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退職にブレーキをかけるもの

仕事とは誰かの役に立つこと

必要とされるということは、素晴らしいことだ。誰かの役に立つと、自分はここにいていいんだと思える。私にとって仕事は、生活のためにお金を稼ぐことだけど、それだけではない。困っている人を助けたり、わからないことがある人に助言したりすると、感謝してもらえる。あなたがいてくれて良かったというメッセージを受け取ることができる。心の交流というものがそこにはある。

ささやかな喜び

たまに屈託ない笑顔で感謝を伝えられる。何も特別なことはしていない。仕事だからやっただけのこと。力を入れて取り組んだわけでも、深い思いやりをもって接した訳でもない。ただ、淡々と仕事をしただけなのだ。相手もきっと心の底から感激したと言うわけではない。半分は礼儀として喜んでみせるのだろう。わかっているけれど私は嬉しくなってしまう。感謝されることが少ない仕事だから。

決断を揺るがさないで

この感情は非常に厄介だ。それまで仕事を通じてさんざんな目にあってきたことを忘れてしまいそうになり、まだここにいてもいいかな、なんて思ってしまう。怒りや憎しみは手放した方が生きやすい。でも私は忘れたくないし、忘れることができそうにもない。自分を変えるためのエネルギーとして活用したい。必要とされた喜びは大切に心にしまっておいて、それはそれとして、次のステップに進むのだ。

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