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『アルツハイマー病かな?と思った時に読む本1/3』

私の祖母は、痴呆症だった。
レビー小体型だったらしい。

最近、うちの母も忘れることが多くなってきた。
本人も気にしている。
予防医学である、カイロプラクティックを生業にするものとしては、なんとしても母に予防をしてほしい。

そんなわけで、まずは情報収集から始めた。

この本を読んで、驚いたこと。

  1. 「アルツハイマー病が予防できるとは思われていなかった」

  2. 「アルツハイマー病になった後も初期であれば9割が回復する」

  3. 「アルツハイマー病になるメカニズムは、もともと人の脳の防御反応として備わっている仕組みである」

  4. 「40代を超えたら、アルツハイマー病の予備軍とも言えるので、今のうちから予防をした方が良い」

1.については漠然と、アルツハイマー病だからって予防ができないことはないだろう、と思っていたので、欧米の論調としてアルツハイマー病になる人はなるのであって予防し防ぐことは不可能と思われていたのは大変びっくりした。

2.については、1番希望が持てた、あなたは、アルツハイマー病ですねと診断されたとしても、初期であれば脳の機能を回復させることができる!
よかった!

3.私は、これも漠然と、身体の外側から、アルツハイマー病の原因となるアミロイドβという物質の元になるものが運ばれてきて、脳に付着し、それによってアミロイドβが生産され、脳神経細胞が死滅し、記憶をなくしていくんだと思っていた。
しかし、アミロイドβを生産するのはそもそもの脳が、外側からの脅威に対してあらかじめ持っている防衛手段なのだと聞いて、ショックを受けた。
つまり私たちは、私たちにある内側の反応によって記憶をなくし、自分であることを忘れていくのだ。
アルツハイマー病になった時、私たちの中で何が起こっているのだろう?

4.私は今40代半ば、まだまだ若いと思っているけれど(苦笑)、すでに言葉が出てこなかったりしている。
固有名詞を言わずに、アレとかそれとかで済まそうとする。これは、アルツハイマー病のごく初期に見られるシグナルのようなものだそうだ。
アルツハイマー病は、何十年という期間、症状をほぼ全く出さずに病気を進行させる。症状がはっきりとわかるようになる頃には、すでにアルツハイマー病になっている、という恐ろしい病気だ。
だから、今のうちに30年後、40年後を見据えて、予防をしておかなければならない。逆に言えば予防さえできれば、アルツハイマー病にはならない可能性が高い。

おお〜、すごい!祖母が痴呆症だったので、自分の将来が大変不安であったけれど、今から予防すればまだ間に合う!

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