**用紙選びのPoint**
あくまでも自分の主観とペアを組んでいるデザイナーとの信頼関係あってのお話なので、ハウツーにはなりません。
++どんな仕上りにしたい?++
基本的なお題はクライアントから提示されます。「優しい感じ」「強い感じ」「和っぽい感じ」大抵は漠然としたものです。わたしの仕事は、その漠然としたものを「より具体的な言葉」にしていくことです。そこがないとデザインに着手しても、よい作品は出来上がらないからです。うん、面倒くさいって思われますが、ここは自分的には避けて通れない道です。
++いろいろ具体的になったところで++
今回は用紙選びのお話なので、あれこれは軽く飛ばして(後日ゆっくり)、今度は制作サイドのお話になります。ここでは予め、クライアントから予算感を聴きだせていれば、その範囲内で何とか工面できる用紙を何点かチョイスします。デザインと対局なイメージの用紙、デザインとうまく同化する用紙、最悪の事態を考えてよく流通する用紙。などなど。。ここでポイントは、それぞれの用紙をチョイスした理由です。予算からはみ出てしまうことになっても、先に聴いたクライアントの要望に沿っていればある程度はどうにかなります(なりました。しました)
++本紙・本機 色校正は必須です++
ケチっちゃダメ絶対な色校正。デジタルデザインを見ているだけだと「いい感じだ~」と思うものも、本紙、本機で色校正を行うとうまく色がのらなかったり、思うような発色になってくれなかったりと、いろいろと問題が出ることがあります。データを調整したり、機械の微調整でどうにかなればいいけれど、基本は難しいです。なので、最初に何点か候補の用紙を選んでおきます。本紙・本機の色校正は、最近ではコストカットと言ってはぶくことも多いと聞きます。または、用紙だけ入手してオンデマンドで出力をする等。。個人的にはお勧めしません。途中経過での作業であればいいとは思いますが、本紙・本機 色校正は必須にした方がよいと考えています。その分の費用は、他でいくらでもカットできます。
++まとめ++
コストカットとは、よき響きですし何だか素晴らしいものに感じますが、それによって起こりうる弊害はしっかりと理解した上で、カットする場所はどこか?を見極めた方が最終的にはよい結果になる。と言う当たり前のお話でした。
まだまだ、伝えたいことはまとまっていませんが、よろしければサポートをお願いします。いただいたサポートはこれからの活動に役立てていきます。