世の中が接客業に対して優しくなりますように。
先日久しぶりにとある有名ハンバーガーショップに行きました。
今は注文スタイルも色々あって、カードや電子マネーを使って清算出来る無人の、パネル?での注文も出来たりするようになったけど、そのことごとくを忘れてきたので、カウンターで注文しにいきました。
そしてそのカウンターのお姉さんの対応を見て、なんとも懐かしい気持ちになってしまいました。
なんというか、愛想もヘッタクレもない対応。
感じが悪いというよりは、心を殺しきった感じの接客。
まだ若い人だったと思うけど、きっと今まで多くのお客さんをさばいてきたのだろう。その中には心無い態度の人も数多くいたに違いない・・・。
もちろん彼女の以前のことは全く知らないから最初からそういう人って可能性も皆無ではないけど、あの感じは接客の中でたくさん傷つけられて、心を殺すことによってなんとか心を守って仕事しているように見受けられました。
最初に書いた「懐かしさ」はそこにかつての自分の姿を見たような気がしたからだと思います。
以前コンビニ業界で、特に日販の高い店に長くいた私も、やはり同じように心を殺しきって接客をしていました。
あんまりこういうことを書くべきではないのかも知れないけど、ハッキリ言って、コンビニの店員(社員だろうがバイトだろうが)で接客していた時は、お客さんから下に見られるというか、ナメられているというか、極論人間扱いされていないなと感じることがものすごく多くありました。
まるで奴隷かなにか。
「なぜあなたはそんな高圧的なのか?」
この疑問と無駄に戦う日々。
当然そういった態度の相手に「やんのかコラ」みたいな態度を出そうとすると大惨事になるので理不尽に耐えることになります。(時々出てたと思いますが。。)
そしてそれに耐えるには感情を殺すしかありません。
これだけでも精神衛生上相当よくないとは思いますが、よっぽどメンタルがタフな人ならいざ知らず、私のような豆腐メンタルの人間は多くの理不尽を素直に受け止めていては完全に心が病むので、そうやってギリギリのラインで心を守るしかない・・・。
先のハンバーガーショップの店員さんの接客は、かつてのそうした日々を思い出させてくれました。
接客業としてこういうのは決して褒められたものではないとは思うけど、会社や社会が守ってくれないのなら、自分の身は自分で身を守るしかないのである。
仕事以外の彼女はどんな人間なのだろうか、ちゃんと笑えているのだろうか、などとめちゃくちゃ余計なお世話極まることを思った、クリスマスのぼっちランチでした!
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