見出し画像

初出版「明日も歩きたい-多発性硬化症になり10年」

この度、kindleで出版いたしました。

出版は、かねてからの夢でした。しかし、只人の私が出版社からオファーが来るわけがありません。
それなら、自力で叶えにいこうと決めたのが、Kindle出版でした。

表紙のデザインから、文章の一文字一文字、全て自分でやりました。
アカウントを作れば、誰でも出版できる、Kindleには無限の可能性があります。

初出版に選んだのは、10年前の闘病記です。
人生の大きな転機となった難病「多発性硬化症」の治療の日々と、その後遺症による歩行困難を抱えながら、社会でどうやって生きてきたかを書き記しました。

10年経つと、記憶に頼って書くことはできませんでした。
当時の手帳が残っていたので、それを元に思い出しながら、書き進めました。
手帳には、体調の変化から、治療中は使った薬に、行った検査、そしてどなたに会ったのかまで書き残されていました。
後々読み返すことを想定してはいませんでしたが、10年前の私は記録しておくべきだと考えたのかもしれません。
我ながら、よく書き残していたと感じます。

手帳を読み返すと、当時の感情が蘇ってきました。あの時は、こんな気持ちだったとか、思い出せるものだと感心しました。
10年も経つと、忘れていた苦しさや怒りなど、出版をしなければ、思い出すこともなかったかもしれません。

自分だけが、特別な人生を歩んできたわけではありません。みんな、それぞれドラマのような人生だと思います。
初出版に多発性硬化症の闘病記を選んだのは、同じ病気の人や、別の病気や出来事で、突然人生の進路変更をする事になった人へのエールでもあります。
私は、突然歩けなくなりました。しかし、人生を諦めずに、可能な限りやりたい事をやってきました。

また、この本は現在も一般社会で自立生活を送っている私を、当時助けてくれた方に、お知らせする意味もあります。
私は本当にたくさん人に助けられて、現在の自立生活を手に入れました。
しかし、助けてくれた人に、全く恩返しができていないのです。
助けてくれた皆さまに、この本が届き、私の感謝の気持ちが少しでも伝わればと思います。

この本は、Amazonで電子書籍とペーパーバック(印刷された紙の本)で販売されています。
Kindle Unlimitedに入っている方は、無料で読めます。


ぜひお読みください。

本noteにある商品リンクはAmazonアソシエイト・プログラムを利用しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?