見出し画像

**本機・本紙校正の大切さ**

以前の記事で校正の大切さのお話をしましたが、今回は「本機・本紙色校正」のお話を少しだけ。

以前のお話はこちら↓

最近は特殊紙や、特殊加工は費用がかかると言ってなかなか利用しないケースも企業さんによっては出てきているのも現状です。

でも、油断は禁物です。モノクロでも「イメージしていたのと違う」と言う声はよく聞きます。

それもそのはず。企業さんの複合機は最早オンデマンド機と言っても過言ではないくらい高性能。

オフセットと違い、オンデマンド機はやたらと色が鮮やかに出力される傾向にあります(とくにマゼンタ色が強いイメージですが、メーカーによって異なりますね)

グレースケールにして出力することなく、4色の設定でモノクロの原稿をオンデマンド機で出力することなんて日常茶飯事でしょう。その色を見続けていたら、用紙が変わったら。。

「かすれて見える」と言うのも無理もない話です。

そこを説明できない印刷業界の営業マンが多いことは本当に哀しいことですが、これがカラーになって特殊紙(ここではコピー用紙ではない紙で定義します)を使用したら、仕上りは大きく変わります。

大抵は、オフセット印刷をした場合、色は沈みます(暗く見えるイメージです)同じdataであっても用紙が変われば色も変化します。

最終的なコストを考えるなら、「本機・本紙校正」は必ず行って欲しいです。「イメージと違うからやり直し」の方がコストはかかります(大抵は業者負担になってしまうのが現状ですが、それも違うとわたしは考えています)。

「立場が弱いから」と言う言葉をよく聴きますが、クライアントと業者はパートナーです。対等であることを忘れないで欲しいと思います。

肝心なことも言えず、結果NGになり未来の仕事を失う前にクライアントの関係構築は行った方がよいし、「正直、この選択をしたらこうなりますよ」が言えるようになって欲しいと思うのです。

今日はそんなお話でした。


この記事が参加している募集

まだまだ、伝えたいことはまとまっていませんが、よろしければサポートをお願いします。いただいたサポートはこれからの活動に役立てていきます。