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⛅️好きなものを好きだと自覚して、好きだと言えるようになった。

こんにちは。

皆さんのnoteを読んでいると、
自分の心のうちを、自分とは異なる表現で言語化してくれているので、さらに自己理解を進めることができます。

タイトルの最初につけた絵文字は、今の自分の気持ちを天気で表したものです。
今日はくもりに太陽の光がさしてきています。
落ち込んでいた心に、明るい兆しが現れました。

人の気持ちは、天気のようにころころと大きく変化します。
気持ちの良い秋晴れの日もあれば、土砂降り、台風の日もある。
それでも地球は存在し続けているし、ずっと同じ天気が続くこともない。

自分自身の心も、天気のように移り変わるもの。
それを少しでも客観的にとらえられたらなあと思い、今後つけて見ることにしました。
後から振り返った時に、自分の心の天気模様が分かりやすくなるのもいいなあと思います。

継続してみて良かったら、ぜひ皆さんにおすすめさせてくださいね。



唐突ですが、
昔から私が気になって、学生時代からずっとそばに持ち続けている詩集があります。

私自身、特に詩が大好きと公言しているわけでもなく、
他に持っている詩集も特にありません。
詩が好きと自覚しているわけでもありません。

なんだか、詩集を好きだということに、少し意識高めな印象や、照れくささもあって、言えないだけなのかも知れません。


そんな、付かず離れずの距離感でずっと共に過ごしてきたこの詩集。
ふとした時に、ぱらぱらとめくるのですが、

その中の、「みずうみ」という詩がいつも私の心の琴線をそっと揺らします。

<だいたいお母さんてものはさ しいん としたとこがなくちゃいけないんだ>
「中省略」
お母さんだけとはかぎらない 人間は誰でも心の底に しいんと静かな湖を持つべきなのだ 
田沢湖のように深く青い湖を かくし持っているひとは 話すとわかる 二言 三言で

みずうみ  茨木のり子


この詩が、そっと私を勇気づけてくれている気がずっとしていました。


久しぶりに、またこの詩集を開いたのですが、
内向型を自覚してからの、自分の心理状態にとても寄り添ってくれて、
満たされた気持ちになりました。

自分が内向型であると自覚するずっと前から、
自分の心の中に存在する湖を、私自身もうっすらと感じていたのだな。
と、

長年、この詩のことが気になっていた理由がやっとわかりました。

内気であることを認められず、治したいと思っていた頃は、
この詩のことが気になるけれども、認められない、認めてはいけない存在だったのです。

けれども、
内向型である自分を自覚し、
内向型である自分を愛すると決めてから、
この詩のことをやっと好きだと認めることができるようになりました。

好きなものを、好きだと言える。
こんな当たり前にできそうなことを、ずっとできていませんでした。
そして、今、好きだと言えるようになりました。
こんな幸せなことはありません。


「みずうみ」


私の大好きな詩です。



noteでは、
私の心の中の湖を表現できたらいいなと、新たな目標もできました。

今まで、見てみぬふりをしてきた私の「みずうみ」

湖の底に沈んでしまって、半ば化石化していた気持ちたちがたくさんあるでしょう。
それらを、言葉として取り出していきたい。
その中には、光かがやく宝石なようなものも、ドロドロとしたヘドロ化したようなものもあるかも知れない。

それでも、湖の中をめぐる作業は、
今の私にとって大切な、必要な行為です。


今後とも、湖の中をめぐる旅、お付き合いしていただけると嬉しいです。


今日も一日、自分の人生を過ごせますように。





最後まで読んでくださってありがとうございました。一人一人の読者の皆さまが読んでくださることが、私の大きな活力となります。 あなたの今日が素敵な1日になりますように!