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kintone SIGNPOST「プロの伴走」を考える


伴走する立場でもあり、お願いする立場でもあるので、とても大事にしているkintone SIGNPOSTです。

今回は業務改善とは違う視点での伴走 を深掘り
日本ブラインドマラソン協会
でサポート担当を務める
友人に色々と聞いてみました。


伴走という共通キーワードだけでの雑談だったのですが、
学ぶことがたくさんありました!


まずはルール編

ブラインドマラソンにもルールがあります。

ガイドロープと呼ばれる伴走紐で選手と伴走者は
つながれている必要があります。
長さも50cm以下と決まっているそうです。

あくまで伴走なので、選手を引っ張ったり、押したりするのはNGです。
大会では伴走者が選手より先にゴールをして失格になるケースもあるとか

あくまで ランナーを支援するのが伴走者であるというルール設定



次に心得編

どんな目的でマラソンを走るのか?
どの時点で目に障害が出たのか?
はじめて会った時点でしっかり聞くそうです。

いきなり聞いて失礼じゃないか?
気分悪くしないか?と思いがちだけど

目が見えなくなり
人生の中で1回 奈落のそこに落ちた。
そこから走ろうと思った。

ここまでしっかり聞くのが大事
聞けていないと良い伴走者にはなれない。

初対面でも聞ける関係性をつくれるのが良い伴走者という事なのかもしれません。

業務改善の場面でも、なぜプロに相談しようと思ったのか?
なぜkintoneを導入しようとしているのか?
経緯を知るのは大事だとあらためて思いました。


そしてテクニック編

選手に歩幅、速度を合わせること
選手より速く走れないと、伴走者は務まりません。

内側の腕はランナー寄りに振る

これはなぜでしょうか?

選手とランナーはガイド紐で繋がれています。
選手が気持ちよく腕を振れる様に、選手の腕の振りに合わせて、伴走者は腕を振る必要があります。



適切なタイミングでの声かけもとても大事になります。
「左折」「右折」「上り」「下り」だけでなく
段差や、滑りやすいマンホールの存在も伝えていきます。

選手と伴走者によっては、危険度を数値化して伝える事もあるそうです。

危険は伝えるのは大事です。
それとあわせて、危険エリアが終了した事を伝えるのも大事になります。
そうしないと、選手はずっと危険であるという意識で走り続ける事になるからです。捨てて良い情報は、捨ててあげるのが大事


伴走者が選手より高いスキルを持っているのは当然かもしれませんが
提供した情報を捨てさせる。これは目からウロコでした。
「こういうアプリは作らない方が良いですよ」「失敗する傾向が強いですよ。」
といったアドバイスは、聞き手の状況が変わったとしても、残り続けてるものかもしれません。
これから気をつけないと。



最後に

伴走とは「寄り添いながら的確な情報を提供しランナーが目的を叶えるために最善の選択をしてもらう」である。


まさに業務改善と同じですね!
業務改善も長距離走であり、相手のコンディションやまわりの状況によって
伴走のペースや声かけも変化が大事

あらためて意識していきたいと思います!!




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