半といっても、そこらにいる新婚夫婦と何ら変わらない状態にあり、無計画で戸建ての住宅ローンを考えていたり、必死に止めましたけど子供を授かりたいとか…旦那さんとの基盤がまだ出来上がっていない状況で色々な金銭面の負担を増やそうとしている事に客観的に怖くなりました。

分かるんです。戸建ても子供も欲しいの。犬も大好きだから欲しいのも分かる。
でも結婚して今まで1人で生きてきたのが2人になるだけだってそんな簡単な話じゃないと未婚の私は思うんです。

金銭面も生活面も絶対ガラッと変わる。
どっちかがグラつけばお互いにグラつき始めてしまう。
1人で自由気ままに過ごせていた事も結婚する事によって縛りにあうかもしれない。
色々な可能性がある中でそれすれも考えず自分のやりたいように事を進めている第2の母が怖くて仕方がない。

それでも幸せそうな第2の母の顔や姿を見ていると何も言えなくなるんですよね……

第2の母にはこれから色々な事が起こりうると思うんですよね。旦那さんとの結婚生活だったり金銭面だったり環境だったり色々。

それでも私は第2の母には今まで通り人を信じて生きて欲しいし、愛し愛されて欲しいし、結婚生活がこれから先思い描いていたものじゃ無くなったとしても、世の中が見えてきたとしても絶望しないで欲しいし、今までと変わらず私とゲラゲラ笑い合える関係でいたいんですよね……

私は両親の関係を間近で見てきたからか否か
夫婦や家族、結婚に関してはマイナスイメージしかなくて、人を信じる力も勇気もないし。
おかげで第2の母にいつも怒られてばっかなんですけどだからこそ、その色々なものを未だ知らない第2の母には知らないまま幸せなまま生きていって欲しいんですよ最期の時まで。

難しいって分かってるけど、それでも知らないまま幸せなまま生きていって欲しいんですよ……

もし第2の母が色々なことに直面して
1人で抱えそうになったら話を聞いて傍にいられたらと思う。
傷つく姿なんて見たくないけど傷つかない結婚生活なんてないと思ってるから。
最初は心から嬉しくて仕方なかったけど、色々な話を聞いている今は心から応援も喜べも出来なくてごめんね第2の母。

ただ、言いたい。
ド正論でこの世の中思ってるより回ってないよ。
現実は思ってるよりもずっと黒いよ。
それに気付いて知った時、この世の中に絶望しないで欲しい。私はそれだけを願う。



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